こんにちは、孤独なライターです。
今回の記事は、時制の1つ「進行形」です。
「進行形」と聞くと「現在進行形」という言葉を想像するのではないでしょうか?
まれにですが、我々の日常会話でも「現在進行形」という言葉を使ったりしませんか?
「現在進行形で恋してるんだよね~」っとか。
「今も続いてるよ~」みたいなニュアンスで。
しかし英語の世界では、進行形といっても現在のことだけでなく、「過去進行形」や「未来進行形」、さらには「過去完了進行形」もあり、「進行形」とつく文法用語もまだまだあるのです。
では一体、「進行形」の本質はなんなのか?
これを本記事でみていきます。
では、今回の記事の流れについて。
①進行形の本質について。
そこで進行形は基本時制と、どう異なるのかということについて理解できればなと思います。
②進行形の本質を知った上で、進行形を使って具体的にどんなことを言い表すことができるのか。
時制に関して本質をついた授業は、学校ではあまりされないので、私のブログで学校では学べない内容を学んでいる実感をもっていただけたら、これ以上の喜びはありません。
では、進行形を学習していきます。

進行形とは?
これはみなさんおわかりだと思います。
早速ですが、、
現在は現在でも、「現在進行形」は、「今まさにこの瞬間」のことを表現します。
もちろん過去のことでも未来のことでも、進行形を使うことはよくあります。
「be動詞」が過去形になった進行形「過去進行形」だと、「過去のある時点で、まさにその瞬間」ということです。
「will be doing」の「未来進行形」だと、「未来のある時点で、まさにその瞬間」ということです。
いずれ「進行形」は、、
(ここが、「基本時制」と違うところです。)
そしてもう1つ留意したいこと、、
「まさにそのときしている最中」ということなんで、「していることは終わっていない」ということです。
進行形の本質は「途中」ですからね。
そして「いずれ近い未来に終わるだろう」ということを暗に意味します。

進行形で表現できること
どの表現でも基本イメージは「途中」「躍動感」。
現在進行中の動作について
これが一番わかりやすい進行形の使い方です。
もしこの文を「現在形」にすると、「彼は習慣的に英語を勉強する。」ということになってしまいます。
「進行形」にすることで「今まさに英語を勉強している」という、「目の前のことに焦点をあてた」内容になります。
そして、その「英語を勉強しているという動作はいずれ終わる」ことを暗に言っております。
「彼女のお母さんが帰宅した」という「過去のその瞬間」に、「彼女はギターを弾いている最中だった」ということです。
短期間
例えば「~に定住している」のではなく、「出張などで一時的に滞在している」といったことも「進行形」を使います。
「一時的なのですぐ終わるが、今は一時的に滞在してるよ」ということです。
一時的な状態(態度)
次の2つの文を比べてみましょう。
さぁ、どうでしょう?
(1)は簡単ですね。
「彼はおろかな人間だ」ですね。
問題は(2)です!
「彼はおろかなことをしている。」という意味になります。
この2つの違いわかりますね?
(2)は「進行形」なので、「stupid」に「躍動感」がでるために、「愚かなことをしている」という一種の行動を表すのです。
近い未来
近い未来のことなので「アメリカに向けて出発する」、という気持ちがあふれていることが「躍動感」によって表現されています。
「出発する」という動作は終わっていないのも、進行形の本質に通じております。
このように、「進行形」は「途中」なので、、
これを知らない英語学習者も多いのではないでしょうか?
「いつも~ばかりしている」
この場合、進行形に「always(いつも)」や「constantly(絶え間なく)」がくっついてることが多いです。

まとめ
以上、進行形についてみてきました。
一般的に知られている進行形といえば、現在進行形で「いま………している」という意味になるのはよく知られていますが、現在進行形であっても、それ以外のシチュエーションで使えるパターンが何個かありましたね。
でも全てのパターンには、共通した進行形の本質が表れています。
では今回のポイントのまとめに入ります。
進行形の基本イメージは「途中」。「まだ動詞の内容が終わっていない」ということ。そして、「いずれ近い未来に終わる」という意味が含まれている。
進行形は「躍動的な動作」を述べるときに使う。「ちょうど…….している」というとき。一般的に知られている進行形は、これである。
進行形は「短期間」のことを述べるときに使う。例えば、「定住する」のではなく「一時的に滞在」することをいうときには、進行形を使う。
進行形は「一時的な状態・態度」を述べるときに使う。例えば、愚かな性格の人でも「愚かな行動をしている」ことを述べるときは、「be動詞+being+stupid」と進行形にする。
進行形は「近い未来の予定」を述べるときに使う。予定していること自体は実際にはまだしていないが、「そうする予定である」ことをいうときに進行形を使う。
進行形は「いつも……..ばかりしている」といったことにも使える。この場合は「always」や「constantly」をつけることが多い。
いずれどの表現においても、進行形の本質「途中」というルールが共通しています。
「時表現」の関連記事のリンクをのせておきます。
進行形の解説は以上です。
― To the Finest Hour ―
進行形の公式は、「be動詞 + 現在分詞(=doing)」。