こんにちは、孤独なライターです。
今回は「関係詞」の1つ、「関係代名詞」についてやっていきます。
中学3年から習う分野ですが、中学英語の1つの山場であり、また高校英語となるともっと複雑になるので、英文法の中ではわりと難関です。
関係詞は2回に分けて記事を書きますが、みなさんに一番注目していただきたいのが、「なぜ関係詞を使うのか」「どういう時に関係詞を使うのか」というところです。
そういった疑問は、さっそく今回の記事のトップバッターで説明します。
その内容を意識しながら関係詞の記事をお読みください。
では今回の記事の流れについてです。
①まずは関係詞とはなにか、関係詞の役割について。
そして関係詞は大きく分けて2種類。
「関係代名詞」と「関係副詞」です。
②「関係代名詞」について。
関係代名詞のポイントは、「文中にアナが空く」ということ!
これは一体どういう現象なのかに注目してください。
では、中学英語の難関と言われている分野をやっていきます。

関係詞とは?
例えば、、
この2つの文を1つにまとめたい!
こういう時に活躍するのが「関係詞」なんです。
①②を「関係詞」を使ってまとめると、、
この文中で関係詞は「who」。
「who」がその「左のSV」と「右のSV」を関係づけてます。
「関係詞」の役割は「文と文を合体させ、名詞を修飾する」ということ!
「関係詞」は中学英語から習いますが、躓く生徒が多く、そういう点では「関係詞」は中学英語の山場だといえます。
でもでも「関係詞」の役割をしっかり理解していれば大丈夫ですから。
先ほどの例文③でいうと先行詞は「a man」です。
関係詞は2種類!!
(「複合関係詞」というものを除いて)
関係詞はほかにも「複合関係詞」とかありますが、中学英語・日常会話レベルでは「関係代名詞」と「関係副詞」でOKです。
もう一度繰り返します。
今回の記事では「関係詞」の1つ、「関係代名詞」をこれから解説します。

関係代名詞とは?
「関係代名詞」とは、関係詞を使って名詞(先行詞)を修飾する際、
(この内容、この時点ではまだチンプンカンプンでしょう。)
関係代名詞にも種類があり、先行詞によって使い分けられます。
関係代名詞の特徴
関係代名詞を使って関係詞節をつくると、ある現象がおこります。
それは、、
つまり、、
それもそのはず!
では例文を使って関係代名詞の特徴をみていきます。
主語の位置にアナがある
先行詞は「a japanese」。
関係代名詞「who」が、左右の「SV」を関係づけてます。
はい、そして「can」の前に「主語」がありません。
アナが空いてます。
「who」が主語として働いているからです。
動詞の目的語の位置にアナがある
先行詞は「the book」で、「read」の目的語がありません。
ここにアナが空いています。
「which」が目的語として働いているからです。
「なんで「read」の目的語の位置に「which」を置かないのか?」
と思う人もいるかもしれませんが、できません!
先行詞の後に関係詞を置いて「これから関係詞節が始まりますよ」、という合図を出さなければならないからです。
前置詞の目的語の位置にアナがある
先行詞は「the city」。
前置詞「in」の目的語がありません。
アナが空いています。
関係代名詞「which」が「in」の目的語として働いているからです。
関係代名詞の例文
どこに「アナ」が空いているのかも注目してください。
「who」 → 先行詞が「人」
「who」と「teaches」の間にアナがあります。
「who」が主語の代役をしてます。
「昨日バスに乗ったとき会った女の人は、僕の元カノだった。」
「met」と「on」の間にアナがあります。
「who」が「met」の目的語の役割をしてます。
「which」 → 先行詞が「モノ」
「which」と「was」の間にアナがあります。
「which」が主語の働きをしてます。
「先週買ったペンは不良品だったよ。」
「bought」と「last」の間にアナがあいてます。
「which」が「bought」の目的語の働きをしてます。
「that」 → 先行詞が「人」「モノ」
「先行詞が人なら「who」、モノなら「which」を使えばいいのでは?」
という疑問を持った方もいるのではないかと思います。
しかし「that」ではければならないこともあります。
これは後ほど記事を更新したときに説明します。
勉強不足で、説明致しかねます。
申し訳ございません!
「whose」 → 先行詞は「人」「モノ」関わらずなんでも
関係代名詞の「所有格」です。
先行詞は「a man」で、関係代名詞は所有格の「whose」です。
「a man」の「wife」ということで、「関係代名詞」は「関係代名詞の所有格」の「whose」です。

まとめ
関係詞とはどういうときに使うのか、把握できましたか?
とにかく重要なことは、関係詞を使うのは「SV(節)を使って、名詞を修飾する」場合に使うということ。
これが関係詞の役割になります。
関係詞は大きく分けて、「関係代名詞」と「関係副詞」。
次回の記事で関係副詞をやりますので、この2つの使い道の違いを、次回の記事をお読みいただいて明確にしてください。
「関係副詞」のリンクを載せておきます。
では今回のまとめです。
関係詞の配置場所は、修飾する名詞の直後。
修飾する名詞の直後に「関係詞」を置いて、これから関係詞節が始まりますよ、という合図を出す。
関係詞は2種類。「関係代名詞」と「関係副詞」。
関係代名詞とは、関係詞節のなかで「主語や動詞・前置詞の目的語」として働く。
関係副詞とは、関係詞節のなかで「副詞」として働く。
関係代名詞を使うと、関係詞節の中に「アナ」ができる。つまり、主語や目的語がなくなる。それもそのはず、「まとめ5」の内容の通り。
先行詞が「人」 → 関係代名詞は「who」。
先行詞が「モノ・コト」 → 関係代名詞は「which」。
先行詞が「人・モノ・コト」 → 関係代名詞は「that」。
「who」「which」「that」の所有格 → 関係代名詞は「whose」。
「関係詞(1) 関係代名詞」の説明は以上です。
― To the Finest Hour ―
関係詞を使うのは、SV(節)を使って名詞を修飾するとき。修飾する名詞と節の内容を合体させる。