こんにちは。
今回のテーマは「代名詞」について。
みなさん、代名詞ときいてどれだけの数をピックアップできますか?
ほとんどの代名詞は、実は中学1年生で習うもの。
代名詞は「代」「名詞」ということで、名詞の代わりをする詞で、一度話に出てきた言葉の繰り返しを避けるためによく使われます。
これは日本語でもありますよね?
「これ」とか「彼ら」とか。
代名詞はあくまで名詞でありますが、さらには形容詞として機能することもあるんです。
でもご安心ください。
代名詞のほとんどは、中学1年生で習うのであまり難しい内容ではありません。
難しい「代名詞」といったら、中学3年生で出てくる「関係代名詞」です。
今回の記事では、「~代名詞」といった文法用語チックな言葉が出てきますが、内容を理解するだけでOKです。
用語までは覚える必要はありません。
では、代名詞について解説していきます。

「代名詞」は、あくまでも代(わり)名詞(の)
代名詞とは?
「代名詞」とは、字のごとく「名詞」の「代」わりとして機能する詞です。
英語の品詞の中の1つに入ります。
日本語でもそうですが、英語でも一度出てきた内容をくり返す時、同じ単語を使うことは避ける傾向があります。
話を簡略にするために、それを代名詞に置き換える、これが代名詞の役割なのです。
代名詞は名詞の代わりの詞ですから、文法的に代名詞は名詞扱いです。
だから「主語」「目的語」の位置に配置されます。
しかし中には、形容詞的になる代名詞もあります。
代名詞の種類
人称代名詞
皆さんに一番馴染のある代名詞です。
これらは形容詞(所有格)や目的語(目的格)として文中に配置する時は、形を変えなければいけません。
このような人称代名詞の「格変化」の活用を覚えていない方は、必ず覚えてくださいね!
指示代名詞
指示代名詞とは、「ものを指し示すときに使う代名詞」です。
「これ」「あれ」「これら」とかですね。
あとは、文中で前の内容を指すこともあります。
これは「this」という指示代名詞が、形容詞的に使われてます。
不定代名詞
「不特定の人やものを指す」代名詞です。
「some」と「any」は名詞としてよりも、どちらかといえば形容詞的(つまり名詞を修飾)に使われることが多いです。
疑問代名詞
よく疑問文などでみかける代名詞です。(疑問文以外でも使います)
「誰がそれをやったの?」などと「何かを訊く時」です。
「who」「what」「which」がその代表例です。
尋ねる事柄が「人」や「モノ」といった名詞のときに、これらの疑問代名詞が使われます。
関係代名詞
関係代名詞は、中3英語の難関分野です。
関係代名詞はどういう時に使うかというと、「動詞」もしくは「主語+動詞」、、つまり「文」を使って名詞を修飾する時に使います。
つまり名詞を修飾するので、関係代名詞を使った文のまとまりは、「形容詞節」ということになります。
ちょっと複雑な分野で説明が長くなりそうなので、関係代名詞の使い方についての解説は、以下のリンクを参考にしてください。
が、「一応こんな文になります」ということで、例文を2つ。
代名詞の位置
先ほどの「人称代名詞」「指示代名詞」「不定代名詞」では、「名詞」の位置、つまり「主語」か「目的語」の位置に配置します。
形容詞として使う時は、名詞の直前です。
疑問代名詞は、疑問文をつくるときであれば、文頭に配置します。
関係代名詞は、文を使って修飾したい名詞の直後に配置します。

まとめ
以上代名詞をみてきましたが、いかがでしたか?
代名詞の使い方は難しくないので、大体理解していただけたかと思います。
関係代名詞は中学英語でも難しい分野で、じっくり勉強していただきたいので、関係代名詞の記事のリンクを貼りました。
それでは、今回のポイントをおさらいします。
代名詞は名詞の代わりをする詞だから、文法的には名詞。主語や目的語で使われる。
しかし代名詞は、形容詞として使われることもよくある。例えば、「his」「these」「some」など。
「人称代名詞(I you he she they)」は、配置場所によって形が変化する(格変化)。
「指示代名詞」は、ものを指し示すときに使う代名詞 「あれ」「それ」など。
「不定代名詞」は、「不特定」の人や物を指す代名詞 その中でも「some」と「any」は、形容詞で使われることが多い。
「疑問代名詞」は、人や物といった内容(名詞)について疑問文で尋ねるときに使う代名詞 しかし疑問文以外でも使う。
「関係代名詞」は、「SとV(つまり文)」を使って名詞を修飾する場合に使われる代名詞。
ぜひ関係代名詞は、「関係詞」の記事で学習してください。
代名詞の解説は以上とします。
― To the Finest Hour ―
代名詞とは、名詞の代わりをする詞。一度出てきた内容の繰り返しを避けるために使われる。