こんにちは、孤独なライターです。
『速読英単語 必修編』をピックアップします。
この単語帳は大学受験をコンセプトにつくられているので、英語初級者には向いておりませんが、いづれ取り組んでいただきたい教材です。
全ての学習者に英検2級・TOEIC L&R 700を目指していただきたく、『必修編』をマスターすれば2級合格は目前です。
初級者の方は、この『必修編』を学習できるための英語力をまずは目指してください。
「必修」というくらいなので、速読シリーズの中でもコンテンツが充実した単語帳です。
①『速読英単語 必修編』を使うタイミング。
英語初心者には向きません。
②『速読英単語 必修編』の特徴。
単語数は、シリーズNO1。
③『速読英単語 必修編』の使い方。
関連記事でより詳しく使い方を説明してます。
では、本題に入ります。
もくじ
使うタイミング
インプット学習として
必修編の長文が「単語を調べれば9割くらい理解できる」ようになってから。
もしそれはど理解できなければ、『速読英単語 入門編』からやったり、文法の勉強をやり直す必要があります。
英検2級を視野に入れるとき。
英検の専門の単語帳(『パス単』など)以外を使うなら、『必修編』が2級に適しています。
英検準1級のリスニング学習をするとき。
本書の語彙レベルと、英検準1級のリスニング試験の語彙レベルが同程度だから、本書の長文音声をリスニングしましょう。
アウトプット学習として
「当然」英語の基礎が固まってから。
『必修編』を使ったアウトプットのトレーニングともなれば、これは当然のこと。
目安としては、英検2級に合格できる英語力をつけてから。
『必修編』の英文は、国公立大を含め大学が実際に出題したものですので、決して易くはないもの。
英検準1級(おそらく1級も)のスピーキング対策をするとき。
2次試験で時事やアカデミック要素があるトピックについて答えなければいけないので、『必修編』に出てくる語彙をスピーキングに使えると良いです。
『必修編』の特徴
掲載語数
約3100語 見出し語 約1900語
シリーズの中で一番語彙数が多い。
『必修』と名付けられる所以です。
長文題材はシリーズの中で一番多い
長文の長さはページで異なるものの、「70」もの長文題材があります。
国公私立大学で出題された英文をチョイスしています。
各長文に、内容確認問題がある
やるタイミングは最初が良いでしょう。
「黙聴」「黙読」のステップでこれを解いて、「自力で問題を解く」意識でやってください。
(「黙聴」「黙読」については、以下の関連記事でやり方を説明してます。)
『まとめてチェック』で、分野別の単語学習ができる
『中学版』にもありますが、やはりトピックが『軍事』『裁判』といったレベルがいくぶん高いものです。
『解説講義映像』がある
各英文を解説した映像サービスがあります。
本書に載ってあるコードを読み取るか、指定のURLから見ることができます。
巻末に、各長文の英文を解説したコーナーが設けられている
「文法的」に解説して、英文の内容を説明しています。
(全ての英文ではありません。一部です。)
この英文解説の「文法の説明」は、単語帳なのに充実しておりますが、「文法は初心者」という人はみてもわかりません。
ある程度文法理解できる人向けです。
『必修編』の使い方
インプットの学習
「黙聴」「黙読」~「シャドーイング」まで。
具体的なやり方は、この関連記事をみてください。
英検2級を視野に入れる場合。
二次試験はスピーキングですが、ほとんどインプット学習だけで合格できます。
『必修編』のやり方は、インプット学習の「黙聴」「黙読」~「シャドーイング」でOK。
英検準1級のリスニング対策。
「黙聴」して、聞き取れないところをみつけて、ひたすた「シャドーイング」です。
アウトプットの学習
長文の内容を完璧に理解してから「瞬間英作」。
わからない英語を瞬間英作しても意味がありません。
まずは本書の未知の単語を全部一気にノートにメモする。
『必修編』ともなると未知の単語がポツポツとあると思います。
この作業、『入門編』より時間がかかりますが、2~3時間で終わるでしょう。
ひたすら「瞬間英作」をする。
最初は、「1文口にしては答えを確認」です。
長文一題すべてできそうになったら、全部一気にやってみてください。
必ずしも英文通りに瞬間英作する必要はない。
違う単語を口にしても、原文と同じ意味であれば問題ありません。
大事なのは、「即」英語を口にすること。
まとめ
『速読英単語 必修編』はシリーズで一番人気がありますが、購買者は大学受験生がほとんどなので、英語初心者には向きません。
でも今は初心者の方でも、いずれ本書と同レベルの英検2級を目指すことを勧めるので、いずれは『必修編』をクリアしたいところ。
がんばりましょう。
では『速読英単語 必修編』をやるべき人・使い方についておさらいします。
『速読英単語 必修編』 使用できる学習者
①『必修編』の長文を、単語を調べながらで9割理解できる人。
②英検2級を目指す人。
③英検準1級のリスニング対策をする人。
①英語の基礎がガッチリ固まってから。
②最低英検2級に合格できる力がついたら。
③英検準1級のスピーキング対策する人。
『速読英単語 必修編』 使い方
①「黙聴」「黙読」から「シャドーイング」まで。
インプット学習の使い方の基本です。
②英検2級のリーディング対策として。
①と同く、「黙聴」「黙読」から「シャドーイング」まで。
③英検準1級のリスニング対策として。
英文中にわからないところをなくして、ひたすら「シャドーイング」する。
①未知の単語を、本書一気にノートに書きだす。
②長文の内容を完璧に理解したうえで、ひたすら「シャドーイング」。
③間違いを気にせず、即英語を口にする。
今回の記事は以上です。
― To the Finest Hour ―
『必修編』 語彙数・長文の数は、シリーズで1番多い。