「前置詞」おすすめの教材

今回は日本人にとって理解しにくい、「前置詞」に関する教材を紹介いたします。

前置詞は日本語にはない品詞なので、我々には馴染がないんですよね。

そして前置詞は、状況によって意味が違ってきます。

さらに頻出度が高い前置詞(on, in, off, by など)の中には、動詞を修飾する「副詞」にもなり得ます。

ということで前置詞の学習は必要なんです。

そしてたくさん英語にふれて、場数を踏んで慣れていくことが必要です。

これが前置詞です。

▢ 前置詞は原イメージを知ることが必須

状況によりいろんな意味になる前置詞の、1コ1コの意味なんて暗記してられません。

前置詞にもそれぞれ本質イメージがあります。

「本質イメージをベースにして、そのときに適した意味へとふくらませていく」

これが前置詞習得の極意です。

とにかくイメージを大事にしてください。

今回紹介します2冊の前置詞の参考書は、どちらも前置詞の本質イメージを、図やイラストを使って解説しております。

この2つの大きな違いは、「網羅性」「専門性」です。

1冊目に紹介する参考書は、大体の肝心なところだけとりあえず勉強したいという、初心者に向いたものです。

2冊目は、英語が好きだし、誰も知らないことの英語を知りたい、奥が深い前置詞を極める勢いで勉強したいという方におすすめします。

2冊目は詳細なことにまで突っ込んだ内容ですが、決して難しくはなく、休憩中にでも読みたくなるような面白い参考書です。

それでは、本題にいきます。

『もう迷わない 前置詞の使い方が分かる本』 明日香出版社

本書は、主要な前置詞のみに絞ったテキストです。

「in」「by」「to」「for」といった、基本前置詞9つです。

ですので本書をおすすめする方は、英語初心者や重要な前置詞をサラッとやりたい方といえます。

全部で12チャプターあり、1~9チャプターで前置詞9つを取り上げています。

1~9までの各チャプターの冒頭で、各前置詞の基本イメージを、イラストを使って表してます。

本書全体ではイラストがあまりなく、文字数も少ないのでシンプルな作りで読みやすいです。

1~9のチャプターの中には、『合わせて覚えておきたい前置詞』(基本前置詞9つ以外)の説明もあります。

例えば、「in」の中のチャプターでは、「into」も取り上げてます。

本書の1~9のチャプターの構成を、「from」を使って書いていきます。

「from」

・基本イメージ →「起点」

・派生イメージ →①「出発点」(いくつかの例文)

         ②「並列」~から,,,,,,へ(いくつかの例文)

         ③「視点・観点」(いくつかの例文)

こんな感じです。

音声はダウンロードで、音声はこの例文を収録したものです。

最後の3チャプター(10~12チャプター)は、「シチュエーションは似ているが、使う前置はこっちじゃなく、これ」といったことを、比較・対峙させて解説しております。

『前置詞使い分けBOOK』 ベレ出版

本書は、前置詞が放つイメージの概略を知るためのもので、全部で55コもの前置詞を網羅しており、かつ分厚い本なので、前置詞の辞書として活用できます。

なので前置詞をマジで詳しく知りたいという方は、もってこいの参考書になるかと思います。

例文もイラストも豊富にあるので、充実度は高い!

イラストがシンプルで、万人受けする印象です。

「句動詞」も併せてたくさん学習できます。

また前置詞の教材ですが、基本前置詞は副詞としてもよく使われるので、副詞としての使われ方にも十分に言及しております。

本書は、前置詞の基本イメージを明確につかめるよう、より多方面からターゲットの前置詞にアプローチしてます。

他の前置詞と比較したり、語源を使った内容を盛り込んだり、前置詞が動詞や名詞と合わさった成句(イディオム)をまとめたりしています。

本書は3つの章で構成されています。

第1章は、『位置・時間を表す最重要前置詞』です。

「at」「in」「on」3つの解説です。

第2章は、『主要前置詞』で上記3つ以外の前置詞です。

「for」「of」「by」などがこの章に収められてます。

第3章は、『前置詞図解一覧』で、約30種類の前置詞のイメージを、シンプルな図で表した一覧表になります。

本書には音声はついてません。

前置詞の基本イメージを知るのが目的なので、音声がなくとも特に支障がないと思います。

まとめ

以上前置詞の参考書を紹介してきました。

前置詞は日本語にない文法なので、なかなか定着するまでに時間を要することとなります。

まずは、前置詞それぞれの基本イメージから覚えていきましょう。

もちろん、前置詞の文法的使い方も知らなければいけません。

「前置詞があったらその後ろに名詞がくる」「前置詞のカタマリは、形容詞句・副詞句になる」といった内容ですね。

これは前置詞の文法の基本です。

もし実際に英語で会話する機会があったら、私の経験上「どの前置詞を使えばいいのかな」とかナイーブにならなくていい気がします。

会話するときに、使う前置詞がネイティブと多少ずれたとしても、そこまで支障が出ないようです。

もちろん真逆の基本イメージの前置詞を言ったなどは別ですが、、例えば

「I ‘m for your idea」と「I’m against your idea」は全く真逆の意味になります。

「in」のほうがより正確だけど、間違って「into」を使ってしまった、、これらは基本イメージが似ているので、会話にそれほど影響は生じないでしょう。

ただし、文法問題で「正しい前置詞を選べ」という問題でしたら、類似した前置詞があっても正解を選ばなければなりません。

わたしは、「前置詞」というものを通して、英語ってイメージが大事なんだなと痛感しました。

高校時代なんかは、英語が得意だったのにも関わらず、先ほど述べた前置詞の基本的文法事項すら知りませんでした。

もう何年も英語に携わってますが、いまだに前置詞は完璧と言えません。

長期スパンで勉強しなきゃいけないことは、「ベストではなくベターの追求」で臨むべきだというのが私の考えです。

「まずは前置詞の基本的なイメージを知ってみたい」という方には、1冊目の参考書をおすすめします。

「いや、おれは前置詞を徹底的に極めたい」という方には、2冊目の参考書をおすすめします。いわば「前置詞の辞書」です。

今回の記事は以上といたします。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

― To the Finest Hour ―

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