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孤独なライター
こんにちは!孤独なライターと申します。 海外に行けば英語が話せるようになると思っていましたが、ワーキングホリデーを経て、「英語は日本でものにできる」というのが、私の英語学習のモットーです。 英検準1級 TOEIC L&R 880 VERSANT 46 保持しております。

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「固い」「硬い」「堅い」を意味する英単語

こんにちは、孤独なライターです🎵

今回は、「固い」「硬い」を意味する英単語の比較をしていきます。

今回登場する英単語は

・「rigid」

・「firm」

・「stiff」

・「solid」

そして

・「hard」

といたします。 

はじめに

「硬い」を意味する複数の英単語を私なりに学んできましたが、実にそれぞれの単語がもつ微妙なニュアンスがあるということがわかりました💡それまでは、英会話で「硬い」というとき、「hard」ぐらいしかとっさに思い浮かばなかったでしょうが、学習したことで「hard」「rigid」「solid」などを使い分けれることができるようになりました。今回はみなさんにもそうなっていただけるように、なるべくわかりやすく解説していこうと思います🎵

今回のポイント

・「firm」と「solid」は、プラスの意味で「硬い」

・「rigid」と「stiff」は、(わりと)マイナスの意味で「硬い」

・「hard」は、幅広い

ではまいります、レッツゴー✨

rigid

コアイメージ

・とにかく「ガッチガチ」に「硬い」 それゆえ「柔軟性」がまったくない

・人の性格についてなら、「融通が利かない」「頭が固い」という意味になる

・物理的なことなら、「硬くて曲がらないけど、無理に曲げようとすると壊れる」というニュアンスを含む

「rigid」は「硬くて柔軟性がない」が原義の「硬い」になります。

「柔軟性がない」という意味から想像できますが、マイナスの意味として使われることがよくあります。

「硬くて柔軟性がない人」といえば、「融通が利かない人」「堅苦しい人」「頭が固い人」が連想できますよね?

「ルール」や「校則」がガッチガチに固いということは、それらが「厳格な」とか「厳密な」という意味になります。

また「rigid」は、物理的にガッチガチに硬いけど無理な力を加えれば「変形する」というニュアンスも含みます。

「This object looks rigid. But if you strike it with a hammer, it will be broken.」

「この物体硬そうにみえるけど、ハンマーで叩けば壊れるよ。」

「He’s rigid, isn’t he ?」

「彼って融通利かないよね?」

「I’m sick and tired of the rigid discipline of the school.」

「学校のガッチガチに厳しい規律にはもうウンザリだ。」

firm

コアイメージ

・「強固」であるがゆえに、「確実性があるもの」が原義

・「確固たるもの」だから「信頼できるもの」

・名詞では「会社」という意味がある

「firm」は、「硬い」がゆえに「確実性がある」というコアイメージをもちます。

「確実性があるもの」ということで、「信頼・信用」でき、プラスの意味になることが多いです。

プラスの意味の例だと、「堅く引き締まった」「よろめかない・ぐらつかない」「ブレない・断固とした」「(基盤・基礎が)安定した」「(動作が)はっきりとした」などが挙げられます。

「firm」は名詞で使われることもあり、「会社」という意味があります。「company」と違うのは、「firm」は「専門分野」の会社を指します。「弁護士事務所」なんかがいい例です。

「This building is so firm enough not to be tore down even though a big earthquake happens.」

「このビル、どんなに大きな地震がきても倒壊しないくらい丈夫だよ。」

「Who has the firmest mind in the class ?」

「クラスで一番意思が固い人はだれ?」

「He must be working in a big firm.」

「彼、大企業で働いてるに違いない。」

stiff

コアイメージ

・「硬い」がゆえに、硬直して動きが悪い

・「硬」くて、「柔軟性」がない

・「雰囲気」「様子」を表すとき → 「堅苦しい」

・プラスの意味はあまりない

「stiff」は、「硬直して柔軟性がない」ニュアンスを含む「硬い」です。

なので、プラスの意味ではあまり使われません。

例えば

(様子が)ぎこちない、堅苦しい

(筋肉が)凝った

(緊張などで)体が硬直した

といったようなことを表現する場合に使われます。

意外な使われ方の例だと

(酒が)アルコール度数が高い

「be stiff with A」→「Aでごった返した」

などが挙げられます。

「Why are you being so stiff ?」

「なんでそんなに体が固まっているの?」

「I’ve suffered from stiff shoulders recently.」

「最近肩こりに悩まされてさー。」

「As soon as the principle came in, the meeting became stiff.」

「校長先生が来るや否や、会議の雰囲気が堅苦しくなった。」

solid

コアイメージ

・「気体」「液体」に対して、「固体」的なものが原義

・「空気」や「水」のように流れるものではなく、「固形物」で形が変えられないもの

・物理的なものだけでなく、「抽象的」な名詞も修飾できる

「気体」「液体」ではなく、「固体」的であるがゆえに「硬い」のが「solid」です。

しかし実質的に固体じゃないモノも修飾できます。

例えば、「雲」は固体ではないですが、「a solid lump of clouds」→「大きな雲の塊」のような使い方もできます。

さらに修飾できる名詞は、物理的なモノだけではありません。

・「a solid relationship」→「絆が固い関係」

など、ほかにも下の例文をみればわかる通り、「solid」は抽象的な名詞も修飾できます

「He has solid confidence.」

「彼は、絶大な自信をもっている。」

「Nitrogen becomes solid when it’s cooled above -210℃.」

「窒素は、ー210℃以上冷えると固体になる。」

「Do you seek a solid love ?」

「確かな愛を探していますか?」

hard

コアイメージ

・「硬くて」カタチを変えることができない

・「問題」や「困難」が「硬い」→解決、乗り越えるのが「難しい」

・「性格」が「硬い」→「厳しい」

・気持ちを固くして動く→「一生懸命に」

今回の記事でピックアップした英単語の中では、一番いろんな意味で使えます。

プラスの意味でもマイナスの意味でも使えるのが「hard」。

ほかの単語と同様に、「硬くて」カタチを変えることができないモノを表す単語です。

「問題」や「困難」がカタチを変えることができないならば、それらは「難しい」ものになります。

人の性格に関してだと、カタチを変えることができないほど「硬い」表情ということで、「厳しい」や「冷酷な」という意味になります。

また、「気持ちを固めて」ということで、「一生懸命な」という意味にもなり、例えば「a hard worker(働き者)」のような使われ方もあります。

「It’s too hard for me to bite.」

「これ、オレには硬すぎて噛めないよ。」

「This problem is hard for me to solve.」

「この問題、オレには難しいな。」

「He works hard to get promoted.」

「彼は昇進するために、一生懸命働いている。」

まとめ

今回のまとめ

・「rigid」は、「柔軟性」がない「硬さ」

・「stiff」は、「硬直」した「硬さ」

・「firm」は、「しっかりした」「確固」たる「硬さ」

・「solid」は、「液体」でもなく「気体」でもない「固体」的な「硬さ」

「硬い」を意味する英単語をみてきました。「硬い」は「硬い」でも、シチュエーションによって使う英単語が変わってくることがわかったと思います💡それぞれの単語のコアイメージをつかめば、使い分けることが可能になってきます。「solid」は、「気体」「液体」を意識した「固体」

的な「硬さ」、など、それぞれの単語がもつコアイメージを学べば、単語の意味の記憶定着につながってきます❗コアイメージを念頭において単語を覚えるのも面白い限りです🎵

ー To the Finest Hour ー

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