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孤独なライター
こんにちは!孤独なライターと申します。 海外に行けば英語が話せるようになると思っていましたが、ワーキングホリデーを経て、「英語は日本でものにできる」というのが、私の英語学習のモットーです。 英検準1級 TOEIC L&R 880 VERSANT 46 保持しております。

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英語の否定文  どこに否定語を置くかで否定する内容が決まる

こんにちは、孤独なライターです😉

今回は、英語の「否定表現」についてやっていきます🎵

・英語学習初心者

・英語の否定文がよくわからない

こういった方に向けた記事になります。

はじめに

否定文でよく登場するのが、「not」「never」「no」ですが、実は否定語は他にもあります。

本記事で他の否定語も含め、使い方を紹介していこうと思いますが、その前に日本語と英語のそもそもの否定の仕方の違いからみていくことにします。いろいろな否定語を覚えるより、まずは英語と日本語の否定の仕方の違いを知ることが優先です。英語の否定表現のキーポイントは、やはり「英語は語順がすべて」ということです。

今回のポイント
  • 英語の否定文 「否定語」の位置によって意味が変わってくる
  • 基本的に、「否定語」の後の内容が打ち消される(否定される)
  • 「否定語」と「準否定語」 「部分否定」と「二重否定」

ではまります、レッツゴー✨

日本語と英語の否定の仕方の違い

英語 「否定」の仕方には厳格なルールがある

ポイント

英語は「語順」がすべてである。

簡単に英語と日本語の否定文の作り方をみていきましょう。

①「彼は走る。」

②「窓壊したのは僕。」

③「昨日ここに彼女が来た。」

この日本語を否定文に変えると

①「彼は走らない。」「走りません、彼は。」

②「窓壊したのは僕じゃない。」「僕じゃありません、窓壊したの。」

③「昨日彼女がここに来なかった。」「昨日ここに来ませんでした、彼女が。」

このように、日本語では語順は関係なく、「ない」など決まった言葉をつけたせば否定の意味をつくることができます。

では、最初の上の日本語を英語(肯定文)に変えると

①「He runs.」

②「The one who broke the window is me.」

③「She came here yesterday.」

これらを否定文にすると

①「He does not run.」

②「The one who broke the window is not me.」

③「She did not come here yesterday.」

このように英語の否定文をつくりましたが、①~③までそれぞれ英文のパターンは1つしかありません。

例えば「He not does run」「Not he does run」「He does run not」とは言えないのです。

英語の否定文は、語順のパターンは1つしかないということ。

では実際に、「not」の位置の違いで意味が変わってくるのをみていきます。

A)「He told me not to do that.」

「彼はぼくにそれをしないようにと言った。」

B)「He did not tell me to do that.」

「彼はぼくにそれをするようにとは言わなかった。」

どうですか?

「not」の置く位置で意味が全然違うことがわかったかと思います。

ということで次。

英語 否定語をどこに置くかで否定する内容が変わってくる

絶対忘れてはいけないのが、「英語は語順が全て」だという超基本的ルール。

ポイント

英語では否定語をどこに置くかで、なにを否定するのか変わってくる。

例文を出します。

「I did not promise to finish it.」

「わたしはそれを終わらせることを約束しなかった。」

「I promised not to finish it.」

「わたしはそれを終わらせないことを約束した。」

次はどうでしょうか?

Not all the staffs came to work.」

「すべてのスタッフが出勤したわけではない。」

「All the staffs did not come to work.」

「スタッフ全員出勤しなかった。」

以上のように、「not」をどこに置くかでまったく意味が異なってきます。

つまり語順で意味が変わってくるということです。

英語の否定文ではよく「not」が使われますが、「not」は後続の内容を否定します。

基本的に、否定されるのは「否定語」の後続の内容になります。

英語 肯定文で否定の意味も表すことができる

日本語にはない英語特有の否定表現です。

ポイント

主語や目的語の前に、否定語の「no」や準否定語の「few/little」がくる否定表現。

つまり、名詞の前に「否定語・準否定語」を置いて、肯定文(否定文でも疑問文でもない普通の文)の形式で、否定の意味を表す表現方法です。

例えば

「I have no idea.」

「わかりません。」

No one could do it.」

「誰もそれできないでしょ。」

「There is little hope for my success.」

「ぼくが成功する望みはほとんどない。」

Few people came to the party.」

「パーティーに来た人はほとんどいなかった。」

英語の否定文といえば「not」を使うイメージがありますが、このような形でも否定文をつくることができます。

「no+名詞」は、肯定文なのに否定文になるパターンの典型です。

これから数々ある英語の「否定表現」をみていきます。

否定語

次の「準否定語」と比べて、否定文だとわかりやすいのが「否定語」を使った否定表現です。

「not」

ポイント

・後続の内容を否定する。

・「一般動詞」を否定するとき、助動詞「do/does」をつける。

→ 「do/does+not+一般動詞」の語順

・しかし、「be動詞」を否定するとき

→ 「be動詞+not」の語順

・「助動詞」がつくとき

→ 「助動詞+not+動詞の原形」の語順

・「語」「句」「節」も否定できる。

「I do not know the truth.」

「その真実はわかりません。」

「He is not here.」

「彼はここにいません。」

「I cannot speak English.」

「英語が話せません。」

He is Korean, not Japanese.」

「彼は韓国人です。日本人ではありません。」

「I came by car, not by bus.」

「バスではなく、車で来ました。」

「It’s not that I don’t like him.」

「べつに彼のこと好きじゃないということではないよ。」

「never」

ポイント

・後続の内容を否定。

・「not」より強い否定語。

・「一度も~ない」という意をもつ。

・「no」+「ever」=「never」

「He (does) never speaks ill of people.」

「彼は決して人の悪口を言わない。」

「I will never meet her again.」

「もう彼女とは会わないよ。」

「He is never serious.」

「彼は決して難しい顔をすることはない。」

「I asked him never to go out.」

「彼に決して外出しないように頼んだ。」

そして「never」はよく「完了形」で使われます。

「I’ve never seen such a beautiful woman as you.」

「君ほどキレイな女性、今までみたことないよ。」

「I’ve never been there. 」

「そこにいったことないよ。」

「no」

ポイント

・「ひとつも~ない」「少しも~ない」「決して~ない」

・文法的には「形容詞」や「副詞」になる。

・後続の「名詞」や「形容詞」の内容を否定する。

「I have no money for the time being.」

「当分の間、お金がありません。」

No one would do such a bad behavior.」

「誰もそんな行儀悪い行いはしないよ。」

「He is no idiot.」

「彼は決してバカではない。」

「The question she is trying to solve now is no simple one.」

「彼女が今解いてる問題、決して簡単ではないよ。」

この「no」は、形容詞「simple」を修飾してます。

準否定語

「否定語」の否定文と比べて、否定しているようにはみえないけど否定ニュアンスとなるのが、「準否定語」を使った否定表現です。

「完全否定」ではなく、「ほとんど~ない」といった感じです。

「few/little」

ポイント

・「few/little」 「数量」に関する準否定語。

・「few/little」 「形容詞」で名詞にかかる場合と、それ自体で「名詞」になることも。

・いずれ「ほとんど~ない」という意になる。

「few/little」 形容詞の場合

①かかるのが「可算名詞」なら、「few」を使う。

②かかるのが「不可算名詞」なら、「little」を使う。

「few」は「可算」、「little」は「不可算」と覚えといてください。

例文でみていきます。

「There were few people in the park.」

「公園には、ほとんど人がいなかった。」

「people」は「可算名詞」なので「few」を使います。

「He has little knowledge about chemistry.」

「彼はほとんど化学の知識がありません。」

「knowledge」は「不可算名詞」なので「little」を使います。

Few of the students in this class do their homework.」

「このクラスの生徒は、ほとんど宿題をやってこない。」

この場合、「few」は「名詞」です。

「ほとんどいない」といっていますが、「few」は「複数扱い」です。

Little is known about the murderer.」

「その殺人者については、まだほとんどわかっていない。」

「little」は「名詞」で使われています。

「不可算名詞」なので、単数とか複数とか関係ありません

ここで大事なことなんですが

「few/little」に冠詞「a」がつくと

「少しの~」という意になり、否定のニュアンスはなくなる。

例えば

「There were a few people in the park.」

「公園に数人いましたよ。」

「He has a little knowledge about chemistry.」

「彼は化学について少し知識がある。」

といった感じです。

「hardly/scarcely」

ポイント

・「hardly/scarcely」 「程度」に関する準否定語。

・基本的に、「動詞」を否定する「副詞」である。

・「(程度が)ほとんど~ない」という意になる。

「I can hardly understand what the sentence is meaning.」

「この文章、なにが言いたいのかほとんどわからないよ。」

「I was hardly surprised at what she said.」

「ぼく、彼女の発言にほとんど驚かなかった。」

「I can scarcely believe that he passed the exam.」

「彼が試験に受かったなんてほとんど信じられないよ。」

「I could scarcely finish my homework.」

「ほとんど宿題を終わらせることができなかった。」

「rarely/seldom」

ポイント

・「rarely/seldom」 「頻度」に関する準否定語。

・基本的に、「動詞」を否定する「副詞」である。

・「(頻度が)ほとんど~ない」という意になる。

・「seldom」より「rarely」の方が口語的。

「I rarely meet her.」

「滅多に彼女に会わないよ。」

「We have rarely seen such a handsome man as you.」

「あなたのようなハンサムな男性には、滅多にお目にかかれない。」

「Her dog seldom bites people.」

「彼女の犬は、滅多に人を噛まない。」

また、「hardly ever」「scarcely ever」「almost never」も、「(頻度が)ほとんどない」の使い方で使えます。

英語のいろんな「否定」

部分否定

ポイント

・「何も~ない」のように完全に否定しているわけではなく、一部を否定する表現を「部分否定」という。

・否定語「not」の位置がポイントになる。

・「~というわけではない」といったニュアンスの意になる。

例えば

Not all the students did their homework.」

「すべての生徒が宿題をやったわけではない。」

「not」「all(全て)」を否定することで、「全てが~というわけではない」一部を否定するにとどまってます

「He does not always do the same thing.」

「彼はいつも同じことをしているわけではない。」

「not」「always」を否定することで、「いつも~しているというわけではない」一部を否定するにとどまってます

「I have not completely forgotten her.」

「完全に彼女のこと忘れたわけではないよ。」

「完全には~してない」という意味ですね。

二重否定

ポイント

否定を表す語を2つ使って、肯定の意味をつくるのが「二重否定」。

「じゃぁフツーに肯定文でいいじゃん」というツッコミがありそうですが、これは内容を強調するためです。

普通の肯定文よりも、気持ちが強い表現技法です。

日本語でも二重否定の表現はありますよね?

たとえば

・「やらない手はない。」

・「いい作戦がなくない。」

・「宿題やらないわけにはいかない。」

おそらく、たくさんの言語において二重否定の表現はあるでしょう。

「I never forget him without coming to this spot.」

「ここに来れば必ず彼を思い出す。」

「without」は、「~なしに」という否定を表す「前置詞」です。

「It’s not unusual !」

「よくあることさ!」

「unusual(普通でない)」+「not」=「普通だ!」といっています。

「I have nothing to offer but blood, toil, tears and sweat.」

「わたしが捧げられるのは、血と労苦、涙と汗しかない。」By Winston Churchill

ちょっと高度な英語ですが、これも二重否定を使ってます。

否定語がないのに否定の意味になるパターン

①「too ~ to…」 「あまりに~で、…できない」

「This soup is too hot to eat.」

「このスープ、熱すぎて飲めないよ。」

②「far from~」 「決して~ない」

「He is far from construction industry.」

「彼は建設業に縁がない。」

③「beyond ~」 「~できない」

「Her beauty is beyond description.」

「彼女の美貌さは言葉にできないよ。」

他には、「beyond control」「beyond power」などの類似表現があります。

④「much less A」「still less A」 「ましてAは~ない」

「I cannot speak English, much less Spanish.」

「僕は英語が話せないし、ましてスペイン語なんて話せない。」

この構文は、「否定文」で使われます。

⑤「the last ~ to do …」 「決して~でない/しない」

「She is the last person to do cleaning.」

「彼女は決して掃除をしない人だ。」

⑥「anything but~」 「決して~ない」

「He is anything but diligent」

「彼は決して勤勉でない。」

直訳すると「彼はdiligent以外は何でもあり」となり、そこから「決して勤勉でない」という意味になります。

もちろん、他にも否定語を使わない否定表現はまだありますが、ここまでにします。

まとめ

今回のまとめ
  • 「否定語」の、後続の内容が否定される。
  • 否定語「no」「not」「never」 文全体的に「~ない」と否定。
  • 準否定語「few/little」「hardly」「rarely」など 文全体的に「ほぼ~ない」と否定。
  • 「部分否定」は「いつも~というわけではない」「必ずしも~ではない」といった否定。
  • 「二重否定」は、否定の意味をもつ語を2つ使い、肯定のニュアンスを強めた表現技法。

英語の否定表現をみてきましたが、いかがでしたか?

「準否定語」「部分否定」「二重否定」は、高校英語の範囲なので、中学英語を学習している方は、無理に覚えていただかなくて大丈夫です💦でも高校英語でも、日常会話ではバリバリ使うので、英語を学習している方にとっては知っといて損はありません💡高校英語は堅くて実践的じゃないと考えている人がいますが、私はそうは思いません。洋画を観てて、高校で習う内容もフツーに出てきます。なので、高校英語も日常会話と受け取って、英語を勉強しましょう✨

― To  the  Finest  Hour ―

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