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孤独なライター
こんにちは!孤独なライターと申します。 海外に行けば英語が話せるようになると思っていましたが、ワーキングホリデーを経て、「英語は日本でものにできる」というのが、私の英語学習のモットーです。 英検準1級 TOEIC L&R 880 VERSANT 46 保持しております。

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「シャドーイング」とは? 英語中級者に効果抜群のトレーニング!

こんにちは、孤独なライターです。

「シャドーイング」について詳しく解説していこうと思います。

そしてその後に、「シャドーイング」で私が取り組んだ教材を紹介いたします。

紹介する教材は、1冊のみ。

シャドーイングを本格的に取り組むには、まずはそのやり方とシャドーイングする目的を知らなければなりません

他のトレーニングとどう違うのかということ。

それを記事でご覧いただければと存じます。

最初に申しあげると、他のトレーニングに比べて、シャドーイングはとても負荷がかかります

だからこそ、できるようになると飛躍的な英語力アップが期待できます。

ではいきます

シャドーイングとは?

「シャドーイング」とは

「テキストを見ずに、英語音声をすぐ後から追って、音声をそのまま発音する」トレーニング。

つまり音声を「リスニング」してすぐに「スピーキング」するという、「聞く」と「話す」を同時に行う訓練です。

(もともとは同時通訳者が行う訓練だそうです。)

想像してください、、ハードルが高いトレーニングです!

やってみればわかりますが、英語中級者の方でも、中1レベルのまとまった英文のナチュラルスピードの音声を、いきなりシャドーイングするのは、まず無理

(もちろん何回も同じ英文を繰り返せば、シャドーイングはできるようになりますが、望ましいのは初めての英文をシャドーイングできることです)

ということで高度なトレーニングなので、初心者のかたは最初からシャドーイングを無理してやらないこと

それよりも、シャドーイングできるための踏み台になる「リピーティング」「オーバーラッピング」「音読」をメインにしましょう。

シャドーイングに使うテキストは、文章レベルが自分のレベルより低いものにしてください。

シャドーイングするべき人

一定の英語力がある人で、「話す」と「聞く」能力(要は英会話)を、徹底的に鍛えたい人

一定の英語力とは、英語初級者以外ということです。

英検2級、TOEIC600点とれる英語力

そのレベルに達しない方は、シャドーイングは控えて「音読」や「リピーティング・オーバーラッピング」絞るべき。

シャドーイングを本格的にやらなくても、英検2級・TOEIC600はいきます。

シャドーイングで英語力を高めることができるのは、それなりの英語力がある人です。

シャドーイングの効果

リスニング力が高まる

リピーティングとオーバーラッピングと違って、シャドーイングはテキスト見ないでリスニングするので、リスニング集中度が高まります

モチベーションアップにつながる

リピーティングやオーバーラッピングはテキスト見てのスピーキングになるので、「達成感」に関しては、シャドーイングのほうが格段に上です。

シャドーイングできた時の達成感が高いので、もっともっとできるようになろうとモチベーションが上がります

これは間違いありません。

英語でアウトプットできる量が増える

これまで読解重視の英語を学校で学んだ我々は、「知ってる英語」が大なり小なりあります。

それをアウトプットできないがゆえに、「英語が苦手な日本人」と我々自身思ってしまいます。

シャドーイングは、まさに「知ってる英語」をアウトプットできるようになるチャンスです。

シャドーイングのやり方

まずはシャドーイングするテキストの内容を完璧にする

上級者でもない限りは、まずはシャドーイングするテキストの英文を完璧にしましょう

未知の単語を覚える、文章の意味を理解するなど。

英検準1級やTOEIC800以上のレベルもない方が、いきなり未知の英文をシャドーイングするのはさすがに厳しいです。

内容を完璧にしてからのほうが、シャドーイングが捗ります。

実際にシャドーイングする

音声のように、リズムに乗ることを心がけてください。

ですので間違ったからといって、いちいち止まらないこと

発音が少し違ったとか細かいことまでは気にせず、とりあえずペース良くポンポンと進むことを意識してください。それを何回も繰り返すのです。

録音して自分の発音を確認

自分のスピーキングを、客観的に聴いてみましょう。

弱点がわかるので、特に意識しなければならない部分が判明します。

では次に、シャドーイングのおすすめ教材を紹介します。

『3カ月で英語耳を作るシャドーイング』 谷口恵子

本書概要

とにかく本書の著者の教材は見やすく、説明がわかりやすく私は気に入っております。

実際にトレーニングするのは、全8章あるうち第2章と第4章。

第2章では、シャドーイングに取り組む際の、著者曰くの『7つのステップ』のやり方の解説が書かれています

第4章では、7つのステップを使って長文を実際にシャドーイングまでしていきます

長文は全部で「12題」あり、ビジネスシーンの内容です。

本書はシャドーイングの教材だけに留まらず、英語学習自体に関していろんなことに言及しております

例えば、TOEICのレベル別対策なんかも。

「600点未満の人」「600~800点の人」「800~900点の人」「900点以上の人」

レベル別にTOEICの対策を解説しております。

他には「発音」について「単語の覚え方」など、シャドーイングのことだけで終わらない内容が盛りだくさんです。

音声はダウンロードで、MP3ファイル形式となっております。

パソコンでダウンロードできるだけでなく、スマートフォンに直接ダウンロードすることもできます。

本書をおすすめする人

中学3年間の英文法を網羅した人で、これからシャドーイングを始めるという方

この教材に使われてる英文は、中学3年間の英文法を知っていることが前提になります。

「完了形」や「関係詞」がフツーに出てきます

本書をやるか検討している方は、まずは中学英文法をひと通りわかっているか確認するべき。

短期間でTOEICリスニングパートを100点以上アップさせようという方

リスニングの特効薬は「シャドーイング」(中級者以上)で、わりと短期間でTOEICリスニングパートは大きく点数を伸ばせるというのが著者の見解です。

「1日30分」シャドーイングを「3カ月」続ければ、リスニングパートを100点アップできるとおっしゃってます。

「100点から200点」「200点から300点「300点から400点」

本書はレベル別に、TOEICリスニング問題を100点アップさせる勉強メソッドを述べています

テキストの進め方

トレーニングを実際にするのは、第2章と第4章です。

第2章:タニケイ式シャドーイング7つのステップを、1つ1つ具体的に説明

STEP1:テキストを見ないでリスニング。

「1回で聞き取るぞ」と集中し、文章全体の内容をつかむよう努めます。

STEP2:ディクテーションする。

文章の内容ではなく、単語・音に焦点をあてます。聞き取れない箇所はその原因を明確にしましょう。

STEP3:『黙読理解』する → 精読

英文の完全理解です。単語・文法・文意を全てわかるようにします。

STEP4:音読する。

『速音読』『中速読』『普通音読』するとのことです。

最初に速く、最後に普通の速さで、合計3回音読する、というのが著者のアドバイス。

STEP5:リピーティングする。

テキストを見ながら、音声の特徴をつかんで、音声をまねます。

STEP6:オーバーラッピングする。

テキストをみながら音声の後を追って発音します。苦手なところを発見し、繰り返してそれを克服です。

STEP7:シャドーイングする。

テキストをみないで音声に意識を集中させ、音声の後を追って発音します。気持ちに余裕を持たせられればよいとのことです。

第4章:タニケイ式シャドーイングの実践

12回分の題材があり、1回分に1週間かければ、3カ月でひと通り終わる計算です。

学習記録」を書き込むための表が、各回についております

第2章でやったタニケイ式7つのステップをふんでから、第4章でシャドーイングトレーニングをします。

「学習記録」を使って、7つのステップ通りにやったか自己管理しましょう。

その他の章:勉強の仕方・TOEICの対策、など著者からのアドバイス

第5章ではTOEICの得点の上げ方について、第7章では単語の効果的な覚え方について解説しております。

その他の章でも、英語学習についていろいろ紹介してます。

著者の英語学習観

「文法」は英語学習の土台

英文法はどんな英語学習をする上でも、土台となります

ある程度文法を知らなければ、どんなトレーニングをしても意味がありません。

まだ文法が全然未熟だというかたは、最低でも中学3年間の英文法は体に叩き込んでください。

「トレーニング」で文法を自分のものに

文法は覚えてしまったらそれで終わりではありません。

覚えた文法を実践で使えるようにするためには、一人でできるトレーニングをして、体に染み込ませなければなりません。

毎日一人でできるトレーニング、「ディクテーション」「シャドーイング」「音読」などをやりましょう。

コミュニケーションでトレーニングした英語を使ってみる

誰かと英語を話す機会があったら、トレーニングで身につけた英語を使ってみましょう。

自分の弱点が分かり、以後の学習に生かしましょう。

話せない自分が悔しくて、モチベーションが上がります。

逆にトレーニングしたことが外国人に伝わったときは嬉しくなり、これもまたモチベーションアップ

著者によれば、映画でも『生きた英語』を学べるとのことです。

単語に関して

「単語」は、初心者でも上級者でもどの段階であっても、学び続けなければなりません

英語を使って働く方は特にそうで、自分が関わっている分野に応じることができるように、語彙を増やさなければなりませんね。

まとめ

今回は1冊しか教材を紹介しませんでしたが、私が「シャドーイング専門」の教材をやったのは、今回紹介したもののみ。

シャドーイング専門の教材は1冊で十分

大事なのは、「シャドーイング」というのがどういうトレーニングなのか、そのやり方を知ること

やり方を覚えて、別な教材の英文に取り組むときにそれを生かせればいいのです。

個人的には、1つの長文題材で取り組むことは、「ディクテーション」「英文理解」「シャドーイング」「音読」です。

その中でも「シャドーイング」はラストステージで、シャドーイングできるようになるまでは、「リピーティング」「オーバーラッピング」を取り入れます

ですので、最初からシャドーイングできるようであれば、リピーティングとオーバーラッピングは省いても問題なし。

初めてシャドーイングして、最初からシャドーイングできる英文の量が増えれば、英語力が身についてきているという証です。

ぜひシャドーイングできるようになって、総合的に英語力を向上させましょう。

― To the Finest Hour ―

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