こんにちは、孤独ライターです🎵
今回の記事は、第2文型を使って状態の変化を表すことのできる基本動詞について解説していきます。
ピックアップする動詞は
他にもありますが、よく出てくる動詞を選びました。
もくじ
はじめに
みなさん、「状態の変化を表す第2文型の動詞」について、頭に浮かぶものはなんですか?おそらく英語学習初級者は、思いつかないと思います💦ですが、超基本動詞「go」「come」「get」はその一例です💡「go=行く」「come=来る」「get=ゲットする」とだけ知っているだけでは、基本動詞の第2文型は使えません。基本動詞の第2文型は英語の基本。第2文型が使える基本動詞はそこまで多くないので、マスターするのに時間はかかりません🎵
- 第2文型の本質の理解
- 第2文型が使える動詞のコアイメージ
ではまいります、レッツゴー✨
第2文型のコアイメージ
「S(主語)」=「C(補語)」
これが第2文型の本質です。
ざっくり言うと第2文型の意味は、「SはCだ」です。
第2文型の動詞で一番代表的なのが、「be」。
・「He is a teacher.」
「彼は先生です。」
・「You are loved by her.」
「キミは彼女から愛されている。」
・「Who am I ?」
「わたしは誰?」
・「The mission will be done.」
「任務は終わるだろう。」
ですが、第2文型を使えるのは「be動詞」だけではありません。
一部の一般動詞も使えます。
「become」「go」「come」「get」「turn」「fall」「remain」「keep」「look」「feel」「sound」「taste」「smell」「seem」「appear」など
無限にあるわけではなく、ごく一部です。
動詞ごとにニュアンスの違いはありますが、どの動詞を使っても「SはCだ」というコアイメージは含まれます。
今回は、「become」「go」「come」「get」「turn」をピックアップします。
become 第2文型
become 第2文型 コアイメージ
・ゆっくりと変化する
・変化前や変化中よりも、変化後に焦点が置かれる。
・変化した状態は「長期的」
第2文型の「become」は、今回解説する第2文型の一般動詞とおなじく、「変化型」の一般動詞ですが、ポイントは「ゆっくりと変化する」ことです。
この点が大きく異なるのは「get」や「turn」です。
これらは、ある状態からある状態に「急に変化する」ことを表す動詞です。
「He became famous.」
「彼は有名になった。」
有名になるのは急ではありません。
普通の一般人が10分後に有名になることは、まずありえないでしょう。
徐々に有名になるのが普通です。
そして「変化後」に焦点が置かれます。
変化後に注目があたるのはごく普通のことですね。
また変化した状態は、すぐに変わることはなく「長期的」なものです。
これは「get」と大きく違う点です。
become 第2文型 例文
「She became a teacher.」
「彼女は先生になった。」
「The truth won’t become known.」
「その真相は知られないだろう。」
「What has become of the event ? 」
「その事件はどうなったんだ?」
go 第2文型
go 第2文型 コアイメージ
・「中心=(+)」から離れていく
・(+)から離れるから、悪い状態へと変化する
・「SVC」の「C」は、「形容詞」「過去分詞」がくる
第2文型の「「go」も「変化型」の一般動詞で、ポイントは「悪い状態に変化する」です。
「go」というのは「中心から離れる」がコアイメージで、英語では中心を「+」ととらえる言語。
「中心から離れる=マイナスになる」「正常からの逸脱」
これが第2文型の「go」です。
また「C(補語)」は、「名詞」ではなく「形容詞」or「過去分詞」がきます。
go 第2文型 例文
「He sometimes goes mad.」
「彼はときどき気が狂ったように怒る。」
「His company went bankrupt.」
「彼の会社が倒産した。」
「This milk has gone rotten.」
「この牛乳腐っているよ。」
come 第2文型
come 第2文型 コアイメージ
・「中心=(+)」に戻ってくる
・(+)に戻るから、プラス的な意味になる。
・「SVC」の「C」は、通常「形容詞」「過去分詞」
「come」は「go」と逆です。
「中心に戻る」から、「変化後」は「プラス」のニュアンスの状態です。
come 第2文型 例文
「Your dream will come true.」
「きみの夢は実現するよ。」
「I came alive.」
「元気になったよ。」
「The lace has come loose.」
「ひもがゆるくなっている。」
get 第2文型
get 第2文型 コアイメージ
・はやく(急に)変化してある状態になる
・「一時的」な状態に変化する
・「SVC」の「C」は、通常「形容詞」「過去分詞」
「become」とニュアンスは似ていますが、「急に変化する」というのが「become」と違うポイントです。
「She sometimes gets angry.」
「彼女は急に怒り出したりする。」
「急に変化する」ということで、「さっきまで笑顔だったのに急にキレた」ことを表すときは「become」ではなく「get」が合っています。
また「become」と違うのは、変化した状態が「一時的」ということ。
「He became famous.」
「彼は有名になった。」
有名になったら、1日後とかに無名になったりするのはあり得ないですよね?
無名になるならゆっくりとそうなります。
そういう意味で「become」は、変化後は「長期的」なものになります。
逆に「get」の変化後は「一時的」なもの。
「He got sick.」
「彼は病気になった。」
もちろん病気の種類によりますが、「風邪」「インフルエンザ」「コロナ」なら一時的な病気です。
1週間もあれば回復する人がほとんどですよね?
「一時的」な状態とは、そういうことです。
get 第2文型 例文
「She got sick.」
「彼女は病気になった。」
「I got injured in the car accident.」
「車で事故って怪我をしたよ。」
「The weather is getting better.」
「天気が良くなっていくね。」
turn 第2文型
turn 第2文型 コアイメージ
「形」「様子」などが「全く違ったもの」へと変化する様を表す
「変化」は「変化」でも、「形」「様子」が全く違ったものへと変化する様を表すのが「turnの第2文型」です。
例えば
・「顔色」が変わる
・「雨」が「雪」に変わる
・「アマチュア」から「プロ」に変わる
・「赤字」から「黒字」に変わる
こういった状態の変化を表すときには、「turn」が適切です。
「turn」のコアイメージは、「円を描く」「回転」「くるりと回る」。
なので「get」と同じく「急な変化」であり、「急に変化した」ことにも焦点があたります。
turn 第2文型 例文
「Her face turned red.」
「彼女の顔が真っ赤になった。」
「The water has turned hot.」
「水が熱くなった。」
「Things have turned right.」
「事態が好転した。」
まとめ
- 「become」 → 「ゆっくりと変化する」「長期的な状態への変化」
- 「go」 → 「マイナスな状態へと変化する」
- 「come」 → 「プラスな状態へと変化する」
- 「get」 → 「急に変化する」「一時的な状態への変化」
- 「turn」 → 「形・様子が全く違うものへと変化する」
「become」「go」「come」「get」「turn」の「第2文型」を解説してきました。わたしの意見としては、文型の理解は一番「第2文型」が難しのではないかということです💦とくに「一般動詞」の第2文型は、勉強した人でないとわかりません。よく「第2文型は、S=Cだ」と言われます。確かに「become」「go」「come」「get」「turn」の第2文型は、簡潔に考えれば「S=C」という意味です。しかしほとんどの人はこれで納得しないでしょう。第2文型は、「S=C」を具体的に学習する必要があります。まずは、「まとめ」でまとめた上のボックス内の知識は覚えといてください♫
ー To the Finest Hour ー
・「become」
・「go」
・「come」
・「get」
・「turn」