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孤独なライター
こんにちは!孤独なライターと申します。 海外に行けば英語が話せるようになると思っていましたが、ワーキングホリデーを経て、「英語は日本でものにできる」というのが、私の英語学習のモットーです。 英検準1級 TOEIC L&R 880 VERSANT 46 保持しております。

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英語の「名詞」 「超基本」を解説します

こんにちは、孤独なライターです(^^)

今回の記事では

・英文法が全くわからない

・英語の「名詞」の「超基本」について知りたい

このような方に向けたものです💡

はじめに

今回は英語の「名詞」に関して、超基本的なことを解説していきます。

「名詞とは何か?」の答えは英語も日本語も同じですが、その使い方はかなり異なります。英語の名詞の使い方は、日本人には決して馴染みのないものなので、それなりに使いこなせるようになるためには勉強が必要です。この記事では、英語の名詞の文法的使い方はもちろん、英語の名詞の捉え方の超基本事項を紹介します。特に英語学習初心者の方、この記事の内容を分かっていなければ、英語を読めません❗聞き取れません❗話せません❗書けません❗「名詞」は英文を構成する超重要な品詞の1つです。ぜひ、参考にしてください。

今回のポイント
  • そもそも「名詞」とは?5種類の名詞を紹介。
  • 英語の「名詞」の、文法的役割。
  • 「数えられるのか?」「単数?複数?」「特定されたもの?」

ではまいります、レッツゴー✨

そもそも「名詞」とは?

「人」「物」「内容」を表す品詞

ポイント

「見ることができる」ものも、「見ることができないもの」も名詞になる。

名詞は「人」や「物」を表すものだというのは、みなさんよく知っていることだと思います。

例えば

「人」でいえば

・「私」「彼」「彼女ら」「あの人」「てめぇら」

・「花子」「三郎」「佐々木さんたち」

・「後輩」「上司」「大統領」

「物」でいえば

・「ペン」「紙」「車」「テレビ」

・「ヒラメ」「カエル」「ヘビ」「スズメ」「カピバラ」

・「富士山」「スカイツリー」「太陽」

「人」「物」は物体的なものであり、実際に「見ることができる」ものです。

「私」「花子」「後輩」「ペン」「ヒラメ」「富士山」は、すべて見ようとすれば見ることができます。ここまでは問題ありませんね?

実はそれらだけでなく、以下のものも名詞になります。

「内容」の例

・「幸福」「平和」「福祉」

・「悲しみ」「恨み」「喜び」

・「食欲」「性欲」「睡眠欲」

・「思想」「独裁政治」「民主主義」

これらも「名詞」になります。

「人」「物」と違うのは、「見ることができない」ということです。

「幸福」「悲しみ」「食欲」「思想」は目に見えないものですよね?

ですが、「目に見えない」名詞もたくさんあるということ。

ウィキペディアによると、名詞の大きな定義は以下の通りです。

物体物質人物場所など[1]具体的な対象を指示するのに用いられ[2]、時間の経過と関係のない概念[3]を表す語である。

                                ウィキペディアを引用

「動名詞」についても説明をしたいのですが、この記事は「名詞」の超基本について説明するのでやめます。ご覧になりたい方は、以下の記事をみてください。

名詞の種類その1 「普通名詞」「集合名詞」

ポイント

「数えられる」名詞。

「普通名詞」「集合名詞」に分類されるものは、数えることができる名詞です。「ノートが1冊、2冊」という感じに数えられるものです。

「普通名詞」とは、「具体的に一定の形があって一般的なもの」を表す名詞です。

「普通名詞」の例

・「ノート」「机」「家」「自転車」

・「アリ」「ツバメ」「オットセイ」「シカ」

・「ひまわり」「秋桜」「しゃくなげ」

以上のものは、「1個」「2匹」「3輪」と数えることができます。おそらく名詞の中で一番わかりやすいのが「普通名詞」だと思います。

では次、「集合名詞」について。

「集合名詞」の例

・「人々」「グループ」「家具」「聴衆」

「集合名詞」に関しては定義が曖昧なので、そこまで理解できなくても問題ありません。

「集合名詞」というものが、「数えられる」ものなんだと理解しておけばOKです。

「人々」でも、何人か数えることはできますよね?

「数えることができる名詞」が集まったものが「集合名詞」、だと覚えておいてください。

名詞の種類その2 「抽象名詞」「物質名詞」「固有名詞」

ポイント

「数えられない」名詞。

「抽象名詞」「物質名詞」「固有名詞」に分類されるものは、「1個」「2個」とか数えることができません

「抽象名詞」とは、「具体的な形がなく、目に見えないもの」を表す名詞です。

「抽象名詞」の例

・「幸福」「平和」「福祉」

・「悲しみ」「恨み」「喜び」

・「食欲」「性欲」「睡眠欲」

・「思想」「独裁政治」「民主主義」

先と同じ例を出しましたが、これらはすべて目には見えなく数えられない「抽象名詞」です。

「物質名詞」とは、「物だがはっきりとした形がない」名詞のことです。

「物質名詞」の例

・「食料」→「塩」「お茶」「牛乳」

・「製品原料」→「木」「鉄」「石」

・「気体・液体」→「水」「酸素」「空気」

「塩」も「お茶」も「牛乳」も、何かの容器に入っていれば、「a glass of tea」のように「1杯」「2杯」と数えることができますが、物自体だけだとはっきりした形がないので数えることができません。これが「物質名詞」の特徴。

「固有名詞」とは、「この世に1つしかないもの」の名詞です。

「固有名詞」の例

・「三郎」「節子」「ジョセフィーヌ」

・「東京」「イギリス」「軽井沢」

・「スカイツリー」「ロンドン塔」「大英帝国博物館」

・「地球」「太陽」「月」

なぜ「固有名詞」は「数えられない」のかわかりますか?簡単です、この世に1つしかないものだから、1つ2つと数えようがありません。

以上名詞の種類をみてきましたが、ここで注意点を1つ。

「数えられる」「数えなれない」と言ってきましたが、1つの名詞でも「数えられる」場合と「数えられない」場合の両方の立場になれる名詞もあります。少なからずというか、両方の扱いができる名詞はかなりあります。

英語の「名詞」の役割

「名詞」は、「動詞」が提供する英文のレイアウト(配置図)を埋めていく、文の重要な要素

「英文のレイアウト(配置図)」については、以下の記事で内容を確認できます。

英文法の超重要事項です。

「主語」の役割

ポイント

主語になるのは、「名詞」「代名詞」以外ありえない。

(「代名詞」も一種の名詞)

考えなくてもこれは当然です。

・昨日乗った新幹線は素晴らしかった。

→主語は「新幹線」

・幸福は追求するものである。

→主語は「幸福」

・英語を勉強することは、私にとって楽しい。

→主語は「英語を勉強すること」 これは「名詞」ではなく「名詞句」 

「文」というのは、「何が、どこで、いつ、~をする」情報で成り立ちます。この「何が」にあたるのが「主語」。「主語」は、目に見えるもの見えないものとか関係なく、「物」「事」「ある内容」なので、必ず「名詞」です。

「目的語」の役割

ポイント

目的語になるのも、「名詞」「代名詞」以外ありえない。

目的語とは何か?

「他動詞」の動作の対象となる語。

定義だけではわかりにくいので、例を出します。

・「I love you.」

→主語は「I」 「love」は他動詞 「you」は目的語

・「I kicked a big ball.」

→主語は「I」 「kicked」は他動詞 「a big ball」は目的語

・「He gave me a nice present.」

→主語は「He」 「gave」は他動詞 「me」は目的語 「a nice present」も目的語

・「I found the book very interesting.」

→主語は「I」 「found」は他動詞 「the book」は目的語 「interesting」は補語

見てわかる通り、目的語はすべて「名詞」になってますよね?

他動詞がきたら必ず目的語がきます。逆に、自動詞の後には目的語がきません。

「補語」の役割

ポイント

補語になるのは、「名詞」「代名詞」「形容詞」のみ。

「補語」とは何か?

「主語」や「目的語」の内容に、情報を補う語。

例をあげます。

・「I’m a student.」

→「私」は「生徒」だと、「a student」が「I」に情報を補っている。

・「He is one of the cleverest students in this school.」

→ここでの「one」は、「この学校で最も賢い生徒の一人」という意味があります。それが主語にかかり、主語に補足説明をしています。

・「The coach made him an excellent baseball player.」

→目的語の「him」を、「an excellent baseball player」が説明しています。

日本語にも「補語」というものがあるようですが、英語とは使い方が違うようなので、覚えるのが厄介かもしれません。

しかし「補語」というのは、「主語や目的語に説明を加えるもの」ということだけ覚えておけばOKです。

ちなみに以下の例は、「形容詞」が補語として機能しているものです。

・「Your dream will come true someday.」

→「君の夢」が「本当(になるでしょう)」=「実現する」と、「true」が「Your dream」を説明している。

・「She made me angry.」

→「私」は「怒っている」と、目的語「me」に情報を補っている。

前置詞とセット

ポイント

「前置詞」がきたら、直後に「名詞」がくる。

これ、意外に学校で習わない文法事項です。ですが、前置詞のルールの超鉄則!

「前置詞」の直後には名詞が続きます。

例を見ていきましょう。

・「I kicked at the ball.」

「そのボールをめがけてキックした。」

この「kick」は他動詞ではない。つまり「ボールをキックした」とは言ってない。

・「In the middle of the night, I had a nightmare.」

「真夜中、いやな夢見たよ。」

「middle」は「真ん中」という意味の名詞。

・「Be kind to everyone.」

「人には優しく。」

「to」は「到達」が原義の前置詞。そこから「~に対して」という意味。

・「One for all, all for one.」

「一人一人がみんなのために、みんなは一人一人のために。」

「for」の原義は「包み込むように向かう」。そこから「~のために」という意味。

・「In dreams begin the responsibilities.」(イェーツの詞)

「夢の中で 責任が始まる」

主語は「In dreams」ではなく、「responsibilities」。

例外なく、前置詞がきたら直後に名詞が来ます。前置詞と名詞はセットです。これ、英文法の鉄則の1つです。みなさんがお持ちの教科書とか参考書にのってる長文をみてみてください。前置詞がきたら必ず名詞がきています。

ただし、留意点があります。下の例文をみてください。

・「Life goes on.」

「時は進み続ける。」(この英文は状況によって意味がいろいろ)

・「We should get by even in hardship.」

「困難の中でも、なんとかやっていかなければならない。」

・「Come in at your earliest convenient time.」

「都合のいい時に入ってきてください。」

「on」「by」「in」は前置詞ですが、直後に名詞はありません。

「これ間違いじゃないですか?」、、いえいえ間違いではありません。

じつはこれら、ここでは「前置詞」ではありません。

答えは「副詞」です。副詞なので、名詞はいらなく単体として機能できるのです。

このように、前置詞でも副詞で使えるやつもあるんです。

これが留意点です。

英語における「名詞」の捉え方

「数えられる」ものか 「数えられない」ものか

ポイント

・「数えられる名詞」→「可算名詞」→「countable」→略語で「C」と表記される

・「数えられない名詞」→「不可算名詞」→「uncountable」→略語で「U」と表記される

英語では名詞が、数えられるものなのかどうかを区別します。日本語では決してありません。

「消しゴムが1つ2つ」とか考えないで「消しゴム」といいますよね?ですが英語はそうもいきません。

また同じ英単語でも、数えられる使い方をすることもあれば、数えられない使い方をするものもあります。それによって単語も意味も変わってくるくらいです。

みなさん、辞書みればわかりますが、名詞を調べると「C」「U」の表記が出てきます。それは上のポイントの内容の通りなので、「C」と「U」の意味を覚えてくださいね。

「単数」のものか 「複数」のものか

ポイント

・数えられる名詞なら、さらに「単数」か「複数」かを区別する。

・数えられない名詞なら、その区別の必要はなし。

数えられる名詞が「単数形」の場合は、単独では使えません。「a/an」「the」「my」「your」「their」など「冠詞」だったり「所有代名詞」が付きます。

下の例は誤文です。

・「I have car.」

・「I like dog.」

・「I bought note yesterday.」

これらの言い方はできないということ。

逆に数えられる名詞が「複数形」の場合は、「複数形の単体」では使えます。「cats」「cars」とか単体ではOKということです。

・「I have cars.」

・「I like dogs.」

・「I bought notes yesterday.」

この例文はOKです。「car」も「dog」も「note」も数えられる名詞で、かつ複数形なので、単体で使えます。

「特定」のものか 「不特定」のものか

ポイント

・「数えられる名詞」「数えられない名詞」に関係なく、「特定のもの」なのか「不特定のもの」なのか区別する。

使う「名詞」が「不特定」なら、名詞の前にthe」はつきません

「不定冠詞」がつく場合

・「There was a beautiful woman in this village.」

「この村にきれいな女性がいた。」

・「I met an old man who can speak English.」

「英語を話せる男の老人に会った。」

「無冠詞」の場合

・「I like dogs more than cats.」

「猫より犬の方が好き。」

・「It’s good to walk in nature.」

「自然の中を歩くことはよいことだ。」

この例文に出てくる「名詞」はすべて特定されていません。

不定冠詞の「a/an」は、「ある1つの~」というイメージなので、特定されていないことがわかります。無冠詞の「dogs」「cats」は、ただ「犬が好きだよ」と言っているだけで、具体的にどの犬が好きなのかまでは言及されていません。

逆に、使う「名詞」が「特定されたもの」なら、名詞の前に「the」がつきます。「the」は「定冠詞」と言います。

・「I know the car accident.」

「その車の事故知ってるよ。」

・「Can you open the window?」

「窓を開けてくれる?」

・「Mt. Fuji is the highest mountain in Japan.」

「富士山は日本で一番高い山です。」

定冠詞「the」の基本イメージは「共通認識」です。

そこから

①すでに話にあがった名詞。

②初めて話にあがった名詞でも、状況的に特定されたもの。

③「最上級」「first」「last」「only」といった、特定的な意味の形容詞がかかる名詞。

こういった名詞に「the」がつきます。

まとめ

今回のまとめ
  • 「幸福」「民主主義」など、「目にみえないもの」でも名詞になる。
  • 「名詞」は、「主語」「目的語」「補語」の位置にくる。また「前置詞」とセットになる。
  • 英語の「名詞」は、「数えられるもの?数えられないもの?」「単数のもの?複数のもの?」「特定されたもの?されていないもの?」を意識する。

英語の「名詞」の超基本的なことを解説してきました。

5種類の名詞の紹介してきましたが、ここまで名詞の種類について聞いたこともないという方も多いと思います。5種類の名詞の違いがわかっていないと、「可算名詞」「不可算名詞」の理解も難しいと思います。

また「名詞」は、「主語」「目的語」「補語」「前置詞とセット」になるというのは、「名詞」の文法ルールの大前提です💡英語初心者の方は、心に刻んでください✨

ー To the Finest Hour ー

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