こんにちは、孤独なライターです。
今回の記事は、英語の「比較表現」の基本を解説していきます。
なので、今回の記事は
こういった方に向けた記事でございます。
もくじ
はじめに
みなさん、「比較する」とはどういう現象でしょうか?
日本語では「3つ以上」のものを「ある観点」から比べるわけですが、英語の「比較表現」というと「2つ」を「ある観点」から比べます。比較表現で登場するのが、「比較級」という用語。
形容詞/副詞の語尾に、「-er」がついたり、形容詞/副詞の前に「more」をつけたりするやつです。本記事では、「AはBよりも・・・だ」という表現を解説していきます。
- 「比較級」の基本事項
- 「比較級」は3種類
- 「比較表現」の例文
ではまいります、レッツゴー✨
「比較文」の基本
「比較級」とは?
「形容詞」「副詞」の単語を変化させたもの。
何かと何かを比べる場合、「AのほうがBより~だ」という言い方をしますね。
英語では、この「~だ」にくるのが「形容詞・副詞」です。
例えば
①「AはBよりも、大きい。」
②「AはBより、速く走る。」
「大きい」は「形容詞」で、「速く」は「副詞」です。
私たちがよく見る英語の形容詞・副詞の基本の形は、「原級」と呼ばれます。
そして2つを比べる比較の文では、形容詞・副詞を「比較級」の形に変化させなければいけません。
「何と何」を「どの観点で」比較するのか
文法上・意味上「同類のもの」を、「何のポイント」で比べるのか?
比較級の学習で一番ポイントになるのが、これです。
「A君とB君」を比べたり「虎とライオン」を比べたり。
「A君」と「酸素」を比べてもしょうがないですよね?どう比べるんですか、って話になります。
そして「比較表現」では、「どんな観点?」で比べるのかも明確にしなければなりません。
先ほどの例文だと
①は「大きさ」という観点。
②は「速さ」という観点。
で比べています。
基本的に「比較表現」の英文は、必ずこの原理に則ってます。
2つの文を合体させる
先ほどの(ア)と(イ)の例文を合体させます。
(ア)について
2つつなげて、「AはBより大きい」と1文にすると、、
「taller」といのが形容詞「tall」の比較級です。
そして2つの文を1つの文にする時に、そのつなぎ役となる接続詞が「than」です。
(イ)について
2つつなげて、「AはBより速く走る」という文をつくると、、
「faster」は「fast」という副詞の比較級です。
「than」は左右の「SV」をつなぐ接続詞です。
「形容詞」「副詞」 「比較級」の「規則変化」と「不規則変化」
規則変化 その1
形容詞・副詞が、1音節または「2音節でも特定の語」には、原級の語尾に「ーer」をつける。
1音節(母音の数が1つ)でいえば、
語尾が「子音+y」で終わる語は、「y」を「i」に変えて「er」をつけます。
規則変化 その2
2音節の語の大部分と3音節以上の語。
2音節の語の大部分と3音節以上の形容詞/副詞、そして語尾が「ーly」で終わる副詞であれば、その形容詞/副詞の直前に「more」をつけます。
不規則変化
変化のパターンがないから、単語ごと覚えるしかない。しかし単語数は少ない。
不規則変化の代表例を羅列します。
・「good」 → 「better」
・「bad」 → 「worse」
・「late」 → 「later」
・「well」 → 「better」
・「many」 → 「more」
比較級の例文
規則変化 「ーer」型
規則変化 「more」型
不規則変化
「good」と「bad」っていう、簡単な形容詞を使った例文でまずは紹介いたします。
まとめ
- 比較表現では、「何と何」を「なんの観点」で比較するのかを明確にする。
- 「何」と「何」は、意味上・文法上同類のもの。
- 「なんの観点」にあたるのが、形容詞/副詞。
- 形容詞/副詞のもとの形(=原級)を、比較級にかえる。
- 比較級のパターン 「規則変化のーer」、「more」、「不規則変化」。
- 比較表現で、比べるもの同士をつなぎ合わせる接続詞は「than」。
英語の比較表現をみてきましたが、いかがでしたか?
今回の比較表現の内容は、比較表現のなかでも基本中の基本なので、ぜひ理解してください。
比較級の不規則変化は、動詞の過去形の不規則変化より格段に少ないので、すぐに覚えられます。
比較表現と文法的に似た点が多い「最上表現」についても解説してます。ぜひこちらも参考にしてください。
― To the Finest hour ―
・英語の、「比較表現」について知りたい。
・英語の、「比較級」の文法の基本を知りたい。