こんにちは、孤独なライターです(^^♪
今回の記事も引き続き、具体的に助動詞をみていきます。
以前の「助動詞」の記事は以下のリンクをみてください。
前回の記事で学習した助動詞と違って、今回扱う助動詞は「過去形がないこと」と、「完全な助動詞ではないけど、助動詞相当のもの」が出てきます。
前回の助動詞よりはマイナーなものばかりですが、普通に日常会話に出てきそうなものばかりですので、覚えていただきたいと思います。
いずれ助動詞(相当)ですので、それぞれの基本イメージがあります。
今回学習するのは、「should」「ought to」「shall」「had better」「need」「used to」「dare」です。
因みに「need」と「dare」は、助動詞だけでなく動詞としても使うことができます。
「should」「shall」「had better」は、「アドバイスする」という共通の意味がありますが、その強さ具合が異なったりと、少しニュアンスが変わってきますので、そのあたりも留意しながら似てる助動詞を比較しつつ、基本イメージをつかんでいってください。
では、さっそくいきましょう。

「should」「ought to」
「should」には「過去形」がありません。
アドバイス(~すべきだ)
「するべきだ」と「進むべき道」をアドバイスしています。
一番ポピュラーな「should」の使い方です。
確信(~なはずだ)
万が一(仮定法)
ought to について
「ought to」は「should」と同じ意味で使われます。
「shall」
基本イメージは「should」と同じですが、「should」よりも強さが増します。
相手の意向を訊く
「私(たち)」の「進むべき道」を提示して、相手の意向に完全に従うイメージです。
確信(~なはずだ)
「Should」よりも強い確信を表します。
法律・契約書など

「had better」
「had better」は正式な助動詞ではありませんが、助動詞相当の使い方をします。
忠告・命令
「should」と同じく「~すべきだ」という意味ですが、「had better」のほうが「緊迫感」が強いので、「本当に~するべきだ」と強い意味になるのです。
強いアドバイス(~したほうがよい)
主語が一人称(I , we)の時に使われることが多いです。
もう一度言います。
「should」よりも「緊迫感」が強いのが「had better」。
「need」
基本イメージってほどでもないですが、「need」の意味は「必要」です。
「need」は動詞としても、助動詞としても使えます。
でも助動詞として使うことはあまりありません。
そして助動詞として「need」に過去形はないので、過去の文にするときは、「動詞」として用い「needed」とします。
動詞として
助動詞として
「used to」
助動詞相当のフレーズで、「以前は~だったなぁ」という意味で、「過去の習慣や状況」を表現します。
「dare」
「need」と同様に「助動詞」かつ「動詞」で使われます。
動詞として
助動詞として

まとめ
以上で助動詞に関する内容は終了となりますが、みなさんいかがでしたか?
とにかく助動詞の「文法的使い方」と、助動詞の「基本イメージ」を知ることは必須です。
私のブログで扱ったもの以外にも助動詞(相当)があるかもしれませんが、このブログで出てきた助動詞だけで十分です。
では今回のポイントをまとめます。
「ought to」は「should」と同じ意味。「ought to」も過去形はない。
「shall」の基本イメージは「進むべき道」。「そうするしかない」という意味が「should」よりも強い。「もう道は1つしかないよね」というイメージ。
「had better」の基本イメージは「緊迫感」。「~するべきだ」という意味があり「should」とかぶるが、「had better」のほうが「緊迫感」があり、より強いアドバイス(=忠告)になる。
「need」は助動詞・動詞として使えるが、動詞として使われることのほうが多い。助動詞としての「need」には過去形がない。動詞としてなら過去形にできる。
「used to」の基本イメージは「現在と過去との対比」で、「以前は~であった」という意味。過去の状況や習慣を言い表す。だからすでに形が過去形になってる。
「dare」は「need」と同じく、助動詞・動詞で使える。「あえて~する」「思い切って~する」という意味。
今回は以上です。
― To the Finest Hour ―
「should」の基本イメージは「進むべき道」。そこから「~するべきだ」「~なはずだ」という意味へと広がっていく。また仮定法として「万が一」という意味もある。過去形はない。