今回のテーマは関係詞の1つ「関係副詞」について!
関係詞の役割は「文と文を合体させる」そして「節を使って名詞を修飾する」ことでしたね。
関係詞の節は「名詞を修飾する節」ですので、関係詞節は「形容詞節」になります。
みなさんに覚えていただきたい関係詞は、2種類。
「関係代名詞」と「関係副詞」です。
この2つの使い分けを知らなければいけません。
「関係代名詞」を使うと、関係詞の節の中で「アナ」が空きます。
しかし「関係副詞」を使うと、関係詞の節の中で、「アナが空く」という現象は起きません。
これが「関係代名詞」と「関係副詞」の大きな違いです。
では今回の記事の流れについて。
①関係副詞を使うのはどういう時なのか。
関係副詞は4種類あるのですが、それについても言及していきます。
②関係副詞を使っても関係詞節内に「アナが空く」という現象は起きないこと。
ではいきます。

もくじ
関係副詞とは?
関係副詞は何種類かあり、先行詞によって使い分けます。
関係副詞の特徴
「関係代名詞」を、使って関係詞節をつくると、関係詞節内に「アナが空く」という現象が起こるんでしたね。
しかし、、
なぜかおわかりでしょうか?
「アナが空く」というのは、あるべきはずの英文の要素(「主語」や「目的語」)
がなく、その代わりに「関係代名詞」がその働きを担っているからです。
(これは、先のリンクの記事でやった内容です。)
では、、
関係副詞は、関係詞節内で「副詞」の働きをします。
つまり関係副詞節内では、副詞が足りない現象が起こります。
なぜなら、関係副詞がその働きを担っているからです。
しかし、、
「アナが空いた文」というのは、英文の主要素である「主語」や「目的語」が足りてない文、のことなんです。

関係副詞の例文
関係詞節内に「アナがない」ことにも注目して例文をみてください。
「where」(先行詞が「場所」)
先行詞は「the city」。
この例文は以下の2つの文を合体させたものです。
またこの例文は「関係代名詞」を使って言い換えることもできます。
一般的により自然な文なのは、、
先行詞が「the city」で、関係詞節内の「in」の後に「アナが空いて」います。
「when」(先行詞が「時」)
先行詞は「the day」。
またこの英文は関係代名詞を使って以下のように変えれます。
関係代名詞節の中の「on」の後ろにアナが空いてます。
「which」が「on」の目的語として働いています。
「why」(先行詞が「reason」)
この表現はよく「the reason」が省略されます。
「how」「先行詞なし」
「how」は先行詞をとりません!
また関係代名詞を使って以下のように言い換えることもできます。
先行詞は「the way」。
「in」と「which」の間にアナが空きます。
「in」の目的語の働きを「which」が担ってます。

まとめ
関係代名詞と関係副詞を使い分けることができそうですか?
関係代名詞と関係副詞の記事からわかる通り、関係詞節を使って名詞を修飾するとき、どんな名詞を修飾するかによって、「関係代名詞」を使うか「関係副詞」を使うのかが決まります。
関係代名詞を使う場合は、修飾する名詞(=先行詞)が、関係詞節中で「主語」や「動詞/前置詞の目的語」として働く場合です。
では今回のポイントをまとめていきます。
関係副詞を使う場合は、関係詞節中で「アナが空く」という現象は起きない。関係副詞を使うとき、関係詞節中で「副詞」が足りない現象が起きるが、だからと言って「アナが空く」とは言わない。「アナが空く」とは、「主語」や「動詞/前置詞の目的語」が足りないことをいう。
先行詞が「場所」 → 「where」
先行詞が「時」 → 「when」
先行詞が「理由(the reason)」 → 「why」
先行詞が「なし/the way」 → 「how」
「関係詞(2) 関係副詞」の解説は以上です!
それではまた。
― To the Finest Hour ―
関係副詞を使う場合は、先行詞が関係詞節中で「副詞」として働く場合。