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孤独なライター
こんにちは!孤独なライターと申します。 海外に行けば英語が話せるようになると思っていましたが、ワーキングホリデーを経て、「英語は日本でものにできる」というのが、私の英語学習のモットーです。 英検準1級 TOEIC L&R 880 VERSANT 46 保持しております。

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『話すための瞬間英作文』シリーズとは? アウトプットだけでなくインプットにも使える

 こんにちは、孤独なライターです。

 今回は、瞬間英作トレーニングとして有名な『話すための瞬間英作文』シリーズを紹介します。このシリーズは全部で6冊ありますが、今回の記事で紹介するのは、実際に私が活用した以下の3冊です。

①『おかわり どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』

②『スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング』

③『バンバン話すための瞬間英作文「基本動詞」トレーニング』

 このシリーズは、決して難解な英文を瞬間英作するものではなく、日常会話に近い英語を瞬時にアウトプットできるようになるためのトレーニング本です。文法的にも中学レベルで易しい!ただし侮るなかれ。英語を勉強してきた人にとっても、スピーキングトレーニングをやらなければ、中1,2レベルの英語でも口から出てきません。この英語スピーキング力では、オンライン英会話をやってもほとんどしゃべれません。お金の無駄になります。

今回のポイント

『話すための瞬間英作文』シリーズは、英語スピ―キング初心者にもってこいの参考書。

 オンライン英会話などで相手と会話になるように、まずは「文」で英語を話せるための基礎作りをしましょう。それがこのシリーズでは可能になります。

今回の記事でわかること

①瞬間英作トレーニングとはどんなトレーニングなのか?

『話すための瞬間英作文』シリーズのやり方、メリットについても解説します。

②『おかわり どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』 ベレ出版

『話すための瞬間英作文』シリーズの中で、最も初歩的です。

③『スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング』 ベレ出版

中学英語を使って次々と、文法的にランダムな英文をアウトプットします。

④『バリバリ話すための瞬間英作文「基本動詞」トレーニング』 ベレ出版

基本動詞の知らない使い方が、とにかく満載です。

では、本題にまいります。

このシリーズってどんなトレーニング?

『瞬間英作文』シリーズ やり方

ポイント

簡単な短文の日本語を見て(聴いて)、すぐに口を使って英語に変換するトレーニング。

 参考書を開いて、左側に日本語の短文があります。それを見て(CDで聴いて)すぐに口頭で英語に変換します。右側に模範英文があるので、すぐに答えを確認できます。目指すのは、日本語を見て1,2秒で模範英文のような英文を言えること

 大事なのはテンポよくやることです。日本語を見て長々と考えずに、わからなければすぐに模範英文で答えをチェックしてください。何回か繰り返すと、英文を見なくても答えれるくらいにはなります。

『瞬間英作文』シリーズ メリット

ポイント

①中学英文法の確認ができる。

②基本動詞の理解が深まる。

③スピーキング初心者にとって、負担なくトレーニングできる。

 ①が当てはまるのは、『おかわり どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』と『スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング』です。この2つは、中学レベルの英文法で構成された英文をつくるのがコンセプト。基本的な文法で英作するトレーニングですので、中学英文法の確認ができます。

 ②が当てはまるのが、『バンバン話すための瞬間英作文「基本動詞」トレーニング』です。「get」「go」「have」「do」「keep」「let」といったよく目にするものをピックアップしていますが、基本動詞の意外な使い方がたくさんあることに気づかされます。基本動詞で私たちが知っているのは一部の意味だけです。『バンバン話すための瞬間英作文「基本動詞」トレーニング』はほんと勉強になります。

 ③に関しては、先の3つの参考書全てに当てはまります。『バンバン話すための瞬間英作文「基本動詞」トレーニング』も、英文の文法は中学レベル。それに3つの参考書全て短い文の英作なので、これから英語のスピーキングを始める初心者には取り組みやすく、おすすめです。

『瞬間英作文』シリーズ デメリット

ポイント

シリーズの一部だが、日本語で書かれた内容がややこしくてやりにくい。

 デメリットとして述べるので著者に申し訳ないのですが、これが当てはまるのが『スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング』の最後のほう。英作する日本語が長くなり、日本語として不自然な感じがします。(レビューを調べたら同じことを言ってる人がけっこういました。)

 しかし、これは著者が意図してそうしたということ。以下の引用を見ればそれがわかります。

またPart2で顕著ですが、・・・・・2つ以上の文に分けて言うことも、敢えて、1つの文にしています。・・・・・解答例の英文は、文法・文型的に可能な文であって、発話としての自然さは、多少犠牲にしています。・・・・・いくつかの文型が応用・結合された複雑な文を正確に作れるようになると、単純な文を作ることが、実にたやすく感じられるようになるでしょう。

『スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング』 P126から引用

デメリットかどうかは、あなた次第。『スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング』の最後のほうは、英作する文が長くなり日本語も複雑なので、最初の1~3周はなかなか進まず途中でやめたくなります。ですが反復回数を重ねるごとに、どんどん楽に瞬間英作できるようになります

『おかわり どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』 ベレ出版

本書概要

ポイント

・中学レベルの英文を、文法的に正しく瞬時にアウトプットできるようにするための参考書。

・瞬間英作する英文が、文法の項目別にページが分かれている。

 『瞬間英作文』シリーズで、一番レベルが易しい参考書です。中1レベル、中2レベル、中3レベルと分かれており、またさらに文法・文型別にセクションが分かれています。『スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング』も中学レベルに収めていますが、ここが大きな違い!

 とにかくスピーキング初心者は、最初は易しいレベルからスタートしましょう。この参考書は、「これはお寺です。」「This is a temple.」(本書引用)、こういったレベルから始まります。

この参考書で何が期待できるか?

ポイント

・中学英文法の復習ができる。

・簡単な英会話ができるための土台作りができる。

 中学英文法の復習ができます。文法・文型別に瞬間英作していくので、苦手な文法は何なのかはっきりします。あくまで「復習用」であり文法を学習するためのものではありません。

 また英文が易しく、日常会話に使えそうなものばかりなので、英語をアウトプットするウォーミングアップとしても使えます。(簡単な英文といっても、英語初心者はなかなかアウトプットできません。)

この参考書をやるべき人

ポイント

・中学英文法全体を復習したい人。

・これから英語のスピーキングトレーニングをしたいという人。

 瞬間英作する英文はどれも日常会話レベルですが、ガッチガチに中学英文法で構成されています。なので中学英語ができなければトレーニングになりません。文法・文型別にトレーニングできますので、苦手分野がはっきりします。ですがこの参考書は、文法を勉強するものではありません。わからない文法があれば、別の参考書で復習してください。

 またスピーキング初心者にもおすすめの参考書です。もろに正しい中学英文法に則って瞬間英作するものですが、英文の内容が日常的かつ短文なので、初心者にとっていきなりオンライン英会話するより負担は少ないでしょう

『スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング』 ベレ出版

本書概要

ポイント

・中学レベルの英文を、文法的に正しく瞬時にアウトプットできるようにするための参考書。

・瞬間英作する英文が、文法の項目別に分かれていない。次々異なる文法の英文を瞬間英作していく。

 『おかわり どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』と同じく、中学レベルの英文を瞬時に英作するトレーニングになります。2つの大きな違いは、文法・文型別に内容が分かれているかいないか。『スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング』は、文法・文型別に内容が分かれていなく、次々にランダムに異なる文法を使って瞬間英作していきます。『おかわり どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』は、使うべき文法・文型が分かりますが、『スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング』は、使うべき文法・文型がほとんど示されていません。英文も後半になれば長くなりますので、『おかわり どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』より難易度が上がります

この参考書で何が期待できるか?

ポイント

簡単な英会話ができるための土台作りができる。

 中学英文法を使って、短く簡単な英文をスピーキングできるようになることが期待できます。つまり、「単語」で言いたいことを伝えるのではなく、「文」で英語を話せるようになれるということ!『おかわり どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』と違って、文法・文型別に内容がわかれていないので、自分が知ってる文法知識で瞬間英作していきます。負荷も高くなるので、より高い効果を望めます。ただし念を押しますが、中学英文法をマスターしていることが前提!そうでなければ、この参考書でまともに瞬間英作トレーニングができません。

この参考書をやるべき人

ポイント

これから英語のスピーキングトレーニングをしたいという人(中学英文法をマスターしてることが前提)。

 これから英語のスピーキングトレーニングを始める方におすすめします。「単語」で意味を伝えるのではなく、「文」で言いたいことを伝えることを目標にしましょう。最初は、中1,2レベルの英文でもスピーキングできないものです。

 まずは中学レベルの英語を瞬時にアウトプットできるようになりましょう!これをクリアすれば、英語のアウトプットの土台は完成です。あとは、語彙・熟語・構文の力をつけて表現の幅をひたすら広げていくのみ。

『バンバン話すための瞬間英作文「基本動詞」トレーニング』 ベレ出版

本書概要

ポイント

中学英文法と基本動詞を使って、短い英文を瞬間英作するトレーニングができる。

 「get」「go」「keep」といった「基本動詞」を使って、短く簡単な英文を瞬間英作するトレーニング本です。内容は日常会話でレベルで、文法的にはあくまで中学レベル、この点は『おかわり どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』『スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング』と変わりません。しかし、この参考書は「基本動詞」を使った瞬間英作トレーニングであり、中学でも高校でも習わない基本動詞の使い方がバンバン出てきます!スピーキングトレーニングだけでなく、基本動詞の勉強にもなるということです。

この参考書で何が期待できるか?

ポイント

メジャーな基本動詞の知識が増やせる。

 もちろん瞬間英作のトレーニング本なので、スピーキング初心者にとってアウトプットの訓練に役立ちますが、それ以上に注目したいのが、超メジャーな基本動詞の幅広い知識が身につくこと!1つの基本動詞でも、(前置詞・副詞がセットになることで)いろんな意味で使われる例をたくさん説明しております。この解説は、実際に瞬間英作するトレーニングの順序に沿っています。

この参考書をやるべき人

ポイント

英語スピーキング初心者におすすめ。

 なぜスピーキング初心者におすすめかというと、第1に、基本動詞の使い方を知ることで日常英会話で表現の幅を広めることができるからです。日常会話ではかなり基本動詞が使われます。

 第2に、この参考書の英文は文法的に中学レベルなので非常にシンプルです。オンライン英会話がまだ早いスピーキング初心者にとってやりやすいトレーニングになるのでおすすめです。

まとめ

 瞬間英作トレーニングの定番の参考書、『話すための瞬間英作文トレーニング』シリーズについて解説してきました。このシリーズは、日常会話に近い英語を瞬時にアウトプットできるようになるためのもので、中学英文法を使って英作するので決して難易度は高くありません。

 しかし、英検2級・準1級に合格した人にとっても、中1,2レベルの英語でもスムーズにアウトプットできないもの。これでは、オンライン英会話をやってもほとんどしゃべれません。いずれ、スピーキング力を伸ばすためにオンライン英会話はやるべきですが、ある程度英語を話せるようになってからが費用対効果が高いです。オンライン英会話で効果を発揮するために、スピーキング初心者は、まずは「文」で言いたいことを伝える英語力の土台を作るべきです。『話すための瞬間英作文』シリーズは、その役目を果たせるというのが私の想いです。

 では、今回の記事のまとめに入ります。

まとめ1

『おかわり どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』

・中学英文法の復習ができる。

・内容が文法・文型別に分かれているから、苦手な文法がはっきりする。

・簡単な英会話ができるための土台作りができる。

 シリーズ中一番レベルが易しいので、英語スピーキング超初心者はまずはこれをやるべき。易しいといっても慣れるまで負荷は高く感じます。

まとめ2

『スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング』

・中学英文法の復習ができる

・内容が文法・文型別に分かれていないから、苦手な文法がはっきりしにくい。

・簡単な英会話ができるための土台作りができる。

 あくまで内容が中学英語ですが、瞬間英作するにあたり使うべき文法・文型が示されていないので、知ってる文法知識を使って、文法・文型が異なる英文を次々に瞬間英作していくトレーニングになります。難易度は上がります。

まとめ3

『バンバン話すための瞬間英作文「基本動詞」トレーニング』

・「中学英文法」+「基本動詞」で瞬間英作する。

・メジャーな基本動詞の知識が増やせる。

・簡単な英会話ができるための土台作りができる。

 中学・高校では知ることができない基本動詞の学習ができます。目から鱗です。英文のレバルは、ベースが中学英文法なので難しくありません。

今回の記事は以上です

ー To the Finest Hour ー

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