こんにちは、孤独なライターです。
今回のテーマは、タイトルのように中学英語の重要性について、記事を書いていきます。私の英語観の大きな信念ですが、「中学英語がわからなければ英語の世界は広まらない」んです。どんな英語でも、根本は中学英語!今回は、中学英語について熱く語っていきますのでよろしくお願いします。私は、中学英語はバカにできないと考えるようになってから、中学英語教材を何冊か買いました。その中でも、『話すための瞬間英作文トレーニング』シリーズは私の愛読書です。この記事の半ばで、そのうちの1冊のリンクを貼ってますのでご参考にどうぞ。
ほとんどの方が、Noじゃないですか?
①あらゆる英語のベースは中学英語だということ。
特に中学英文法を知らなければ話になりません。
②日常英会話できるようになりたければ、中学英語の学習を徹底すること。
中学英語レベルの参考書は、日常英会話があふれています。
③中学英語をペラペラ話せれば、だいぶ英語を話せるレベルだということ。
簡単にできることではありません。
では、本題にまいります。
もくじ
中学英語がわからなければ、どんな英語もわからない
中学英語は、あらゆる英語の根本になる
これから英語を勉強する人は、まずは中学英語をマスターする。
英語は英語でも、様々な英語のふれかたがあります。日常英会話、旅行英語、受験英語、ビジネス英語、洋画鑑賞、洋楽鑑賞、原書購読、などなどたくさんあります。またビジネス英語にみられるように、特定の分野でしか使われない専門用語といった英語もあります。
しかし、中学で習う単語は日常頻出なものばかりで、ビジネス英語でもなんの分野の英語でも、使用頻度が高いものばかりなんです。中学英語は、英語の基本中の基本から学んでいきます。中学で習う「語彙」「英文法」を学ばなければ、英語の世界は何も始まりません。
中学英語の中でも、英文法が特に大事
英文法がわからなければ、文法の解説書の例文も理解できない。
中学英語=基本英語 です。では、基本英語の学習とは何を指すのでしょうか?主に3つあります。「英文法」「発音」「基本語彙」です。私の意見ですが、その中でも一番最初に「英文法」を優先して学習してください。これから基本英語を学習するにあたって、参考書で学習するにしても、必ず「(例)文」を通して学習していきます。文の意味を理解できなければ、英語の学習になりません。「基本語彙」は、わからなければその都度調べればいいだけ。「発音記号」は、英文法と並行して覚えるか、ある程度中学英文法をマスターしてから集中して学習するものありです。
仮にですが、中学英語に出てくる単語を全て覚えましたが、文法は全く学習していないとします。「はい、では覚えたこれらの単語を使って、この日本語の意味になるように並べ替えて英文を作ってください」と言われて、正しい英文が組み立てられるでしょうか?たぶんできません。それぞれの国の言語には、異なった語順のルールがあります。文法とは、「文」の「ルール(法)」です。つまり英単語を日本語の「文のルール」に当てはめて並べても、意味がチンプンカンプンになります。学ぶ言語の「文のルール」を知ることが、第二言語学習者にとって最も必要なのです。
高校で習う英文法は、中学英語の延長上
高校英語で出てくるような、むずかしく見える「構文」も、中学で習う英文法が基になっている。
高校英語は中学英語の発展型です。高校で習ういわゆる「構文」というやつも、中学英文法の延長上にあります。高校で習う「強調構文」「複合関係詞」「仮定法過去」といった、複雑そうにみえる英文法で構成された英文でも、中学英語に出てくるシンプルな英文と同じ文のルールで成り立っています。難解な英文も簡単な英文も、大きくみれば同じルールで構成されているんです。動詞のルール、名詞のルール、形容詞のルール、こういったことは複雑な英文でも簡単な英文でも同じ!なので、高校で習うような応用型・発展型の英文を理解するためには、中学英文法をマスターして、シンプルな英文を理解できるようにならなけばいけません。
中学英語は日常英会話の宝庫
中学英語で習う動詞は、「get」「take」「put」などの基本動詞を始め、日常生活で欠かせない動詞ばかり
日常英会話をできるようになりたければ、「基本動詞」を学習すること。
私たち日本人が日常会話するとき、基本的に難しい言葉は使いません。英語の日常会話でもそうで、中学英語で習う「動詞」の多くは、日常会話でかなり出てきます。中でも、「get」「make」「come」といった誰もが知ってる動詞の多くは、「基本動詞」というもの。では、中学で習ったからといって使いこなせるかというと、できませんよね?この基本動詞というもの、実にいろんな使い方があって、いろんな意味になるんです。学校ではほんの一部の使い方しか学ばないので、基本動詞を使って英会話できるようになるためには、自分で学習する必要があります。
中学英語の教材は、題材が会話形式になっているものが多い
中学英語の教材は、どれをとっても会話形式の英文を掲載しているものが多いです。レベルが易しい会話内容です。以下のような感じ。
・君の家族は何人いるの?
・昨日ペットショップに行ってみたよ。
・冷蔵庫にオニオンスープが入ってるわ。
The 日常会話です。よくあるパターンですが、教材の後半・最後のほうは、物語・説明文形式の英文がのってあります。でもあくまで英文のレベルは、日常英会話と同じ感じです。中学英語の教材は、会話形式の英文でも物語・説明文形式の英文でも、日常会話レベルの英語を学べます。
日常語3000語知っていれば、日常会話はできるといわれている
中学英語で習う単語数は、1600~1800語。
速単『中学版』は、関連語含めると約2300語あるので、全部覚えれば3000語にグンと近づきます。
中学英語の教材でスピーキング力をのばせる
もし中学英語がペラペラなら?
中学英語でもペラペラに話せたら、英語上級者である。
私はある本を読んでから、中学英語をなめてはいけないという考えをもつようになりました。
紹介します、この本です。著者は留学経験なしで、英検1級・TOEIC 満点をとったそうです。
この本から引用いたします。著者自身の発言ではなく、著者の知人が言ったことだそうです。ちなみにその知人は中学英語のテキストを音読しまくり、その後TOEICで満点を取ったそうです。
「中学英語の教科書を読んでいてよく思うのですが、教科書に載っている会話文を労せずスラスラ話せたら、立派な英語上級者だと思います。高校の教科書でも音読練習をしていますが、『実際に使うかどうか』という現実的な視点で考えると、中学の教科書に軍配が上がると思います。」
『超音読英語勉強法』 P128から引用
私はこれを読んでハッとさせられました。英検準1級もってても中学レベルの英語もろくにスラスラ言えない、中学英語はバカにできないんだと痛感しました。大半の英語学習者でも、中学英語はスラスラ読めても、ペラペラ話せないのが現状です。
留意点 中学英語の教科書だけではもの足りない
教科書で出てくる表現だけを覚えるのではなく、「中学英語レベル」の表現をたくさん知ることで表現の幅が広まる。
中学英語の教科書をマスターすれば英語を話せるようになるかと言えば、答えはノーです。教科書の会話文を全て暗記したからといって、すぐに英会話できるようにはなりませんよね?教科書で学べる英単語・熟語・言い回しの数は非常に限られているからです。私の意見では、中学の教科書の役割は英文法の基本を教えることであり、単語・熟語・言い回しを覚えるためには、別の参考書をたくさん勉強する必要があります。教科書の単語を覚えただけではあまり話せるようになりません。より話せるようになるためには、やはりもっと語彙力を増やさなければなりません。
まとめ
中学英語の重要性について説明してきましたが、いかがでしたか?「自分英語けっこうわかってる」って思ってた方も、中学英語見直してみようと思いましたか?私は、中学英語はバカにできないと考えるようになってから、中学英語の教科書や参考書を何冊か買いました。一定期間ですが、中学レベルの英語のスピーキングに取り組んだことがあります。この記事が、みなさんの中学英語を勉強し直すキッカケになれば幸いでございます。
では、今回のまとめに入ります。
①中学英語が全ての英語の基本である。
特に中学英文法がわからなければ、英語を読めません、聴けません、書けません、話せません。
②日常英会話を勉強するなら、中学レベルの参考書を使うべし。
中学英語レベルの参考書は、題材が日常会話内容をベースにしているものが多いです。
③スピ―キング学習者は、まずは中学英語をペラペラに話せるようになることを目標にする。
「まずは」と言いましたが、日々日々のトレーニング継続が必要です。
今回の記事は以上です
ー To the Finest Hour ー
英語できると思ってる方、中学レベルの英語をペラペラ言えますか?