こんにちは、孤独なライターです。
今回の記事は「比較表現」について!
基本的にあるものを比較するときは、2つあるいは3つ以上をある観点から比べるわけですが、英語の「比較表現」というと「2つ」をある観点から比べる傾向があります。
比較表現で登場するのが、「比較級」という用語。
形容詞/副詞の語尾に、「-er」がついたり、形容詞/副詞の前に「more」をつけたりするやつです。
ということで本記事では、、
では今回の記事の流れについて。
①「比較級」についての説明
比較表現にするときは、形容詞/副詞を比較級に変えなければないのですが、どのように変えるのかについてみていきます。
②比較の文の作り方
実際に比較級を使って、基本的な比較の文の構成についてみていきます。
③比較級は大きく分けて3種類
それについて軽くですが触れていきます。
④比較表現の例文
比較級の理解を深めていきます。
ではいきましょう。

「比較級」とは?
何かと何かを比べる場合、「AのほうがBより~だ」という言い方をしますね。
英語では、この「~だ」にくるのが「形容詞・副詞」です。
例えば、、
「大きい」は「形容詞」で、「速く」は「副詞」ですね。
私たちがよく見る英語の形容詞・副詞の基本の形は、「原級」と呼ばれます。
そして2つを比べる比較の文では、形容詞・副詞を「比較級」の形に変化させなければいけません。
比較級にすると、規則変化するものもあれば、不規則に変化する形容詞・副詞があります。
「比較文」の基本
「何と何」を「どの観点で」比較するのか
比べるのは、、(ここ大事)
「A君とB君」を比べたり「虎とライオン」を比べたり。
「A君と酸素」を比べてもしょうがないですよね。
何を比べるのよって。
また、、(ここも大事)
先ほどの「比較級とは?」にあげた例文だと、、
(ア)は「大きさ」という観点。
(イ)は「速さ」という観点。
で比べています。
2つの文を合体させる
先ほどの(ア)と(イ)の例文を合体させます。
(ア)について
2つつなげて、「AはBより大きい」と1文にすると、、
「taller」といのが形容詞「tall」の比較級です。
そして2つの文を1つの文にする時に、そのつなぎ役となる接続詞が「than」です。
(イ)について
2つつなげて、「AはBより速く走る」という文をつくると、、
「faster」は「fast」という副詞の比較級です。
「than」は左右の「SV」をつなぐ接続詞です。
比較級の規則変化と不規則変化
規則変化
規則変化にも2種類。
形容詞・副詞が、1音節または「2音節でも特定の語」には、原級の語尾に「ーer」をつける。
1音節(母音の数が1つ)でいえば、
語尾が「子音+y」で終わる語は、「y」を「i」に変えて「er」をつけます。
2音節の語の大部分と3音節以上の語
2音節の語の大部分と3音節以上の形容詞/副詞、そして語尾が「ーly」で終わる副詞であれば、その形容詞/副詞の直前に「more」をつけます。
不規則変化
不規則変化の代表例を羅列します。
・「good」 → 「better」
・「bad」 → 「worse」
・「late」 → 「later」
・「well」 → 「better」
・「many」 → 「more」

比較級の例文
規則変化
「ーer」型
「more」型
不規則変化
「good」と「bad」っていう、簡単な形容詞を使った例文でまずは紹介いたします。

まとめ
英語の比較表現をみてきましたが、いかがでしたか?
今回の比較表現の内容は、比較表現のなかでも基本中の基本なので、ぜひ理解してください。
グレードを上げた内容は、後日記事を更新して増やしていきます。
私の「文法」に関する基本方針は、最初から細かいことをきっちりやるのではなく、大きなポイントから始めて、徐々に詳しくやっていくということです。
では今回のポイントをまとめます。
「何」と「何」は、意味上・文法上同類のもの。同類のもの同士が比べられる。
「なんの観点」にあたるのが、形容詞/副詞。
そして形容詞/副詞のもとの形(=原級)を、比較級にかえる。
比較級は大きく分けて、3パターン。「規則変化のーer」形、「more」形、「不規則変化形」。
比較表現で、比べるもの同士をつなぎ合わせる接続詞は「than」。
比較級の不規則変化は、動詞の過去形の不規則変化より格段に少ないので、すぐに覚えられます。
次回は、比較表現と文法的に似た点が多い「最上表現」について解説します。
比較表現の基本を知ってるほうが、最上表現の飲み込みがスムーズ!
比較表現の解説は以上です。
― To the Finest hour ―
比較表現では、「何と何」を「なんの観点」で比較するのかを明確にする。