動詞が英文の「レイアウト(配置図)」を決める(2) ー  文型にはそれぞれ大まかな意味がある ー

文法

動詞が英文の「レイアウト(配置図)」を決める(1)

この記事は、上の記事とつながっている内容です。

今回は、英語の「文型」、というものを実際に見ていきます。

いかにも「文法用語」チックな響きですが、英語を知らない一般人が嫌がっているだけで、英語を習得するためには理解する必要があります。

なぜかというと、、

「英語の文型」は全部で、5種類!!

全ての英文は、この5種類のどれかで構成されているからです。

そして、その5種類にはそれぞれ少し意味が決まってしまうのです。

つまり、「それぞれの文型は、それぞれの本質的意味をもっている」といういこと。

それを今回の記事でやっていきます。

第1文型「S+V」 「SはVする(いる)」 「動作そのもの」「存在」に焦点がある

第1文型のレイアウト

(主語)+動詞

一般動詞の第1文型  「動作そのもの」に焦点がある

「I  walk  everyday.」 

「私は毎日歩きます。」

S=「I」    V=「walk」   M=「everyday」

一般動詞の第1文型 「動作そのもの」に主眼が置かれる

例えば、次の2つの違いをお考えください。

「 He  kicked  a  ball. 」 

 「 彼はボールを蹴った。」

S=「He」 V=「kicked」 O=「a  ball」

これは、後で説明する「第3文型」です。

イメージとしては、、

「足でボールを蹴って、ボールに力が及び、ボールが動いた」という感じ。

「ボールが動いた」ことまで意味に含んでます

しかし次はというと、、

「 He  kicked  at  a  ball. 」

S=「He」        V=「kicked」          M=「at  a  ball」

「 彼はボールを(めがけて)蹴った。」

これは、「第1文型」です。

「動作そのもの」に主眼が置かれるので、「彼」は「蹴る」動作をした、ということをメインに言っております。

だから「ボールに力が及び、ボールが動いた」かどうかまでは言ってません

あくまで「ボールをめがけて蹴りを入れた」といっています。

もしかしたら、「スカッ」ってなったかもしれません(笑)

細かい違いですが、こんな感じです。

be動詞の第1文型  「存在(いる)」に焦点がおかれる

「 He  is  here. 」 → 「 彼はここにいます。」

S=「He」 V=「is」 M=「here」

「be動詞」が第1文型をとる時は少し特殊で、「動作そのもの」ではなく「存在」を表します

例文をみてみると、「彼はここにいる」というように、何か動作するというよりは、「存在」を表します

be動詞の第1文型  主語の「存在(いる)」に焦点がおかれる


以上第1文型をみてきましたが、第1文型は、まぁ~「S+V」だけでは終わりません

どの文型でもそうですが、ほとんどの場合で「M(修飾語)」が入ります

「時(いつ)」とか「場所(どこで)」を表す言葉がついてきます

「 I  walked  in  the  park  yesterday. 」

S =  I     V = walked         M = in  the  park(場所)  M = yesterday(時)

「私は昨日その公園内を歩いた。」

という感じです。

第2文型「S+V+C+M」 「S=Cである」 「Sの状態」を表す

第2文型のレイアウト

(主語) + 動詞 + (補語)

一般的な第2文型  動詞は「be動詞」を使う

「 He  is  an  English  teacher. 」 

「彼は英語の先生です。」

S =「 He」    V =「 is」       C =「an  English  teacher」

「 Ken  is  smart. 」 

「ケンは頭がいいです。」

S = 「Ken」     V =「is」     C =「smart」

「 The  food  went  bad. 」 

「食べ物が腐った。」

S =「The  food」        V =「went」      C=「bad」

第2文型の本質は「 S = C 」

「Sがどういう状態なのか、性質なのか」を「C(補語)」が説明する文型

「S」と「C」の間には「=(イコール)」が隠れています。

例えば、、

「She  is  (a)  beautiful  (woman).」

S =「She」     V =「is」           C =「beautiful」

「人間(彼女)」 = 「人間(女性)」

「彼女は(1人の)美しい(女性だ)。」

「Her  bag  is  (a) red  (bag).」

S =「Her  bag」      V =「is」      C =「red」

「モノ(カバン)」 = 「モノ(カバン)」

「彼女のカバンは(1つの)赤い(カバンだ)」

「一般動詞」を使った第2文型  よく「基本動詞」が使われる

「 He  became  an  English  teacher. 」

S =「He」        V =「became」         C =「an  English  teacher」

「彼は英語の先生(の状態)になった。」

「 I  got  tired  after  studying.」

S =「I」      V =「got」      C =「tired」       M =「after  studying」

「勉強したら、疲れた(状態だった)。」

このような「一般動詞を使った第2文型」は「CがSの性質・状態を説明」するのは「be動詞」と変わらないのですが、そこには「ある状態からある状態へ変化した」という意味が含まれてます

これ、盲点です。

英語の文法学習してる人でも、知らないっていう方多いです。

一般動詞の第2文型は「ある状態へ変化した」という意味を含む。

第3文型「S+V+O+M」 「SはOをVする」

第3文型のレイアウト▭(主語)+ 動詞 +▭(目的語)

(主語) + 動詞 + (目的語)

①「 I  study  English  every  day. 」

S =「I」      V =「study」     O =「English」    M =「everyday」

「私は毎日英語を勉強する。」

②「 I  wrote  a  letter  yesterday. 」

S =「I」     V =「wrote」     O =「a  letter」        M =「yesterday」

「昨日手紙を書いた。」

③「 He  loves  her. 」

S =「He」      V =「loves」      O =「her」

「彼は彼女を愛している。」

「第3文型」の本質は「SはOにある影響を与える」。

「O」は「動詞」の「対象物」ということです。

ということは、、「S ≠ O」(イコールにはなりません)

ここが、第2文型と大きく違うところ

①の例文を見ると、「私」と「英語」はイコールで結ぶことはできませんよね。

全ての動詞の中で、「第3文型」をとれるのが圧倒的に多いです。

日常会話頻出の「基本動詞」以外の動詞は、ほとんど第1文型か第3文型!

第2・4・5文型は、「基本動詞」のためにあると言っても過言ではないくらいです。

第4文型「S+V+O(1)+O(2)+M」  「SはO(1)にO(2)をやる」  「授与的意味」の動詞が使われる

第4文型のレイアウト

(主語) + 動詞 + (目的語) + (目的語)

①「 I  gave  him  a  book  yesterday. 」

S =「I」     V =「gave」     O(1) =「him」    O(2) =a  book」      M =「yesterday」

「昨日私は本を彼にあげた。」

②「 I  made  my  boyfriend  a  cake. 」

S =「I」     V =「made」       O(1) =「my  boyfriend」      O(2) =「a  cake」

「私は彼氏にケーキをつくってあげた。」

③ 「 He  showed  me  a  map. 」

S =「He」     V =「showed」       O(1) =「me」      O(2) =「a  map」

「彼は私にマップを見せてくれた。」

第4文型の本質 「 SがO(1)にO(2)を与える 」。

「第4文型」は、「授与的意味を持つ」動詞が使われます

そして注意したいのが、「O(1)」と「O(2)」の語順

先に来る「O(1)」が「あげる対象(人とか)」

次にくる「O(2)」が「あげるモノ」

O(1)とO(2)を逆にしたら、意味不明の意味になってしまいます

「英語は語順が命」です。

そして第4文型は、第3文型に変換することができます

①の例文を変換すると、、

④「 I  gave  a  book  to  him  yesterday. 」

S =「I」    V =「gave」       O =「a  book」      M =「to  him」         M =「yesterday」

「昨日私彼に本をあげた。」

変換してもほとんど意味は変わりありませんが、少ーーしの意味の違いはあります。

・①は「私は彼に本をあげた」までが焦点

・④はあくまで「私は本をあげた」のみに焦点を当てています。

なぜか?

「to  him」は「目的語」ではなく、動詞「gave」を修飾する「修飾語(句)」に変わっているからです。

でもここまで神経質になる必要はありません。

第5文型「S+V+O+C+M」 「SはO=CをVする」  「第3文型」の中に「第2文型」を組み込んだ文型

第5文型のレイアウト

(主語) + 動詞 + (目的語) + (補語)

①「 I  found  this  book  difficult  to  read. 」

S =「I」     V =「found」   O =「this  book」       C =「difficult  to  read」

「この本は読むのが難しいとわかった。」

② 「 She  calls  him  Ken. 」

S =「She」     V =「calls」      O =「him」     C =「Ken」

「彼女は彼をケンと呼びます。」

③ 「 He  made  me  angry  yesterday. 」

S =「He」     V =「made」     O =「me」     C =「angry」       M =「yesterday」

「昨日彼は私を怒らせた。」

「第5文型」の本質イメージ「SはOがCである状態をVする」。

つまり第5文型は、、

第2文型(SVC)と第3文型(SVO)を合体させた文型。

この原理にならって①の例文を表すと、、

「 I found this  book  (is)  difficult  to  read.」

S = I         V = found                O = 「This  book  (is)  difficult  to  read」

「O」の中に、第2文型が隠れています


第4文型は「O(1) ≠ O(2) 」です。

例文②をみると、、

「 He  made  me  angry  yesterday. 」

S = He    V = made     O (me)C (angry)       M = yesterday

「O=C」のところが「  I  am  angry 」と第2文型的に考えることができます。

ざっくりですが、以上が第5文型の基本!

まとめ

①第1文型 「S+V」 SはVする(動作そのもの)。

②第2文型 「S+V+C」 SはC(という状態)である。

③第3文型 「S+V+O」 SはOをVする。

④第4文型 「S+V+O(1)+O(2)」 SはO(1)にO(2)を与える。

⑤第5文型 「S+V+O+C」 Sは「O=C」をVする。

⑥全ての英文は、第1文型~第5文型、のどれかで成り立っている。

以上です。

英語学習がんばりましょう。

楽しく。

ー To the Finest Hour  ー

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