今回の記事のテーマは「疑問詞」です。
用語を聞くと「なんだろ?」ってなるかもしれませんが、「いつ」「どこで」「誰が」「何を」にあたる英単語です。
疑問詞が使われるのは、「Yes/No」で答えない疑問文ですが、疑問文以外でも使われるパターンがあります。
それについても本記事でふれますが、今回は疑問文での使い方を学びましょう。
今回の記事の流れについて。
①疑問詞は、どういうときに使われるのか。
②疑問詞の種類。
「疑問代名詞」と「疑問副詞」の2種類あり、6つの疑問詞の役割について。
③疑問詞が疑問文の中でどのように使われるかの例文。
では、いきます。

もくじ
疑問詞とは?
誰かに何かを訊くときに使われる詞で、「なに?」「どこ?」「いつ?」「だれ?」「どうやって?」といった、「Yes/No」だけでは答えられない疑問文をつくるときに使われます。
その際、、
ただし疑問詞は疑問文だけに使われるのではなく、平叙文の「疑問詞+不定詞」や、「関係詞」で使われるときもたくさんあります。
「関係詞」に関しては、以下の記事を参考にどうぞ。
今回の記事では、疑問詞が疑問文でどう使われるのかみるだけでOKです。
疑問詞の種類
疑問代名詞
(1)「what」
「what」の基本は、「人」ではなく「物」「事」について訊くときに使います。
「何ですか?」といった感じです。
(2)「who」
「who」の基本は、「物」「事」ではなく「人」に関して訊くときに使います。
「誰ですか?」といった感じです。
(3)「which」
「which」の基本は、複数ある「物」「事」「人」のなかで、「どれが/どっちが」を訊くときに使われます。
「どれですか?」といった感じです。
「疑問代名詞」はあくまで「代名詞」なので、文中における「主語」や「目的語」の位置にくるものに関して訊くときに疑問代名詞を使います。
疑問副詞
(1)「where」
「where」は、「場所」を訊くときに使います。
「どこですか?」と。
(2)「when」
「when」は、「時」を訊くときに使います。
「いつですか?」と。
(3)「why」
「why」は、「理由」を訊くときに使います。
「なぜ?」と。
(4)「how」
「how」は、「どうやって?」「どのように?」「どのような?」といった、「方法」や「状態」を訊くときに使います。
疑問詞のなかで唯一、語頭が「w」でない疑問詞です。
「how」は疑問詞の中でも、少し特殊で使われ方が色々あります。

疑問詞を使った例文
疑問代名詞
(1)「what」
「do」の目的語を「what」に置き換えて、それを文頭に配置して疑問文をつくり、「何?」と訊いている。
このように「何の種類」というように、「what」が形容詞的に働く疑問文もフツーにあります。
(2)「who」
「That boy is A」がまず肯定文。
「A」の部分について、「who」を文頭に置いて疑問文をつくり、「誰?」と訊いています。
「A did it」がもとの肯定文。
Aという主語について、「who」を使って「誰が?」と訊いている。
みなさんこの2つ目の疑問文、疑問文なのに「did you ~?」とか「do you ~?」のように、疑問文の基本の「倒置」がおきていないことにお気づきでしょうか?
これは、「疑問代名詞(what who which)」を使った疑問文では、主語について訊くときには「倒置」をつかわず、ただ主語の位置に疑問代名詞を置くだけなんです。
(3)「which」
文末に選択肢を与えます。
選択肢は2つだけでなく、3つ以上ある限られた数の中で、「どれですか?」と訊くこともできます。
疑問副詞
「 副詞の内容」について訊くときに使う疑問詞が「疑問副詞」。
(1)「where」
「どこに」「行った」と、動詞「go」にかかる「副詞」について、「where」に置き換えて「どこ?」と訊いている。
(2)「when」
「いつ」「着いた」と、動詞「arrive」にかかる「副詞」について、「when」と置き換えて「いつ?」と訊いている。
(3)「why」
「なんで」「言った」と、動詞「say」にかかる「副詞」について、「why」と置き換えて「なんで?」ときいている。
(4)「how」
「どうやって」「やった」と、動詞「do」にかかる「副詞」について、「how」と置き換えて「どうやって?」と訊いている。
「どのように」「存在する」と、be動詞「are」にかかる「副詞」について、「how」と置き換えて「どんな具合?」と訊いている。

まとめ
今回の記事では、疑問詞についてみてきました。
疑問詞は疑問文に使われるだけでなく、他の用法でも使い方がある単語ですが、今回の記事では疑問文に使われる疑問詞の使い方を覚えるだけでOKです。
では今回のポイントをまとめます。
疑問詞は大きく分けて、2種類。「疑問代名詞」と「疑問副詞」。
「疑問代名詞」はあくまで「代名詞」なので、文中において主語や目的語の位置にくる内容に関して訊くときに使う。
「疑問代名詞」の具体例。「What」は「モノ/コト」について訊くときに使う。「Who」は「人」について訊くとき、「Which」は「複数あるモノ/コト/人」の中で、「どれか」を訊くときに使う。
「疑問副詞」はあくまで「副詞」なので、文中において副詞の位置にくる内容に関して訊くときに使う。
疑問副詞の具体例。「Where」は「どこ?」について訊くときに使う。「When」は「いつ?」について訊くときに、「why」は「なぜ?」について訊くときに使う。そして「how」は「どうやって?」「どのような状態?」について訊くときに使う。
以上の疑問詞の使い方がわかれば、「疑問詞」を使って簡単な疑問文を作れるようになります。
「疑問詞」については以上です。
― To the Finest Hour ―
疑問詞使った疑問文は、「Yes/No」では答えられない疑問文。