世の中には、たくさんの英語教材があります。
特に初心者の方には、どれを選べばいいのか悩みますよね。
ある程度英語力ある人は、自分の必要な参考書がどれか検討つくでしょうが、これから英語をやってみようという人にとっては選ぶだけでも苦労すると思います。
ですので、私から皆さんにおすすめしたいものを、このサイトで提案して皆さんを導いていこうと思います。
ここで私が留意するのは、たくさんの参考書を提示しても、また読者の皆さんがお悩みになってしまうので、本当におすすめしたいものに絞っていきます。
これから英語を学ぼうという方!
まずは中学英文法をマスターしてください!
第2言語として英語を学ぶ我々が最初に学習するべきなのは、「発音」より「文法」です。
そこで今回は、「中学英文法」のおすすめテキスト・参考書をピックアップ。
ではいきます。
もくじ
『NHK基礎英語 1週間で仕上げる』シリーズ 中学の英文法の基本をざっと学べるテキスト
解説を見ながら問題を解いていく、書き込み式の中学英文法テキストです。
覚えるべき英文法を広く深すぎず学習できるので、初心者の方には非常に取り組みやすい仕上がりになっております。
シンプルであまり余計なことは載っていなく、活字も小さくないから読みやすい。
テキストのタイトルで「1週間で仕上げる」と謳っており、1日のタスクのページ数は、例えば中1のテキストで16ページほど(6、7日目はもっと短いです)。
テキスト形式について。
・各日の中で覚えるべき「文法確認事項」が4ページ。
・それを参考にした「問題演習」が6ページ。
・その「解答」が4ページ。
・それに「関連した重要フレーズ」を紹介したのが2ページ。
といった具合です。
文法確認事項と問題の解答ページでは、覚えるべき箇所や解答箇所が赤字になっているので、透明な赤シートを使えばテンポよく覚えたかどうかがチェックできます。
正直なところ、英語の本質に触れたような解説はのっていないので、以下に紹介するような「中学英文法の辞書的な参考書」などを併用すると、より理解を深めて本書を学習できます。
英語が苦手でテストの点数を上げたい学生から、もう一度基本中の基本レベルから、かつ中学英語をざっと要点をつかみながら基礎英文法を学びたい、という社会人の方にやっていただきたい問題集です。
とにかく、シンプルで使いやすい!
さすがNHKの出版物です。
『塾よりわかる中学英語』 中経出版 中学1年~中学3年の英文法を一冊にまとめた「中学英語の辞書的参考書」
分厚いですが(550ページぐらい)、1ページの文字数が多くないので、次から次に進むことができます。
本書を特におすすめしたいのは、英語をゼロから始めたい方、基礎から始めて間もない方です。
中学3年間分の英文法の「辞書的」テキストであり、辞書的といっても分かり易く説明しております。
説明が単純すぎず、難しすぎず。
本書は読者の学習に臨場感をもたせるため、文章の調子が授業スタイル、語りかける口調だから親しみやすさを感じます。
本書は、英文法の話しに入る前に、英語を書く際のルールについて説明されております。
例えば、「アルファベットの書き方」「ピリオドやアポストロフィ」「英文の最初の単語の語頭は大文字で書く」さらには「筆記体の書き方(覚える必要はありません)」までも。
本当にゼロからのレベルです。
英会話の基本は中学英語レベルと言われており、英会話だけでも覚えたいという方でも中学英語はマスターするべきです。
とにかく問題集を別にして、中学英文法の参考書はこれ一冊だけでもOKです。
繰り返しますが、本書は「中学英文法の辞書」になります。
巻末には文法用語の索引がついてます。CD音声の付録はついてません。
『英文法のトリセツ』シリーズ アルク まさにゼロから英文法を学ぶ学習者に作られた、噛み砕き度Maxの「中学英文法」参考書
この参考書は、とにかく英語の初心者にピッタリです。
とはいっても中高の学校の授業でひと通り英語を習った人にとっても、知らない大事な知識が載ってるんです。
例えば「品詞」について。
英文法を学ぶ上で、品詞のことが知らないと何もできません。
それなのに、品詞のことが知らない人のほうが圧倒的なのが現状です。
それは学校の英語教育では教えてくれないからです。
私も学校や大学の英語の授業でも、品詞の説明を聞いたことがありません(大学浪人してた時、予備校の授業で初めて知りました)。
『じっくり基礎編』は、「品詞」の話からスタートします。
そして、品詞の中でも最も重要な「動詞」について詳しく説明しております。
『じっくり基礎編』の目次を見ると、参考書の4割くらいが、動詞に関連したお話になっております。
本書にイラストあまりなく、文書のみの説明となっております。
しかし退屈はしません。
一貫して授業をしているかのような語りかけの文調で、親しみやすいです。
アマゾン見ると、「なれなれしい」とか「噛み砕きすぎてくどい」といったレビューがありますが、そこから察しがつくように、初心者には向いている参考書です。
いくら初心者に向いてるといっても、必要最小限の「文法用語」はあります。文法知識を頭で整理するためにある程度文法用語は必要です。
まとめ
「中学英文法」のテキストを何冊か紹介させていただきました。
さっそく今回の記事を、ざっくりとまとめていきます。
『塾よりわかる中学英語』
・英文法初心者向けの、中学英文法の辞書的参考書。
・文体が語りかけるような感じで、易しく親しみやすい。
『英語のトリセツ』シリーズ
・中学英文法を、じっくり理解していきたい人向け。
・噛み砕き度マックス。
今回の記事は以上です。
― To the Finest Hour ―
『NHK基礎英語 1週間で仕上げる』シリーズ
・英文法初心者向け。
・ざっと全体的に中学英文法といった英文法の基礎を、広く深すぎず学習していける。
・解説を読んで、すぐに問題を解くスタイル。