『速読英単語 中学版』

『中学版』は言うまでもありませんが、高校受験をいづれ控える中学生に向けて作られたものです。

しかし中学英語は熟知している人で、英語を話せるようになりたい方に最もおすすめしたい一冊です。

「え?、、中学英語はわかるし、今更勉強する必要ないじゃん。」

そう思うのも無理はありません。

では中学英語で表現できる日本語の内容を見て、会話と同じく瞬時に英語でスピーキングできますか?

できませんよね!!

中学英語は「知っている」けれども、「使えない」人がほとんどなのではないでしょうか?

「知っている」と「使える」のは、全く別物です。

『速読英単語 中学版』は、中学英語を「知っている」から「使える」ようにするトレーニングとして使えることができます。

ということで今回は速単『中学版』の特徴・使い方を見ていきます。

使用するタイミング

これから英語を0から始める人

最初から使っていい

ただし速単の長文の内容が理解できなければ、単語は「完全暗記型アプローチ」で覚えるしかないです。

英語学習で一番最初にやらなければならない「英文法」を学習するときにも、英単語が羅列した例文がいろいろ出てきます。

例文自体が理解できなければ文法の学習が進みません。

単語を効率的に覚えるために「語源」を使ったテクニックがありますが、英語学習を始めた人はまだその知識がありません。

例文にわからない単語が出てきたら、そこで暗記しましょう。

日常英会話のスピーキング訓練として使う人

中学英語の基礎(特に文法)が固まってから

本書の長文を読んで理解できなければ、まだ基礎が足りないということです。

長文の内容をスムーズにインプットできるぐらいの英文レベルでないと、アウトプットのトレーニングは進みません。

『中学版』で目指すこと

初級者

①インプット(英語基礎全般的)教材として使う。

②それまでやってきた文法の成果を、長文題材をリーディングして確認し、わからない文法を強化しする。

③それまでやってきた発音の成果を、長文題材をシャドーイング(リピーティング/オーバーラッピング)して確認し、英語の発音により慣れていく。

④単語を全部覚えて、英検3級に合格できる単語力を目指す。

中級者

①アウトプット(日常会話レベル)教材として使う。

②日常英会話で「英語が口からポン」っと素早く出てくることを目指す。

③全ての英語ライティング試験に通じる、ライティングの体質をつくる。

④英検準1級までの口頭試験で、言葉に詰まらない体質をつくる。

『中学版』の特徴

掲載語数約2300語

初級レベルにしてみれば多い印象を持つかもしれないけれど、日本人の日常生活になじみ深い単語がかなりあります。

『まとめてチェック』

テーマ別にまとめて単語が掲載されています。

例えば、『農業』は農業に関する単語が、『国名・地名』ではいろんな国名・地名の単語が羅列してあります。

発音記号一覧コーナーがある

発音トレーニングは別の参考書で専門にやっていただきたいですが、サラッと確認するために使えます。

本書の出だしは日常会話シーン

例えば「道案内」「飲食店」「放課後」のシーンなどです。

後半ほど長文題材が長くなる

長いもので150wordsくらいです。1~2分で読めます。

その他

①長文題材がinterestingです。雑学的なストーリーで知っていて損はない内容。

例えば『笑いと健康』というテーマの題材では、人間は笑うと良性の細胞が活発化して、病気が治るという実話を含めた内容です。

『秘訣は精神力』では、メンタルコントロールで体温を上昇させることができる水泳選手の話や、仕事に対する考え方を変えただけで健康的に痩せたハウスキーパーたちの話を知ることができます。

②各長文に「重要文法事項」「重要構文」を1、2つピックアップしている。

③難しいと思われる語彙・言い回しには注釈がつけられてます。

④索引があるから、本書で出てきた単語を探しやすくなってます。

『中学版』の使い方

初級者

インプット教材です。

他記事「『速読英単語』のやり方」で、述べた通りの学習手順でいましょう。

中級者

アウトプット教材として使います。

中級者とは、本書の音声を1回目に聞いたときに半分はシャドーイングできるレベルを指す。

②本書の単語はほとんど知っていると思いますが、中には知らない単語もある。

数は多くないので未知単をメモして、サッと覚えましょう。

最初から最後まで一気にやっても、1時間くらいで終わります。

③もし内容で理解できないところ(ほとんどないでしょうが仮に)があれば調べる。

これもサッと終わらせます。

④単語も内容も完璧にしたら、ひたすら「シャドーイング」「瞬間英作」。

完璧なシャドーイングを10回以上、完璧な瞬間英作を10回以上やりましょう。

簡単な日常英会話で素早いスピーキングを実現させたいならば、瞬間英作を何回も繰り返します。

中学英語はバカにできない

中学英語は日常英会話の宝庫

①中学英語で習う動詞は、「get」「take」「put」などの基本動詞を始め、日常生活で欠かせない動詞ばかり。

②中学英語の教科書は、題材が会話形式になっているものが多い。

しかし私は思うのですが、「まぁね」「そうかもね」「まったくだよ」といった一言英会話のバリエーションがもっとあれば、授業内容も実用的になると思います。

③「日常語3000語知っていれば日常会話はできる」という。

速単『中学版』は、関連語含めると約2300語あるので、全部覚えれば3000語にグンと近づきます。

中学英語がわからなければ、どんな英語もわからない

①中学英語で習う英文法は、あらゆる英語の根本になる。

高校英語は中学英語の発展型です。

高校で習ういわゆる「構文」というやつも、中学英文法の延長上にあります。

②洋画の字幕に出る英文を、中学英文法を使って解説することはいくらでもできる。

「映画」と「英文法」を関連づけることはいくらだってできます。

「How are you ?」「I’m fine.」という一番最初に習う英語ですが、あなたはこの簡単な英語からどれだけの文法事項を説明することができますか?

③中学英語の中でも、中学英文法が特に大事。

仮にですが、中学英語に出てくる単語を全て覚えましたが、文法は全く学習していないとします。

「はい、では覚えたこれらの単語を使って、この日本語の意味になるように並べ替えて英文を作ってください」と言われて、正しい英文が組み立てられるでしょうか?

たぶんできません。

それぞれの国の言語には、異なった語順のルールがあります。

文法とは、「文」の「ルール(法)」です。

つまり英単語を日本語の「文のルール」に当てはめて並べても、意味がチンプンカンプンになります。

学ぶ言語の「文のルール」を知ることが、第二言語学習者にとって最も必要なのです。

まとめ

以上みてきた通り『速読英単語 中学版』は、初級者と中級者では使う目的が異なります。

・初級者は主に「インプット強化」のため

長文を使って、「ディクテーション」「シャドーイング」「音読」しながら単語を強化していくものです。

単語帳なので単語を習得するのは当然のことなのですが、同時に英語の感覚(英語回路)を身につけていくことも必要で、長文題材が多い「速読シリーズ」ならこれが可能となります。

・中級者は主に「アウトプット強化」のため

本書の長文の内容は1回のリーディングで理解できるレベルの人が対象です。

とはいっても未知の単語少しはあるので、それは一気に片づけましょう。

そしたらあとは、ひたすた長文を「瞬間英作」して、瞬時に英語を口にする体質をつけていきます。

以上が今回のまとめです。

速読英単語は、単なる単語を覚えるためのものではありません。

英語の4技能全てを高めることができることができるもの。

今回の記事は以上とします。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

それではまた。

― To the Finest Hour ―

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