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こんにちは!孤独なライターと申します。 海外に行けば英語が話せるようになると思っていましたが、ワーキングホリデーを経て、「英語は日本でものにできる」というのが、私の英語学習のモットーです。 英検準1級 TOEIC L&R 880 VERSANT 46 保持しております。

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シチュエーション別必要語彙数 中高の授業で習う英単語の数はどれくらい?

こんにちは、孤独なライターです。

今回は、英検・TOEICなど分野による英単語の必要語彙数について紹介します。

今回の記事を書くために、本格的に分野別の必要語彙数を調査いたしました。

情報の細かい内容・数字は、全てのサイトで一致することはありませんが、大体は似たものなので、私的にその平均値をとって、みなさんに紹介します。

みなさん、自分の語彙力がどれくらいあるか知りたくありませんか?

推定語彙数を計ることができるサイトがあり、今回の記事の最後のほうで紹介しようと思います。

定期的に「語彙数診断」をすることをおすすめします

語彙数が伸びれば、モチベーションアップにつながりますので。

今回のポイント

高校の教科書で習う単語は、あくまで日常英会話初級レベル。

中・高の教科書で習う単語は約「3000語」と言われています。

そして「3000語」は、英会話できる最低ランクだそうです。

高校英語は難しいと思われがちですが、単語に関しては英会話の基本レベルと言えます。

今回の記事でわかること

①分野別の必要語彙数。

英検・TOEICはもちろん、通訳者の語彙力についても調べました。

②passive vocabularyとactive vocabularyについて。

単語を「知ってる」のと「使える」は違うという内容です。

③自分の推定語彙数を計れるおすすめアプリ。

その時で結果にばらつきがありますが、面白いので学習のモチベーション維持につながります。

では、本題に入ります。

シチュエーション別必要語彙数

英検

・英検3級 → 「2000~3000語」

・英検準2級 → 「3000~4000語」

・英検2級 → 「4000~5000語」(英語学習者が目標にしたい最低レベル)

・英検準1級 → 「7000~8000語」(ここから一気に増加)

・英検1級 → 「12000語以上」(準1級の1.5倍)

TOEIC L&R

・TOEIC L&R 500点 → 「4000語」(英検準2級に相当)

・TOEIC L&R 600点 → 「5000語」(英検2級に相当)

・TOEIC L&R 700点 → 「6000~7000語」(英検2級~準1級に相当)

・TOEIC L&R 800点 → 「7000~8000語」(英検準1級に相当)

ただしTOEIC L&R に関しては、あくまでご参考なまでにしてください。

というのは、推定語彙数が「5000語」程度でも、「800点」とれる可能性があるから

TOEIC L&R は「7000~8000語といった上級の単語」があまり出てきません

「800点」取れる人は「7000~8000語」の語彙数がある傾向がありますよ、ということです。

通訳者おおよその平均

通訳に必要な語彙力は10,000語から15,000語といわれています。

『日本会議通訳者協会』 ホームページから引用
https://www.japan-interpreters.org/news/yoko-kikuchi7/#:~:text=%EF%BC%881%EF%BC%89%20%E3%81%BE%E3%81%9A%E3%80%81%E9%80%9A%E8%A8%B3%E3%81%AB,%EF%BC%88%E7%AC%AC3%E5%9B%9E%E5%8F%82%E7%85%A7%EF%BC%89%E3%80%82

ということで通訳者に必要な語彙数は『10000~15000語』

英検1級レベルということです。

ただ通訳者の中でも、よっぽどのスペシャリストでない限り、英検準1級以上(7000語)の単語は、会話で瞬時にアウトプットできないのでは?

何回か通訳者が外国人観光客を相手にしているところにお目にかかったことがありますが、通訳者の英語を聞いてると、簡単な単語を使っています

英字新聞を読むには?

英字新聞を読むのに必要な語彙数を調べてみました。

これは特にサイトによってほんとまちまちで、よりピンポイントな数字では表せませんが、だいたい「5000語~10000語」

「5000語」と「10000語」は、全然違うと思った方も多いかもしれません。

新聞によって内容の専門性が違うでしょうし、一概には必要語彙数を断定できません。

でも少なくても言えることは、英検2級合格できるくらいの英語力がないと、英字新聞に向き合うのは困難だということ。

そして英検1級並みの語彙力があればスラスラ読めるのではないかということ。

私の知り合いで英検1級もってる人がいて、その人曰く「英検1級あれば英字新聞は楽に読めるけど、業界的な内容だと理解できるできないがある」ということです。

たしかに日本の新聞でも同じことが言えます。

では中学・高校で習う語彙数は?

教科書の単語のみを全部覚えた場合、語彙力はどれほどなのでしょうか?

現行の『学習指導要領』によれば

中学英語 → 1200語

高校英語 → 1800語

つまり、中学・高校で学ぶ英単語は、合計「3000語」ということ。

6年間で3000語は少ない気がします。

実際、英検2級・大学試験では5000語は必要です

英会話するのに必要な語彙数は?

自分自身を自由に表現するために必要な英語の単語数は、最低2,000~3,000語が必要だとする言語学者が多い。

『THE ENGLISH CLUB』 ホームページから引用
https://english-club.jp/blog/business-vocabulary-size/

『最低2000~3000語』なので、中学高校で学ぶ合計単語数に相当します。

「高校英語で学ぶ単語なんて日常会話には使わないよ」と、思ったことある方がたくさんいるはずです。

ですが以上からわかる通り、中学英語の単語はもちろんのこと

ポイント

高校で習う英単語も、日常英会話できる初めのレベル。

なのです。

高校英語もバカにできません。

おそらく「高校英語=受験英語=実用的ではない」という、世間一般の価値観があるのでしょう。

しかし「受験英語=実用的に使う訓練がされてない」から、「実用的でない」と認識されてしまっているのでは?と私は思います。

「受験英語=実用的」です。

Passive Vocabulary から Active Vocabulary へ

単語を「知ってる」のと「使える」は違う

中学高校で習う英単語を覚えれば、簡単レベルの英会話ができるようになるのでしょうか?

ならないですよね。

ただ覚えただけでも、いざ会話で使おうとしても出てこない、思い出せない。

なぜか?

単語を「覚えた」と「使える」は、「別物」だから。

passive vocabulary(覚えた単語)

読んだり聞いたりすればわかる、インプット状態の語彙。

active vocabulary(使える単語)

自分から話したり文章で書いたりできる、アウトプット」可能な語彙。

単語を「知っている」からといって、それを「アウトプットできる」にはつながりません。

英会話学習において、「インプット」したものを「アウトプット」できる学習が必要になるのです。

英会話上達のための単語学習とは、Active Vocabularyを増やすための単語学習と言えます。

つまり中学・高校の英単語を学習するにあたって、ただ単語の意味を覚えるだけでなく、工夫したやり方によっては、英会話習得にもつながるということ。

そのアプローチの仕方を以下で紹介します。

状況を想像・吟味しながらスピーキング

ポイント

英文の内容を「可視化」しながら、瞬間英作・音読する。

使いたい単語を含む英文を読むときに、その内容に臨場感をもたせるのです。

内容を想像して、いかに自分事として「英作」するか。

また、ターゲットの単語を使って短いストーリーを英作するのも有効です。

単語の意味を記憶するのは、「その1語だけ」よりも「文」を使ったほうが残りやすい!

そうです、「文脈の中」で覚えるということ。

その文脈を自分で作ってみるんです(ライティングの練習になる)

そして文章の内容を想像・可視化しながら瞬間英作です。

「覚えた単語」→「使える単語」に変わります!

自分の「推定語彙数」を計るには?

『weblio 語彙力診断』

あまり他の診断方法がわかりませんが(ネットで3つ4つぐらい試したことがあります)、これが最も気軽にできるんじゃないかと思います。

『weblio 語彙力診断』の特徴は

無料でできる(回数制限アリ)(有料だと何回でもできる)。

レベル別・級別に診断できる。

ジャンル別に診断できる(総合英単語・英検・TOEIC L&R・大学入試・TOEFL R テスト)。

・25問、1問10秒で答え、その場で結果がでる

・スマホなどで、どこでもできるので暇つぶし・スキマ学習になる。

もちろんその時のテスト内容により、結果(推定語彙数)が変わってきます。

ですが何回もやれば平均値はつかめます

それこそが推定語彙数。

私の例で言えば、Maximumで「17000~18000語」、Minimumで「4000~5000語」という大きな開きですが、だいたいは「10000語」なので、このあたりが私の語彙力と言えます。

ぜひみなさんも試してみてください。

まとめ

分野別の必要語彙数についてみてきました。

英語マニアでもない限り、語彙数「10000語」も必要ありません。

限りなく英検1級・通訳者に近い語彙数です。

ですが、中・高の教科書で学ぶ「3000語」では物足りない感じ。

英検2級・TOEIC L&Rの平均点(スコア550前後)はクリアできない語彙力、また英会話も最低限しかできません。

語彙力が高いと言い換えができたり、表現の幅が広まります。

単語をたくさん知ってるに越したことはないので、ぜひ単語増強に励みましょう!

では、今回のまとめです。

まとめ1

現行の学習指導要領のもとで、中学では「1200語」、高校では「1800語」、合計「3000語」の語彙を学校で学ぶ。

英検2級、TOEIC L&R 600をクリアするためには、「5000語」必要です。

まとめ3

単語を「知っている」のと「使える」のは違う。英会話では、単語を「使えなければ」ならない。

文を使って単語の意味を覚えましょう。

そのとき、英文の意味を「可視化」させながらスピーキングすると単語の意味を覚えやすく、単語を「使える」状態にもっていくことができます。

まとめ7

推定語彙数を計るには、『weblio 語彙力診断』がおすすめ。

無料、かつどこでもできます。

ぜひ『weblio 語彙力診断』をスキマ学習にご活用ください。

結果がすぐ出て面白いので、いったんやると止まりません。

今回の記事は以上です

― To the Finest Hour ―

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