「句と節」 英文法を学習するにあたり、絶対理解するべき用語

今回の記事は「句」「節」について説明します。

前の接続詞の記事をはじめ、これまでの記事でたびたび句や節という言葉を使ってきましたが、具体的に説明したことはありませんでした。

ではなぜ「句と節」を学習するのか?

「句」と「節」を学習する理由は、英語ができるようになるというのが直接の理由ではなく、「英文法の学習をスムーズにする」ため

英文法の記事を書いてて思うのですが、どうしても「句」と「節」という文法用語を使わざるを得ません。

文法用語は嫌われるイメージありますが、頭のなかで英文法を整理するためには必要です。

整理するためのグループ化をスムーズにしてくれるのは、専門用語です。

文法を教えるにあたり、文法用語はとても便利だと思います。

でも文法用語使って説明しても、教えられる側が用語を理解していなかったら意味はありません。

そこで特に「句と節」は、文法解説するにあたりとても便利な用語ですので、皆さんにもぜひ覚えていただきたいと思います。

今回の記事では、始めに「句」を、次に「節」を解説します。

どちらもまずは「句・節とはなんぞや?」という疑問から解説していきます。

そして句も節も、「名詞句・節」「形容詞句・節」「副詞句・節」がありますので、それぞれ例文を挙げて説明いたします。

句と節の定義は難しくないので大丈夫です。

ではいきます。

「句」も「節」も、「複数の単語のまとまり」を指す。その違いは、そのまとまりの中に「SVがあるかないか」。

「句」とはなにか?

2語以上の単語が1つのまとまりとなって、1つの「品詞」として機能するもの。
かつそのまとまりの中で、「主語と動詞をもたないもの」。だから、「句」のなかには「SVがない」。(ここが「節」と決定的に違う)
それで「句」は何の品詞になるかというと、「名詞」「形容詞」「副詞」。つまり「名詞句」「形容詞句」「副詞句」。

・「名詞句」とは?

「2語以上のまとまりで、かつSVをもたないものそして名詞の働きをするもの

・「形容詞句」とは?

「2語以上のまとまりで、かつSVをもたないもの、そして形容詞の働きをするもの

・「副詞句」とは?

「2語以上のまとまりで、かつSVをもたないもの、そして副詞の働きをするもの

これらは文法を学習するうえで、超重要事項です!

名詞句

「名詞句」は「名詞」と同じ働きをします

つまり「主語」「補語」「動詞の目的語」「前置詞の目的語」の位置にきます

主語として

Studying  hard  is  very  good.」
「一生懸命勉強するのはよいことだ。」

「studying  hard」が名詞句となり、主語として働いてます。

補語として

「The  purpose  of  our  life  is  to  seek  happiness.」
「人生の目的は幸せを求めることである。」

「to  seek  happiness」が名詞句となり、補語として機能しております。

動詞の目的語として

「I  want  to  be  a  teacher.」
「おれ先生になりたい。」

「to  be  a  teacher」が名詞句であり「want」の目的語となっております。

前置詞の目的語として

「I’m  so  worried  about  failing  in  the  examination.」
「試験落ちることが心配です。」

「failing  in  the  examination」が名詞句で前置詞「in」の目的語になります。

「句」で名詞句をつくるものは「動名詞」「不定詞」があります。

「動名詞」「不定詞」に関しては、準動詞(2) 動名詞・不定詞、を参考にしてください。

 形容詞句

「形容詞句」は、「形容詞」と同じ働きをします。

つまり、名詞を修飾することもあれば、「補語」になったりもします。

名詞を修飾

形容詞句は、修飾する名詞の「直後」に置かれます。

英語という言語では、複数の語を使って名詞を修飾するときは、一般的に修飾語「句」は名詞の後に配置されるからです。

(1)前置詞を使った形容詞句
「The  cup  on  the  desk  is  nice.」
「机の上にあるコップ、すてきだね。」

「on  the  desk」が形容詞句として、「the  cup」を修飾してます。

(2)不定詞を使った形容詞句
「Give  me  something  to  drink.」
「何か飲むものをおくれ。」

「to drink」が形容詞句として、「something」を修飾してます。

(3)現在分詞を使った形容詞句
The  man  coming  here  is  my  brother.」
「ここに向かっている人は僕の兄です。」

「coming  here」が形容詞句として、「the  man」を修飾してます。

(4)過去分詞を使った形容詞句
「This  is  the  chair  made  of  wood.」
「これは木でできた椅子です。」

「made  of  wood」が形容詞句として、「the  chair」を修飾しています。

補語として働く

形容詞句が、叙述用法として使われるパターンです。

形容詞句が、補語の位置にきます。

次の(1)(2)は、第2文型「SVC」のパターン、(3)は第5文型「SVOC」のパターンです。

(1)現在進行形
「He  is  walking  along  the  street.」
「彼は道沿いを歩いている。」

「walking  along  the  street」が「be動詞」の補語として働いています。

(2)受け身表現
「He  was  surprised  at  the  news.」
「彼はそのニュースに驚いた。」

「surprised  at  the  news」が「be動詞」の補語として働いてます。

(3)第5文型
「I  made  myself  understood  in  English.」
「私は英語で自分の考えをわからせた。」

「understood  in  English」が目的語の補語として働いている。

副詞句

副詞と同じ役割なので、副詞句は「形容詞」「副詞」「動詞」「文全体・一部」を修飾します。

前置詞を使った副詞句

「I  went  to  Tokyo.」
「東京へ行きました。」

「to  Tokyo」が動詞「went」を修飾してますね。

不定詞を使った副詞句

「I  went  to  the  shop  to  buy  a  cup.」
「コップを買うためにその店に行きました。」

「to  buy  a  cup」は動詞「went」を修飾してます。

分詞構文を使った副詞句

Judged  from  my  point  of  view,  it’s  not  so  good  idea.」
「私の観点からすると、それはあまりいいアイディアではない。」

「Judged  from  my  point  of  view」が右の文全体を修飾してます。

次は「節」についてみていきます。

「節」とはなにか?

「2語以上の単語が1つのまとまり」となって、品詞として機能するもの。
そのまとまりの中で「主語と動詞をもつ」もの。つまり節とは「SV」を含んだ語のまとまり(ここが句と決定的にちがう)
節は「名詞」節・「形容詞」節・「副詞」節になる

・「名詞節」とは?

「2語以上のまとまりで、かつSVをもつもの、そして名詞の働きをするもの」

・「形容詞節」とは?

「2語以上のまとまりで、かつSVをもつもの、そして形容詞の働きをするもの」

・「副詞節」とは?

「2語以上のまとまりで、かつSVをもつもの、そして副詞の働きをするもの」

つまり句と節で違うのは、「SVがあるかないか」です。

名詞節

名詞節」は、名詞と同じ働きをします

つまり名詞節ならば「主語」「補語」「動詞の目的語」「前置詞の目的語」の位置に配置されます

主語として

That  you  are  lying  is  obvious.」
「君がウソをついているのは明らかだよ。」

「That  you  are  lying」が名詞節として、主語にきています

補語として

「The  truth  is  that  it’s  beyond  my  power.」
「ホントのところ、それは僕の力の範囲を超えているということだ。」

「that  it’s  beyond  my  power」が名詞節になって、補語として働いてます

動詞の目的語として

「I  believe  what  you  said.」
「君の言ったこと信じてるよ。」

「what  you  said」が名詞節として、「believe」の目的語になってます。

前置詞の目的語として

「I  am  interested  in  what  you  said.」
「君の言ったこと、興味あるよ。」

「what  you  said」が名詞節として、「in」の目的語になってます。

形容詞節

形容詞と同じく、形容詞節は名詞を修飾します。

通常は、修飾する名詞の直後に書きます。

「形容詞節」は、「関係詞」というものを使って、後ろから名詞を修飾します。

関係代名詞

「This  is  the  bag  which  I  bought  yesterday.」
「これは昨日買ったバックです。」

関係代名詞「which」を使った「which」節が形容詞節として、名詞「the  bag」を後ろから修飾してます。

(ここでは「関係代名詞」について理解する必要はありません。「関係詞」の記事で覚えていきましょう。リンクを貼っておきます。)

関係詞(1) 関係代名詞

関係副詞

「I’ll  never  forget  the  day  when  we  fought  with  each  other.」
「君とケンカした日のことは忘れないからね。」

関係副詞「when」を使った「when」節が形容詞節として、名詞「the  day」を修飾してます。

(ここで「関係副詞」について覚える必要はありませんが、リンクを貼っておきます。)

関係詞(2) 関係副詞

副詞節

「副詞節」は、副詞と同じ働きをします。

つまり、「形容詞」「副詞」「動詞」「文全体・一部」を修飾します。

と、いいたいところですが、、

副詞「節」となると、形容詞・副詞・動詞を修飾するというよりも、「文全体」を修飾します。

またこの際「従位接続詞」が使われます

「従位接続詞」に関しては、接続詞 「何か」と「何か」をつないで文の流れを作る、を参考にしてください。

When  I  was  a  child,  I  would  often  catch  a  fish,」
「子供のころ、よく風邪をひいたよ。」

「when  I  was  a  child」が副詞節(従位節)として、「主節」を修飾しています。

従位接続詞で副詞節が導かれることが圧倒的ですが、「複合関係詞」というものを使って副詞節がくることもあります。

「複合関係詞」は、「whatever」「whichever」「however」といった、「疑問詞+ever」の形をしたものです。

完全高校英語の文法ですが、難しくありません。

Whatever  you  say,  I  won’t  listen  to  you.」
「君がなんと言おうと、君の言うことには耳を傾けないよ。」

複合関係詞「whatever」節が副詞節として、主節を文修飾しています。

まとめ

「句と節」いかがでしたか?

今回の記事の最初に申しあげましたが、英文法を学習するうえで、句と節の意味を知っておくことはとっても重要なことなのです。

文法をスムーズに理解できるために、文法用語というものがあります。

大事なのは、用語の意味を理解してそれが実際にどう使われているかを、例文などで考察することです。

理論と実践のどちらも大切だということですね。

では今回のポイントのおさらいです。

「句」とは「2語以上の語句が1つのまとまり」となって、1つの品詞として機能し、そのまとまりの中で「SVをもたない」もの。
「節」とは、「2語以上の語句が1つのまとまり」となって、1つの品詞として機能し、そのまとまりの中で「SVをもつ」もの。
③句は、「名詞句」「形容詞句」「副詞句」がある。
④節も、「名詞節」「形容詞節」「副詞節」がある。
名詞句・節は、「主語」「補語」「動詞の目的語」「前置詞の目的語」になる。つまり、普通の「名詞」と同じ。
形容詞句は、ただの形容詞と同じく、「名詞を修飾する」「補語」にもなる。
形容詞節は、「名詞を修飾する」のみ。というのは形容詞節は、関係代名詞・関係副詞を使って名詞を修飾する場合しか使わない。
⑧形容詞が「句・節」の場合は、後ろから名詞を修飾。
副詞句は、「副詞」「動詞」「文全体」を修飾
副詞節は、「文全体」を修飾(従位接続詞が使われる)

句と節の記事は以上でございます。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

それではまた。

― To  the  Finest  Hour ―

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孤独なライター
こんにちは!孤独なライターと申します。 海外に行けば英語が話せるようになると思っていましたが、ワーキングホリデーを経て、「英語は日本でものにできる」というのが、私の英語学習のモットーです。 英検準1級 TOEIC L&R 880 VERSANT 46 保持しております。