助動詞(1)ー話者の主観・心理を反映 助動詞の原イメージを大切にするー

Hallo everyone!

今回のテーマは「助動詞」の第一ステージ

英語の品詞の1つです。

助動詞は記事を数回に分けて解説します。

みなさん、助動詞を何個くらい列挙できますか?

例えば、「can」や「will」は助動詞です。

それから疑問文でよく出てくる「Do/Does」も、助動詞としての役割をもちます。

実はこれ、あまり知られていないことです。

助動詞の使い方を覚えれば、一気に表現の幅が広がります。

動詞に「助動詞」を付け加えることで、また一味意味が異なってきます

それと「助動詞」は、日常会話で当たり前すぎるほど使われるものです。

「助動詞」は、話者の主観や心理を反映するもの

では今回の記事の流れについてです。

①まずは助動詞とはどういう役割があるのか?

②助動詞の文法的使い方と、助動詞を習得するにあたる心構えについて

助動詞1コ1コの具体的解説は、次回の記事から始めますので、まずは助動詞の基本事項を今回の記事で習得しましょう。

では、いきます。

助動詞とは?

「助動詞」とは、「助」「動詞」という通り、「動詞」の補助的役割をする品詞です。

動詞の意味をさらに付加的に意味を添えることができます。

付加的といってもとても重要な詞です。

というのも助動詞は、、

「話者の主観的な判断」や「話者の心理」を反映

例えば、、

「~かもしれない」「~なはずだ」「~するべきだ」

のような、話者の心理をかもしだすことができます。

反対に、、

「助動詞」がない文は、「ただ事実を言っている」に過ぎない

助動詞の種類は大きく分けて2つ!

①「do」 → 一般動詞の疑問文・否定文では「疑問」「否定」といった「話し手の心理」を反映。肯定文の場合は、動詞を「強調」する「話し手の心理」を反映。
②「do」以外。「can」「will」など → 一般的に認知されてる「助動詞」。それぞれの助動詞がもつニュアンスの「話し手の心理」を反映。

今回の記事では②を説明していきます。

助動詞はイメージが大事

前置詞と同じく、「助動詞」も1つ1つの基本イメージ(=本質)をつかむのが、助動詞の深い理解のコツになります。

でもご安心ください。

「助動詞」の数は「前置詞」より少なく、かつ本質イメージから意味が派生していく広さは、前置詞ほどではないので、そんなに苦労はされないかと思います。

メジャーな前置詞をひろっていきますが、、

「can」は「潜在性」という原イメージ
「will」は「意志」という原イメージ
「must」は「圧力」という原イメージ

そこから意味が派生していきます

例えば「圧力」の「must」で2つ例文を書いていくと、、

(1)「I  must  do  it  right  now.」
「今すぐそれをしなければいけない。」
(2)「He  must  have  cheated  on  me.」
「あたしの彼氏、浮気したに違いない。」

(1)は「しなければいけない」

(2)は「ちがいない」

となっていますね?

この2つに「圧力感」がありませんか?

原イメージから意味が派生するとはこういうことです。

助動詞の文法的使い方

助動詞の配置について

鉄則ルール  『 助動詞 + 動詞の原形 』

「動詞の原形」とは、「he」とか「Ken」とかが主語のときにつく、三人称単数の「s」や、過去形のときに動詞の語尾につける「ーed」などを一切つけない、もともとの動詞のかたちのことです。

また動詞と同じく、、

助動詞にも「現在形」だけでなく「過去形」もある

文中に「助動詞」があって文を過去形にする場合、過去形にするのは、「動詞」ではなく「助動詞」です。

肯定文の場合

・「He  can  swim  very  fast.」
「彼は速く泳ぐことができる。」
・「His  story  can  be  true.」
「彼の話が本当なのはあり得る。」

否定文の場合

・「He  will  not  come.」
「彼は来ないでしょう。」
・「He  wouldn’t be  the  best  person  for  the  position.」
「彼はそのポジションに一番向いてるわけではないよ。」

助動詞を使った否定文の場合は、、

「助動詞 + not + 動詞の原形」という語順

疑問文の場合

・「May  I  come  in ?」
「入ってもよろしいですか?」
・「Might  it  be  possible  for  you  to  give  me  that ?」
「あれを私にくださるのは、可能でございますか?」

疑問文の公式は、「倒置」です。

「be動詞」と「完了形」以外をつかった疑問文は、全て「助動詞」を先頭(主語より前)に出す
 
 

まとめ

以上「助動詞」の役割や使い方といった基本的なことをみてきましたが、いかがでしたか?

助動詞の役割を知るのも大事ですが、それ以上に大事なのは、肯定文・否定文・疑問文での助動詞の使い方です。

助動詞をどこに配置するかってことです。

では、今回の記事をおさらいします。

まとめ1

助動詞の役割は、「動詞に付加的意味を添える」こと。

まとめ2

助動詞の役割は、「動詞の内容に話者の主観・心理を反映させる」こと。

まとめ3

助動詞がないと、ただ事実を言ってるだけになる。

まとめ4

助動詞の1コ1コの基本イメージを大切にする。

まとめ5

肯定文の場合、「S + 助動詞 + V」。

まとめ6

否定文の場合、「S + 助動詞 + not(など) + V」。

まとめ7

肯定疑問文の場合、「助動詞 + S + V  ?」。

まとめ8

否定疑問文の場合、「助動詞 n’t + S + V  ?」。

まとめ9

助動詞がある文で「過去形にする」のは、「動詞」ではなく「助動詞」。

「助動詞(1)」の解説は以上です。

続きは、以下の関連記事になります。

それではまた。

― To  the  Finest  Hour ―

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孤独なライター
こんにちは!孤独なライターと申します。 海外に行けば英語が話せるようになると思っていましたが、ワーキングホリデーを経て、「英語は日本でものにできる」というのが、私の英語学習のモットーです。 英検準1級 TOEIC L&R 880 VERSANT 46 保持しております。