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孤独なライター
こんにちは!孤独なライターと申します。 海外に行けば英語が話せるようになると思っていましたが、ワーキングホリデーを経て、「英語は日本でものにできる」というのが、私の英語学習のモットーです。 英検準1級 TOEIC L&R 880 VERSANT 46 保持しております。

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速読トレーニングについて 速読力が身につけば人生が豊かになる!

こんにちは。

私は「速読」を意識してから、TOEICリーディングが以前より速く読めるようになりました。

TOEIC本番で、あと5問で全問解答できるぐらいまで速くなりました。

最初は「制限時間+20~30分」で解き終わる具合でしたから、成長を実感します。

ということで、今回は「速読」についてピックアップいたします。

速読のメリットやデメリットも、私なりの考えを述べていきます。

その後に実際に私が使った、「速読」に特化した参考書を1冊紹介させていただきます。

速読とは?

「速読」で目指すことは

速く、正確に、文の内容をインプットする。

注意したいことは、速く読むからといって、「斜め読み」したり「飛ばし読み」したりはしないということ。

「斜め読み」「飛ばし読み」は、「素早く全体の流れを把握し、細かい内容までは把握しない、要点を素早くつかむ」といった、「拾い読み」でしょう。

速読とは、「速く・正確に、細かい内容まで把握する」読み方。

日本人の平均読書スピードは「400~600文字/分」だそうですが、東京や大阪などの難関大学合格者の読書スピードは、通常の人の「2, 3倍」速いというデーターがあります。

TOEICリーディングパートを全て終わらせるためには

「150WPM(Words Per Minute)」、つまり「1分間で150語」読める速さが必要。

だと言われています。

ほとんどのTOEIC受験者は、受験時間の75分この速さで読み続けることができません。

TOEICリーディングパートを時間内に終わらせるためには、相当のトレーニングが必要です。

速読トレーニングのやり方で、よく聞く方法は

ペンや指で、読むのに負担がかかる速さで文章をなぞって、それを目で追いかけながら内容を理解。

ペンや指で、読むのに負担がかかる速さで文章の両端だけをポンポンとたどり、それを目で追いながら内容を理解。

自分に合う方法は人それぞれなので、他の方法をご自身で調べたりしてやってみてください。

速読のメリットは?

多様な能力が向上する

速読することでいろんな本をたくさん読めば、自ずと知識が増えます。

もちろん1日に1冊読むよりは、2冊読めたほうが知識を増やせます。

それだけではなく、速読できるようになったことで、「記憶力」「集中力」「思考力」が向上したデーターもあるそうです。

速読を武器にすれば、諸々の筆記試験も強くなるでしょう。

情報処理能力がアップする

仕事でも勉強でも、文章の理解のスピードが速くなります。

その分仕事が速くテキパキとこなせたり、勉強の進捗具合もよくなるでしょう。

速読は「ゆっくり迷う」ということがないので、次から次にテキパキ進む習慣が身につき、「決断力向上」にもつながると言われています。

人生が豊かになる

上の2つのメリットが実現すれば、それだけで人生が豊かになっているでしょう。

大量の本を読んでいるでしょうから、心がすでに豊かになっています。

速読のデメリット

デメリットというほどではありませんが、強いて言うなら以下の1点を挙げます。

心安らぐ読書にはならない。

「心安らぐ読書」=「本と深く向き合う読書」だと、私は思います。

休日の午前中に喫茶店に行って、ゆっくりリラックスできる読書です。

それは「精読」というものですね。

私からしたら精読には、速読にはない「安らぎ」という醍醐味があります。

速読と精読を使い分けることが大事

速読と精読には、それぞれにない「メリット」と「デメリット」があるので、シチュエーション別に使い分けると良いでしょう。

①速読:「いかに速く、文の内容を正確に理解できるか」

→「いかに速く・正確に情報をインプットするか」

英語中級者向け(英検2級、TOEIC L&R 600 保持者)

②精読:「文章に対して何か考えながら、文の内容を正確に把握する」

→「時間かけても、とにかく正確に情報をインプットする」

→英語初級者向け

『毎日の英速読』 朝日新聞出版

本書概要

頭の中に「英文リーディングの回路」をつくることが目的。

例文テキストは全部で「ユニット20」まであり、各ユニット「300~400words」のテキストです。

1つのユニット「2分以内」に読めるようになるのが、最終目標

2分以内に読めれば、150WPM以上で読めることになります。

このスピードで読めれば、TOEICのリーディングパートは完答できるということ。

本書の英文は、必要語彙数2000語レベルの簡単な単語で構成されたものです。

それ以上のレベルの単語も出てきますが、語注がちゃんとあります。

ちなみにある英語教授法の研究によると、未知の単語が5パーセント以上、つまり20語に1語以上未知の単語があると、読解に支障がでるのだそうです。

本文の音声は、URLからのダウンロード

音声スピードは「140~150WPM」です。

この教材で何ができるか

速読力が伸びたか確認できる

本テキストでは、1分間にどれだけの単語数を読めたかという「WPM(words Per Minute)」=「語/分」を計ることができます

各ユニットにWPMの換算表があるので、自分の読解スピードがわかります。

さらに各ユニットには、6回分のWPMの記録欄があるので、それを使って速読スピードが伸びたか確かめることができます。

スラッシュリーディングで英文が読める

各ユニットに、スラッシュリーディングで英文を読むページがあります。

「スラッシュリーディング」とは

「単語1つ1つを」読むのではなく、「複数の単語を1つのかたまり」とみなして読むもの。

「スラッシュリーディングの読み方」は「速読の基本」

スラッシュ(斜め線)で英文に区切りをつけて、意味のカタマリをつくります

読解スピードが遅い人は、単語を1語1語読む傾向があるので、そうならないように「複数の語のカタマリが、1つの単語」のように読んでいくことがコツになります。

「シャドーイング」までトレーニングできる

テキストの英文は、英会話のような易しすぎる内容でもなく、いくぶん学術的なものもあります。

英検2級と準1級のリスニング対策に使えます

本書の進め方

本文のアドバイスに即して説明いたします。

Step1 『速読の準備運動』

準備として何をするかというと、ユニットのタイトルやサブタイトル、そしてイラストをみて、本文に何が書かれているか、全体を予想するということです。

難しめの単語の意味が、予備知識として載っているので、イメージの参考になります。

Step2 時間を計ってリーディング

リーディングにかかった時間を記録しましょう。

記録欄があります。

Step3 問題に答える

各ユニット、内容に関する問題が6題あります。

正答率が50パーセントに満たないようであれば、読解しているとはいえません。

Step4 音声を聴きながら確認

テキストの英文を全て理解したら、音声を使って発音を確認しましょう。

Step5 音読・シャドーイングで発音を鍛える

テキストを使ったトレーニングは、「シャドーイング」「音読」が最終段階です。

これはどのテキストに対しても当てはまること。

著者によれば

速読は、読めば読むほど速くなる

確かに1ページを1秒眺めただけで内容を記憶できる天才人もいるでしょうが、大抵の人はそうではありません。

我々にはそんなレベルは必要ありません。

「より速くなる」ことを目指せばいいだけ

そして著者によれば、正しく訓練(スラッシュリーディング)して、たくさん本を読めば速読はどんどん上がっていきます。

好きな本をたくさん見つけて、ガツガツ読もう

興味ある本でなければ長続きしませんね。

好きな本を貪るようにガツガツと読むかどうか。

英文を頭から語順通りにガツガツ読むうちに、英語の思考回路ができます

口を使うことこそ大切

これは英会話できるようになるために、非常に重要なことです。

インプットで知識は豊富になりますが、それをアウトプットできるようになるためには「口を使ったトレーニング」が必要。

エピローグ

まとめ1

速読は、「思考力」「記憶力」「決断力」「集中力」「情報処理能力」など、多様な能力が向上する。

まとめ2

速読は、「斜め読み・飛ばし読みをして、内容の要点をつかむ」のではありません

まとめ3

速読は、「複数の単語を1つの意味のカタマリとみて、速く・正確に内容をインプット」するもの

だから、速く読むと言っても「ちゃんと」読むんです。

今回は速読トレーニングの教材を1冊紹介しましたが、ぜひおすすめというわけではなく、「スラッシュリーディング」というのを知っていただきたくて、『毎日の英速読』を紹介した次第です。

「スラッシュリーディング」が載ってる参考書は、他にもたくさんありますので、書店に行ってみてください。

以上です。

― To the Finest Hour ―

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