句動詞の学習の仕方 ー 基本イメージを使って記憶を定着させよう ー

こんにちは!

英語の「句動詞」についての記事を書いていきます。

「動詞を修飾する語」が「動詞」と結びつき、「動詞本来の意味をふくらませてまた違う意味へと変わる現象」をみていきます。

「動詞を修飾する語」とは、「副詞」や「前置詞句(=副詞句)」のことです。

句動詞は、いわゆる熟語・イディオムのことで、英単語の数とまではいきませんが、ものすごくたくさんあるので、熟語集の参考書がたくさんあります。

日常会話レベルを目指す方にとっても、1冊くらい日常会話必須の熟語集をマスターしてもいいのではないかと思います。

いずれイディオムはただ暗記するだけでなく、語句の基本イメージから意味を想像しつつ暗記すると、より記憶が定着しやすくなります。

今回の記事の流れは、、

①まずは「句動詞とは何か」について

②句動詞の学習の仕方について。

②句動詞のパターン別に、例を挙げて句動詞をみていく

③句動詞のおすすめ教材の紹介。

ではいきます。

 

 

句動詞とは?

 

 句動詞は「句」「動詞」であって、「句になった」「動詞」です。

「句」とは、「2語以上の主語・動詞をもたない(つまり「文」ではない)単語のまとまり」

つまり

句動詞とは「2語以上の単語とセットになった動詞」。
そして
「句動詞」は、動詞の元の意味をさらに膨らませる。

では全ての動詞が句動詞になることができるのかというと、全てではありません

句動詞になる動詞は、「基本動詞」です。

基本動詞は日常生活でよく使われる動詞でしたね。

例えば「get」「take」「put」など。

動詞が「何と」くっついて句動詞になるかというと、「前置詞」「副詞」をメインにあとは「名詞」です。

句動詞に使われる前置詞・副詞は、これもまた日常的に多用されるいわば「基本前置詞」「基本副詞」です。

前置詞でいえば、「with」「without」など。

副詞でいえば、「up」「down」など。

そして最も句動詞に使われるのが「もともと前置詞だが副詞にもなる前置詞」です。

例えば「on」「by」「in」など。

 

句動詞の学習の仕方

句動詞は英語学習者が苦労する厄介なもの。

なぜかというと、動詞が句動詞になることで、動詞1語の時だけでは言い表せない「いろんな」意味になるから
全く同じ句動詞でも、状況別によって意味が変わります
だから同じ句動詞でも意味がたくさんあるので、意味を1コ1コ暗記しても太刀打ちできません。

ではどうするのか?
やはり「基本イメージ」からのアプロ―チ
「動詞」の基本イメージと、「前置詞・副詞」の基本イメージを合わせるのです。

想像しながらアプローチすれば、記憶の定着につながります。

さっそくですが句動詞を1つ紹介します。

Come  on  in !」
中へお入りください。」

これ、動詞は「come」ですが、訳すと「来る」という言葉はありません

しかし「come」「on」「in」の1つ1つの基本イメージを合わせると、、

「来る」「接触」「中」

「中に来て(誰かと)接触する」

「中にお入りください。」

と意味を捉えることができます。

このように句動詞は、、

イメージで意味を推測できることもよくある

イメージも大事ですが、ある程度は暗記して瞬時にアウトプットできるのが理想です。 

ただし最初はイメージを使って意味を推測するアプローチがおすすめ。

記憶定着につながりやすいからです。 

句動詞はいわゆる「イディオム・熟語」なので、暗記分野でもあります。

でも、「100%暗記だ!」というと退屈で学習が続かないので、まずはイメージで句動詞をせめていってください。

では以降、句動詞のパターンをみていきます。

句動詞のパターン

動詞(自動詞)+副詞

「go  on  (doing)」

    「機動状態で」「行く」

「~し続ける」

「go  off」

    「離れて」「行く」

 →「退場する」「爆発する」

「hold  on」

   「機動状態」「を保つ」

「待つ」「電話を切らないでおく」

動詞(他動詞)+副詞

「put  off  O」

「離れて」「置く」 

「Oを延期する」

「get  off  O」

「Oから離れた」「(ある状態を)ゲットする」

「O(電車やバス)を降りる」

「put  on  O」

「Oを接触状態に」「置く」

「~を着る」

動詞+前置詞

「動詞」は意味的には「他動詞的」ですが、文法的には「自動詞」です

「look  into  O」

「Oの中に入って」「見る」

「Oを調査する」

「call  for  O」

「Oを求めるように向かって」「呼ぶ」

「Oを求める、必要とする

「take  after  O」

「Oの後」「をとる」

「Oに似る」

動詞+副詞+前置詞

動詞の意味は「他動詞的」ですが、文法上は「自動詞」です

「go  in  for  O」

「Oを求めて」「中に」「行く」

「Oに参加する、Oを好む」

「look  forward  to  O」

「Oに向かって」「前を」「見る」

「Oを楽しみにしている」

「come  up  with  O」

「Oと一緒に」「高まって」「来る」

「Oに追いつく、(考えなど)を思いつく」 

動詞+名詞+前置詞

動詞の後に名詞がくるので、他動詞型です

「take  advantage  of  O」

「~の」「メリット」「を取る」

「~を利用する」

「make  much/little  of  O」

「~の」「大部分/小部分」「をつくる」

「~を重視する/軽視する」

「pay  attention  to  O」

「~に対して」「注意」「を払う」

「~に注意を払う」

句動詞のおすすめ教材

 

『イラストでわかる!ネイティブの句動詞』 アスク出版

本書は、初心者に最適な句動詞の人気教材です。

わかりやすいイラストで理解しやすい。

本省は、イラスト・フレーズ・例文を使って句動詞を理解するアプローチをとっております。

本書は3つのパートで構成されております。

① Part 1「最重要動詞23」

基本動詞の句動詞のパートで、なんとこのパートだけで2/3を占めています。

このパートだけで350コのフレーズ。

パート1内は動詞ごとに分かれており、各動詞の冒頭で「動詞の基本イメージ」がのっており、その後に「句動詞の意味」が解説されてます。

②Part 2「重要句動詞 A to Z」

パート1以外の頻出度が高い動詞を使った句動詞を扱っております。

このパートには150コのフレーズ。

パート1ほどの詳しさはなく、フレーズと例文のみです。

③Part 3

パート1、パート2で出てきた句動詞のフレーズを、前置詞/副詞別に分けてまとめたパートです。

だからフレーズは「350+150」個。

パート1, 2の復習感覚として読むといいです。

とにかくイラストが多いので、休憩中とかに楽しく読める教材なのでおすすめです。

『”英語のしくみ”が見える [ 基本動詞+前置詞 ] イディオム1000』

「The イディオム集」です

本書にイラストはありません。ひたすら文字の羅列です

だからこそ、本の厚さのわりには1000以上というたくさんのイディオムを載せることが可能だと思います。

そして「1180」の例文

本書の最後に索引がついてますので、辞書的に使うことができます。

この参考書は、前置詞・副詞ごとにイディオムが分かれています。動詞ごとではありません

最初のほうに、「基本動詞・前置詞・副詞の基本イメージ」の解説がありますが、なんせイラストがないので、基本イメージの解説の充実度は期待できません。

<基本動詞・前置詞の基本イメージをひと通り知っている方におすすめ>

この参考書は、句動詞をたくさん覚えるチャンスを与えてくれます。

この参考書のアドバンテージは、句動詞の網羅性の高さです。

句動詞を辞書のように、検索できます。

ところどころに「使い分け」コーナーが設けられております。

例えば

「get away」 VS 「go away」

この2つの意味の違いは?

このような似ている句動詞の比較解説コーナーが、ところどころにあります。

例文自体の音声はあります。ダウンロード形式です。

以上、この参考書をおすすめしたい方は、基本動詞・前置詞の基本イメージをすでに知っていて、句動詞をガンガン覚えたい方です。

 

 

 

まとめ

以上「句動詞」をみてきましたが、いかがでしたか?

句動詞となると、動詞本来の意味から離れた意味へと変わるのがわかったかと思います。

そしてさらに句動詞は、同じ句動詞でもシチュエーションによってまた違った訳になるという厄介なものです。

ですのでアカデミックな論文といった、読者に誤解をなるべく生じさせないような英文では、句動詞はあまり使われません

しかし小説や映画ドラマ、日常会話では句動詞がバンバン使われます

句動詞を構成する1語1語が、日常語の「基本動詞」「(基本)副詞」「(基本)前置詞」なのでね。

ということで句動詞をたくさん覚えれば、スピーキングの幅が広がります。

では今回のまとめにいきます。

①句動詞とは、動詞に1語以上の語句がくっつき(動詞を修飾)、動詞本来の意味をふくらませて、違った意味になる「動詞句」。
②句動詞を形成するのは、「基本動詞」「(基本)副詞」「(基本)前置詞」。いずれも中学英語で習うような、日常よく使われる語句。
③句動詞は「イメージ」を使うと意味を記憶しやすい。「動詞の基本イメージ」と「副詞/前置詞の基本イメージ」を合わせて、句動詞の意味を想像してみる。

 

― To  the  Finest  Hour ―

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孤独なライター
こんにちは!孤独なライターと申します。 海外に行けば英語が話せるようになると思っていましたが、ワーキングホリデーを経て、「英語は日本でものにできる」というのが、私の英語学習のモットーです。 英検準1級 TOEIC L&R 880 VERSANT 46 保持しております。