こんにちは、孤独なライターです。
今回はTOEICリスニング対策を、目標スコア別にシンプルにまとめていきます。
この記事は要約バージョンで、スコア別の詳しい解説は以下のリンクをご参考にしてください。
(本記事は、以上のリンクを要約したものなので、多少内容が重複。)
目標スコア別に英語力の現状をみていき、それを踏まえて対策の基本方針について述べていきます。
最後に、各Partの攻略法をシンプルに解説。
本記事はこの流れです。
より詳しい解説は、先のリンクにのってあります。
①TOEICリスニング 200~300目指す方がやるべきこと。
まずは中学英語のリーディングを勉強しましょう。
②TOEICリスニング 300~400目指す方がやるべきこと。
文法・基本的単語は覚えてきてますが、もう少しそれらを勉強する必要がありそうです。
③TOEICリスニング 400以上目指す方がやるべきこと。
英語の基本はOK、これからたくさん英語にふれていきましょう。
では、本題にいきます。
もくじ
TOEICリスニング 200~300目標の方
現在の英語力
基本的な文法、単語がわからない。
リーディングで理解できる英文の量が圧倒的に少ないと言えます。
そもそも「英文を理解できない」のはなぜか?
「単語の意味だけでなく、文法もわからないから」です。
リーディングで理解できない英文は、リスニングでも理解できません。
なのでリスニングトレーニングの前に、まずは「英語の読み書き=リーディング」から学習する必要があるということ。
「リーディング」は「リスニング」に先行する、と言えます。
リスニング 200超えるための勉強方法
「中学英文法」を先にマスターして、そのあとに語彙力をつける。発音に関しては、英語の「母音」「子音」を知っておきたい。そしてTOEICのPart1、Part2に特化する。
とにかく中学英文法が最優先です!!
(中学英文法を覚えなければ、あらゆる英語が始まりません。)
(リスニングはもちろん、ライティングもスピーキングも始まりません。)
中学英文法を習得したら、次は単語強化に集中。
また英語の発音記号は自分で発音できるように、英語の「母音」「子音」はやっといてください。
単語帳の見出し語の発音記号で、単語の正しい発音を自分で確認できるようになるためです。
以上のことをひと通りやったら、TOEICのPart1、Part2に特化したテキストです。
まだPart3、Part4の長文は無理なので、短文の英語問題からトレーニングしていきます。
Part別 攻略法
Part1、Part2でスコアを稼ぐ。
<Part1>
目標正答率 8割
A~Dの4択の音声が流れる前に、可能な限り写真を細部にわたってチェックしておくこと。
これはどのレベルの人でも当てはまります。
<Part2>
目標正答率 6割
とにかく冒頭の単語(when、whereなど)を聴き取ること。
冒頭の単語を聞き逃すと、間違う問題がけっこう出てきます。
また全部聴き取れたけど、いまいち答えが選べないときは、「最もふさわしいもの」を選んでください。消去法です。
<Part3 Part4>
目標正答率 4割
Part3、Part4では点数を稼げないことを見込んでください。
ですが、各問いの1問目は正解してください。
なぜかというと正解しやすいから。
音声の前半で答えがでてきますので、とくに冒頭部分は集中してリスニングすること!
TOEICリスニング 300~400目標の方
現在の英語力
まだ完全に英文法が固まっていない。TOEICの語彙力も不十分。また英語の発音になれていない。
リスニングできる英文を増やすためには、リーディング力を高める必要があります。
TOEICリスニングで300以下の方は、まだリーディング力が足りないんです。
なぜリーディング力が足りないのか?
理解できる英文の量がまだ少ないんです。
なぜか?
まだ文法的知識が足りないところがあり、TOEICで高得点とるための語彙力も不足しています。
300とれないのは、Part3、Part4でだいぶ点数を落としていることが考えられます。
これはまとまった量の英文をリスニングできないから。
TOEICも長文のリスニングとなると、英語の発音の特徴(「リエゾン」「脱落」など)がもろに反映されますので、こういったことにも慣れていかなければなりません。
TOEICリスニング 300超えるための勉強法
もう一度英文法を確認。TOEIC中級レベルの単語帳を1冊やる。そしてTOEICのPart1、Part2に特化する。
見直すべき英文法は、苦手な人が多い「関係詞」「完了形」「不定詞」「仮定法」です。
TOEICリスニングの公式・実践問題集の英文内容をみれば、そのどれもが当り前のようにでてきます。
またまだTOEICに頻出の単語の知識が足りないと思われるので、2000~3000語の単語力がある方は、TOEIC中級レベルの単語帳を1冊やりましょう。
まだPart3、Part4の長文にはついていくことが難しいので、Part1、Part2に特化して短文の英語を精聴するトレーニングを。
これは、長文英語を聴きとれるようになるためのステップです。
Part別 攻略法
Part1、Part2で点数を稼ぐ。
<Part1>
目標正答率 全問正解
A~Dの4択の音声が流れる前に、可能な限り写真を細部にわたってチェックしておくこと。
これはどのレベルの人でも当てはまります。
<Part2>
目標正答率 8割
とにかく冒頭の単語(when、whereなど)を聴き取ること。
冒頭の単語を聞き逃すと、正解できない問題がけっこう出ます。
また紛らわしい問題もあります。
全部聴き取れたけど、いまいち答えが選べない!
(こういう場合は、2択のどちらかで悩む場合が多い。)
こういう場合はより「文脈に合う方」を選んでください。
消去法しかありません。
<Part3 Part4>
目標正答率 6割
各問いの、1問目と2問目を正解させてください。
なので、冒頭から中盤までは集中的にリスニング!
また、設問を先読みすることも心がけてください。
先読みするのは、4択の選択肢ではなく設問自体です。
設問を先読みすることで、音声の内容が把握しやすくなります。
TOEICリスニング 400以上目標の方
現在の英語力
基本的英文法は固まっており、TOEICに必要な単語も習得している。
足りないのは英語の発音に慣れていないこと、まとまった英文を負担を感じることなくリスニングすることに慣れていないこと。
現在リスニングで300~400のスコアの方は、基本的な英文法が固まっており、TOEICに必要な単語も習得しているので、平均点以上のスコアを出せています。
あとは、大量の英語に慣れるだけです。
このフェーズだと、「英語を覚える」と言うよりは「英語に慣れる」です。
TOEICリスニング 400超えるための勉強法
英語の発音の特徴「リエゾン」「脱落」などに慣れる。
TOEICリスニング教材を倍速で聴くトレーニングや、シャドーイングを徹底する。
TOEICで高得点をとるための基礎力はできています。
あとはたくさんの英語にふれて、まとまった英語になれていくだけ。
その流れで、英語の発音の特徴である「リエゾン」「脱落」にも慣れてきます。
たくさん問題集を解くなりして、それらに慣れること。
TOEIC公式・実践模試の音声を、シャドーイングできるまでたくさん聴いてください。
Part別 攻略法
いかにPart1、Part2で間違わないか。
Part3、Part4で設問を先読みできるくらい、リスニングに慣れる。
<Part1>
目標正答率 全問正解
Part2よりは難易度が落ちますが、音声は1回しか流れないので油断できません。
Part1は、Part2のように冒頭を特に集中的に聴くとかではなく、選択肢全体を聴くことが重要です。
<Part2>
目標正答率 9割
対策内容は、目標スコアが200~400の方と同じです。
Part 2は、選択肢が紛らわしい問題がけっこう出てきます。
近年難化してると言われ、実際に450以上取る実力者でも、Part 3、4よりも正答率が下がる可能性が高いパートです。
<Part3 Part4>
目標正答率 8割
400を超えるために、設問を先読みするのは当たり前です。
余裕があれば「ストーリーの音声を聴いてる最中に答えをマーク」するものおすすめします。
これができれば、次の問題まで結構な時間があるので、余裕で次の問題を全て先読みできてしまいます。
またもし答えに迷ったら、すぐ勘に頼ってマークして、気持ちを切り替えてください。
まとめ
TOEICリスニング 目標スコア別に勉強方法を簡単に解説してきました。
本記事の内容にご興味を持たれた方は、本記事序盤にのせてあるリンクを参照ください。
より詳しい解説がございます。
では、今回の記事のまとめに入ります。
「中学英文法」を早くマスターして、語彙力をつける。また英語の「母音」「子音」を理解しておきたい。その後TOEICのPart1、Part2に特化する。
英語の発音記号を覚えることで、単語帳みたときに単語の発音が自力でわかります。
もう一度英文法を見直しつつ、TOEIC中級レベルの単語帳を1冊やる。集中的にやるべきなのは、200~300が目標の方と変わらず、TOEICの Part1、Part2。
TOEICリスニングの短文英語を聴き取れるようになることで、Part3、Part4の正答率を上げることができます。
英語の発音の特徴「リエゾン」「脱落」などに慣れる。TOEICリスニング教材を倍速で聴くトレーニングやシャドーイングを取り入れて、まとまった英文を聴くことに慣れていく。
英語の基礎はみについたので、あとは大量の英文をリスニングすることに抵抗をなくしていきましょう。
今回の記事は以上です。
ー To the Finest Hour ー
今回の各スコア別の簡単な解説をご覧になって興味を持たれたなら、ご自身が該当する先のリンクの具体的解説を参考にする。