こんにちは、孤独なライターです。
今回は、英検準1級ライティングの対策について解説します。
準1級でも、ライティングは比較的点数が取りやすい分野です。
私は中3で3級合格、その後ずーっと英語の資格は何も受けず、海外から帰ってきて英語の資格に目覚め、英検準1級に2回目で合格しました。
1回目は、ライティングに失敗したんです。
リーディングでは、合格者の平均点を上回ってはいたももの、ライティングで見事にこけて一次試験不合格。
2回目では、いくらかライティングの対策をしたおかげで、無事合格。
軽く対策をしただけでライティングの点数がグンと伸びたんです。
以上、私の経験談から準1級ライティング対策を講じていきます。
英検2級リーディングレベルの英文を参考にするといいです。
①英検準1級と2級のライティングの違いについて。
準1級は必ず提示されたキーワードを使わなければなりません。
②英検準1級ライティングの対策の基本について。
自分オリジナルの英文のテンプレートを決めて、「ひとり英作文」で十分です。
③英検準1級ライティング おすすめ教材。
「ひとり英作文」で物足りないという方にも紹介します。
では、本題にまいります。
もくじ
英検2級のライティングと何が異なるのか?
2級の解答語彙数は「80語~100語」、準1級は「120語~150語」です。
自分の意見を支えるための理由となるキーワードを、4つのうちから2つ選ばなければならない
キーワードをもとにして英文を組み立てていく。
2級と同じように、自分の主張を支えるためのキーワードが与えられます。
2級では、そのキーワードを英文で使うかどうかは「任意」です。
ですが準1級のライティングは、「必ず2つ」使わなければなりません。
なので
「自分の意見は何なのか?」を考えるのではなく、「どのキーワードを使ったら、論理的な英文が書けるのか?」を、始めに考えることになる。
ここが、準1級ライティングのポイントになります。
よりレベルの高い小論文形式で書くことが求められる
簡単な単語ではなく、それなりのレベルの表現を使う。
英検ホームページに載ってある、過去問のライティング模範解答をみればわかります。
2級と準1級の模範解答を見比べれば、その違いが歴然。
2級では、「I think that~.」「First,~」「Second,~」といった簡単な単語を使った論理構造の英作で十分高得点をねらえますが、準1級ではそうもいきません。
(英文自体正しく書けていれば合格圏内はいけるでしょう。)
もう一歩レベルの高い表現を使って、論理的な英文を書ければより高い点数が望めるでしょう。
例えば第2の理由を述べるところでは
「~also~.」「Furthermore,~」「That is true of~(~にも当てはまる)」など。
論理展開を示す表現にはどんなものがあるのか調べて、それをマネしましょう。
英作文のバリエーションの広さがより試される
英検2級リーディング問題の長文などを参考にする。
さきの内容からわかる通り、英文の表現が単調にならないためにも、よりいろんな表現で英文をかけたほうが高得点につながります。
「分詞」や「関係詞」で長めの英文にしたり、「接続副詞」を文頭ではなく文中に配置したり、アカデミック要素がある英文を書ければ高得点をねらえるでしょう。
2級リーディングレベルの長文を調べれば、どんな表現があるのかチェックすることができます。
メモして自分のモノにしましょう。
英検準1級ライティング対策 基本事項
自分の英文構成スタイルを決めておく(テンプレートを作る)
テンプレートを作って、使う表現を決めるだけで「10語~20語」ぐらいは稼げる。
準1級のライティング語彙数は「120語~150語」なので、これだけでアドバンテージになります。
絶対に自分のテンプレート作ってください。
試験中解答に悩んで時間をロスしないためです。
あらかじめ各段落で使う表現を決めておけば、早く解答できます。
論理展開を表す単語、表現がどんなものがあるのか調べて、自分のテンプレートに組み込んでください。
英作文に抵抗を感じるなら、瞬間英作トレーニングを徹底する
「インプット」したからといって「アウトプット」できるとは限らない。
準1級ライティングといっても、難しい高度な内容を書くわけではありません。
意見とその理由の内容は、極論どうでもいいのです。
よりアカデミックな表現を使った論理的英文を書ければいいだけ。
そのためには単語・イディオム・論理的な文章表現を知らなければなりませんが、知ってるからといって、スムーズに英作文を書けるとは限りません。
書けないのであれば、「英作文自体に慣れていない」ということ。
英語の基礎はあくまで中学英文法。
中学英文法の英語でもスラスラ書けるようになれば、英作文にも慣れてきます。
しかも文法はあくまで、中学英文法がベースです。
自分で問題を作って、時間を計って英作する
準1級ライティング専用の教材を使ってもいいが、問題内容を自分で作ってトレーニングすることもできる。
テンプレートを作ったら、実際にそれを使って英作文してください。
自分で問題を作成する場合は、準1級の過去問を参考にしてください。
時間を計ってトレーニングをやっていけば、ペース配分がわかってきます。
自分の解答の進捗状況の良し悪しを判断できるのは、大事なことです。
英検準1級ライティング おすすめ教材
『英検分野別ターゲット 英検準1級 ライティング問題』旺文社
「ひとりライティング」するのが面倒で、ライティング対策はいくらかやればいいという方。
英作トレーニングは、自分で問題作って解答してみる「ひとりライティング」でやることもできますが、それが面倒だという方は、何か教材を買うことになります。
この参考書では実際に英作する前に、準1級ライティングの対策の基本的なことを解説しております。
例えばライティングに使える表現のコーナーも。
問題数も13題と少ないし、厚いものでもありません。
『スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング』ベレ出版
簡単な英語をスラスラ書けないという方。
さきにも言った通り準1級ライティングでは、中学レベルの英語をスラスラ書けるくらいの英作文ができることが前提です。
もしそうでもないのなら、中学英語をすぐにアウトプットするトレーニングをしてください。
英語をライティングすることに慣れましょう。
まとめ
英検準1級ライティング対策について解説してきました。
2級のライティングと異なること、把握できましたか?
準1級では与えられた「POINTS」を、2つ絶対に使わなければいけないことでしたね。
2級では、使うかどうかは任意でした。
では、今回のまとめです。
解答するとき、「自分の意見は何なのか」を考えるのではなく、「どのキーワードを使ったら論理的な英文が書けるのか」を考える。
自分の考えを捨ててください。「どうしたら論理が成り立った英文を書けるのか」を考えることです。
論理展開を示す表現を調べて、自分のテンプレートを作っておく。
英検2級リーディングレベルの長文を参考にしてください。
時間を計りながら、テンプレートを活用して、問題に解答してみる。
もし「ひとり英作文」で物足りなければ、1冊問題集を使うといいでしょう。
今回の記事は以上です。
ー To the Finest Hour ー
アカデミックな英文の表現の幅を広める。