最上表現 「どんな観点」で「どの範囲で」一番なのかを明確に

こんにちは、孤独なライターです。

今回の記事は英語の「最上表現」について。

つまり、「3つ以上の間で、ある物事が一番……..だ」という表現を学んでいきます。

それが2者間ならば、前回やった「比較表現」です。

比較表現は「2者間」、最上表現は「3者以上の間」で比べるものだと認識してください。

では今回の記事の流れをご説明いたします。

①最上表現とはどんな表現なのか?

②最上表現の文法の基本。

③形容詞/副詞の「最上級」の3つのパターン。

④最上表現の例文。

今回の記事に書く最上表現の内容は中学レベルですが、記事の更新を重ねて徐々に高校レベルへと上げていきます。

高校英語でも、日常会話で使える表現が多いので。

では最上表現、いきます!

「最上表現」とは?

2者間をある観点から比べる比較の文を述べる時は、「原級」の形容詞・副詞を「比較級」の形にかえることは、先のリンク記事でみてきました。

今回は3者以上の間で「何が最も(一番)…….だ」という「最上級」をつかった表現

「最も………だ」の「…….」にくるものが、形容詞・副詞です。

そして原級の形容詞・副詞を「最上級」の形に変えなければいけません。

比較級と同様に、最上級も規則変化と不規則変化があります。

しかし比較級と違うのは、最上表現では形容詞・副詞の直前に「the」をつける

理由は簡単。

「一番……だ」と名詞が「特定」されるからですね。

(比較表現でも「the」がくることがありますし、最上表現でもtheがつかないときはありますが、例外は気にしないで下さい)

最上表現の基本

「3つ以上」の中で、誰・何が「どんな観点で」「どの範囲で」一番なのか

「どんな観点」にくるのが、形容詞・副詞。それを最上級にかえる

「どの範囲で」にくるのが、「クラスの中で(in  the  class)」とか「4人の中で(of  the  four)」とか「全ての中で(of  all)」といった内容

・比較表現のように、接続詞「than」はつかない

最上級の3つのパターン

「most」型

2音節以上の語の大部分、3音節以上、そして語尾が「ーly」の副詞、これらの形容詞・副詞のときは、その後の前に「most」をつける

・「popular」→「the  most  popular」

・「expensive」→「the  most  expensive 」

・「important」→「the  most  important」

「規則変化」型(-est)

 

形容詞・副詞が1音節、または「2音節でも特定の語」には、原級の語尾に「ーest」をつける

・「young」→「youngest

・「spicy」→「spiciest

・「happy」→「happiest

比較級と同じく、「子音+y」で終わる語は「y」を「i」に変えて「est」をつけます。

「不規則変化」型

不規則変化する形容詞・副詞は多くありません。

・「good」    →    「best」

・「bad」      →    「worst」

・「late」      →    「latest」

・「well」      →    「best」

・「many」   →    「most」

最上表現の例文

「most」型

・「Who  is  the  most  popular  singer  in  Japan ?」
「日本で一番人気のある歌手は誰?」
・「The  most  beautiful  woman  in  the  world  is  my  girlfriend  for  me.」
「俺にとって世界で一番美しい女性は、俺の彼女だ。」

「規則変化」型(ーest)

・「He  is  the  tallest  in  our  class.」
「彼は我々のクラスの中で一番背が高い。」
・「The  highest mountain  in  Japan  is  Mt, Fuji.」
「日本で一番高い山は、富士山です。」

「不規則変化」型

「good」「bad」の最上級、「best」「worst」を使います。

・「I  like  this  song  (the)  best  of  all.」
「この曲が一番好きだ。」
・「This  is  the  best  book  I’ve  ever  read.」
「これは今まで読んだ中で一番いい本だよ。」
・「I  got  the  worst score  of  all  English  test.」
「英語のテストで、最悪の点数とっちまったよ。」
 

まとめ

今回の内容は、いかがでしたか?

本記事でやった、最上表現は基本的なことです。

そこから発展させた最上表現はまずまずの量があります。

それらは高校英語の範囲になるのですが、中学レベルの最上表現を知らなければ理解できませんので、しっかり学習しましょう。

では、今回のポイントに移ります。

まとめ1

最上表現とは、「3者以上の間」で「あるモノが一番…….だ」という表現。

まとめ2

最上表現するときは、「3つ以上」の中で、「あるもの」が「どんな観点」で最もなのかを明確にする。

まとめ3

「どんな観点」にくるのが、「形容詞・副詞」。そして最上表現では、それらの「もとの形(=原級)」を「最上級」にかえる。

まとめ4

「最上級の形」は、比較級と同じく3パターン。規則変化の「-est」形、「most」形、「不規則変化」形。

まとめ5

最上表現では、最上級の前に「the」がつく。数ある中から「1番なもの」と、名詞が「特定」されるから、自ずと「the」がつく。

以上が最上表現の基本的な事です。

最上表現を使ったイディオム的構文はいくらかありますが、実用的なものばかり。

記事更新でそのバリエーションを増やしていきます。

「最上表現」についての解説は以上です。

― To  the  Finest  Hour ―

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孤独なライター
こんにちは!孤独なライターと申します。 海外に行けば英語が話せるようになると思っていましたが、ワーキングホリデーを経て、「英語は日本でものにできる」というのが、私の英語学習のモットーです。 英検準1級 TOEIC L&R 880 VERSANT 46 保持しております。