こんにちは、孤独なライターです🎵
今回の記事では、「すごい」「素晴らしい」の意味をもつ英単語を比較していきます。
今回登場する英単語は
とします。
もくじ
はじめに
英語には「すごい!」「すばらしい!」「いいネ!」を表現する単語が数々あります。そういった単語はアカデミックな分野ではなく、日常会話でよく使われるものです。今回登場する単語は、中には英検準1級レベルのものもありますが、どれも普通に日常会話で出てきそうな単語なので、覚えといて損はありません✨「marvelous」や「fantastic」など同じような意味をもつ単語を解説していきますが、微妙なニュアンスの違いがありますので、ぜひ学習してください🎵
・「どんな観点」で「すばらしい」のか
・「fine」の、すばらしい「度合い」
・「nice」の役割
ではまいります、レッツゴー✨
marvelous
・「予想もしていなかった」「信じられない」
・「感動する」くらい「すばらしい」という意なので、ポジティブな言葉
・「wonderful」よりも「強い」気持ちが込められる
「marvelous」というと、単なる「すばらしい」ではなく「本当にすばらしい」といっています。
「予想もしていなかった」くらい、「信じられない」くらい「すばらしい」ので、「本当にすばらしい」のです。
「wonderful」よりも「すごい」を強調するから、日常的によく使われるのは「wonderful」のほうと言えます。
ところが、「芸術作品」から「工芸品」や人間が作ったモノをたたえるときは、「wonderful」よりも「marvelous」がまさにうってつけです。
「Who took the marvelous picture ?」
「誰がこんなステキな写真を撮ったの?」
「Marvelous !」
「ステキ!」「最高だね!」(肯定の相槌)
wonderful
・「感動」「嬉しさ」「悦び」そのものを表現
・非常にポジティブな単語
・あらゆる日常会話シーンで使える「うれしい」「すごい」を表す単語
・もとは動詞「wonder(不思議に思う)」
「marvelous」と同じく、非常にポジティブな気持ちを意味する単語で、「わぁ!すごい!」という感動それ自体を表現します。
いろんなシチュエーションで使えます。
「とても」とか「チョー」といった意味が含まれるから、通常「very wonderful」とはなりません。
「wonderful」は、動詞「wonder(不思議に思う)(思いをめぐらす)」の派生語です。
「wonder」の原義は「驚く」。
「いい意味で驚く」だから、それが形容詞化(wonderful)すれば「すごい」「すばらしい」といった感じに意味が派生します。
「The old man told the children a wonderful story.」
「老人は子供たちに、不思議な話をした。」
「How wonderful the file is !」
「なんとすばらしい映画なんだ!」
fantastic
・名詞は「fantasy」(空想、幻想)
・「現実ではありえない」という意味が含まれた「すごい」「すばらしい」
・おもに日常会話で使われる
・「非現実的」というニュアンスもあるので、マイナスの意味になることもある
「fantastic」は、日本でも日常会話で使われることがあるので、みなさんにもなじみ深い言葉です。
名詞「fantasy」の派生語なので、「空想」という言葉からわかる通り、「現実では考えられない」というニュアンスがこもった「すばらしい!」になります。
また「fantasy」(幻想)で想像できるように、「現実的ではない」という否定的な意味として使われることにも留意しときましょう。
「Fantastic ! It’s like an American dream !」
「すばらしい!まるでアメリカンドリームだ!」
「The ideas he makes are always fantastic.」
「彼のアイデアは、いつも非現実的だ。」
splendid
・原義は「輝く」→(だから)「すばらしい」
・「輝く」ということで、とくに「視覚的観点」で「お見事」「すばらしい」と言っている
・美しい「景色」を「すばらしい」と表現するのにピッタリな単語
・日常会話だけでなく、書き言葉(手紙・文学など)でも使われる
ポイントは、「視覚的」なモノに対して「すばらしい!」と感動する点です。
自然が絶景で感動したり、建物がカッコよくて見入ってたりなど、いろいろですがそういったときに「splendid」は適しています。
しかしもちろん、視覚的なモノだけでなく、人の性格についても言及できます。
「He bought a splendid bag.」
「彼は豪華なカバンを買った。」
「How splendid the beach is !」
「なんと美しいビーチなんだ!」
remarkable
・原義は「注目するべき」なモノ そこから「驚くべき」「すごい」という意味になる
・「注目するべき」だから、あるモノが「他とは違う価値がある」「異質だ」などを暗に意味する
・「常識を超えたモノ」を「すごい」と言っている
「remarkable」は、動詞「remark」(再び印をつける→注目する)の派生語です。
「普通」と比べて特別な性質や才能などがあって「すばらしい」というのが「remarkable」で、「注目に値する」モノを形容するときに適した単語です。
「一般的な基準からはずれて、かつ価値があるよね」ということを表現したいときには、「remarkable」を使いましょう。
「The item was remarkable at that time.」
「当時、その商品は画期的だった。」
「His achievement is remarkable.」
「彼の業績は(注目に値するくらい)すばらしい。」
superb
・讃える「優れた」「極上な」
・たたえる対象は、主に「サービス」「芸」
・他には「装飾」「建物」などを「すごい」と賛辞できる
・比較級はない
「superb」=「極上な」が「superb」の本質と覚えときましょう。
「すばらしい」は「すばらしい」でも、ポイントは「極上なすばらしさ」という点です。
みなさん「極上」というと、どんなモノが極上だとイメージしますか?
「極上の景色」と「極上のサービス」だと、どっちがしっくりきますか?
前者はべつにおかしくないですが、おそらくより自然なのは後者です。
ということで「superb」は、「サービス」や「エンターテインメント(演奏・演技など)」などに、高評価の気持ちを込めるときに「すばらしい」と表現できる言葉です。
「His dance performance yesterday was superb.」
「昨日の彼のダンスはすばらしかった。」
「The service of the restaurant has become superb.」
「このレストランの接客は、すばらしくなった。」
excellent
・原義は「非常に優れた」「優秀である」
・「人の能力や評価」「サービスの質」「モノの品質」などが、非常に良いことを表現する
・応答のとき、「賛成」を表す→「大変良い!」「すごい!「いいネ!」
・基本的に「比較級」はない
「excellent」は、動詞「excel(性質・能力などが~より優れる)」の派生語です。
「excellent」=「優秀」が、「excellent」のコアイメージと覚えといてください。
「excellent」が修飾する対象は、人の「能力」やモノの「品質」などがメインです。
通常「比較級」がないのは、「excellent」それ自体で「この上なく良い」と「最上級」のようなもんだからです。
「She got an excellent score in English exam.」
「彼女は英語の試験で優秀な点をとった。」
「How are you today ?」
「Excellent ! Always excellent !」
「今日の調子はどう?」
「メッチャいいね!いつでも絶好調さ!」
fine
・「すばらしい度」は、「marvelous」「wonderful」よりは劣る
・「並」よりは、「すごい」「お見事」
・とりあえず物事には「満足」してて「不満がない」から「すごい」という感じ
・「多義語」で、文脈によって意味がかわる
「fine」が表す「すごい度」は、 「並」<「fine」<「marvelous」「wonderful」です。
「普通」よりは「すごい」けど、「特別にすごい」というわけではないのが「fine」。
「まぁ今のところは、問題なくいい感じだよ」というニュアンスで捉えてください。
また「fine」は「多義語」です。
・「粒」が「細かい」
・「天気」が「晴れた」
・「皮肉的」に「お見事な」
・「もういいです、、」的な「いらだち」
・名詞で「罰金」
などが挙げられます。
「Anything would be fine for me.」
「オレはべつに何でもいいかな。」
「That’s fine with me !」
「もう結構です!」
nice
・原義→「知らない」(ラテン語)
・日常シーン全般で使われる
・相手を心地よくする「潤滑油」
・文脈によっていろんな意味になる
ラテン語の「知らない」という意味の単語が起源だそうですが、近代から今日の「いいネ」という意味になりました。
「nice」のコアイメージは、コミュニケーションの「潤滑剤」。
「nice」には、「marvelous」や「wonderful」のように強い「すばらしい」という感じはなく、軽く「いいネ」ということで、会話のフットワークを軽くする役割があります。
ということで「nice」には、「チョー」がつくほど「すごい」という感じはありません。
「How nice your shoes are !」
「キミの靴、いいネ!」
「It’s nice of you to come here.」
「ここに来てくれるとは、あなたは優しい人ですね。」
great
・原義→「規模」「程度」などが大きい あるものが「偉大」である
・「印象」「行い「体験」などが「すごい」「卓越した」
・「物理的」なものが「大きい」
「great」は、日本人に馴染み深い英語です。
あまり日常会話では使われることはありませんが、「グレートだね」といっても特に違和感なく意味が通じます。
「great」はいろんなニュアンスで使われる「すごい」ですが、一貫して言えるのが、ちょっと極端ですが「偉大な感じがあってすごい」ということ。
「fine」「nice」と同様に、「すごい度」は「wonderful」「marvelous」「excellent」よりは下がります。
ですが、「good」よりは強い言葉です。
「It’s great of you to help me every time.」
「いつも私を手伝ってくれて、あなた優しい人ですね。」
「He is great at English.」
「彼の英語力はすごいよ。」
まとめ
・「marvelous」 → 「芸術作品」「工芸品」などが「すばらしい」
・「wonderful」 → 「感動」「嬉しさ」「悦び」そのものを表現
・「fantastic」 → 「現実ではありえない」くらい「すばらしい」
・「splendid」 → 「景色」など「視覚的観点」で「すばらしい」
・「remarkable」 → 「注目に値する」くらい「すばらしい」
・「superb」 → 「サービス」「芸」などが「すばらしい」
・「excellent」 → 「能力」や「品質」が「すばらしい」
・「fine」 → とりあえず今のところ問題なし
・「nice」 → コミュニケーションの「潤滑剤」
・「great」 → 「偉大」な感じがあるから「すごい」
以上「すごい」「すばらしい」を意味する英単語をみてきました🎵中には英検準1級の単語帳に出てくるようなレベルの単語もありましたが、それでも日常会話で使えるものです💡それと「fine」「nice」「great」は、中学英語で出てくる単語なのでみなさんになじみ深いものですが、こうして深くみていくと意外に知らないコアイメージがあることに気づきます。少しはこの記事が役に立てたかと存じます🎵
ー To the Finest Hour ー
・「marvelous」
・「wonderful」
・「fantastic」
・「splendid」
・「remarkable」
・「superb」
・「excellent」
そして
・「fine」
・「nice」
・「great」