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こんにちは!孤独なライターと申します。 海外に行けば英語が話せるようになると思っていましたが、ワーキングホリデーを経て、「英語は日本でものにできる」というのが、私の英語学習のモットーです。 英検準1級 TOEIC L&R 880 VERSANT 46 保持しております。

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関係詞(1)そもそもなぜ「関係詞」を使うのか? ー 関係代名詞の解説 ー

こんにちは、孤独なライターです。

今回は「関係詞」の1つ、「関係代名詞」についてやっていきます。

中学3年から習う分野ですが、中学英語の1つの山場であり、また高校英語となるともっと複雑になるので、英文法の中ではわりと難関です。

関係詞は2回に分けて記事を書きますが、みなさんに一番注目していただきたいのが、「なぜ関係詞を使うのか」「どういう時に関係詞を使うのか」というところです。

そういった疑問は、さっそく今回の記事のトップバッターで説明します。

その内容を意識しながら関係詞の記事をお読みください。

では今回の記事の流れについてです。

①まずは関係詞とはなにか、関係詞の役割について

そして関係詞は大きく分けて2種類。

「関係代名詞」と「関係副詞」です。

②「関係代名詞」について

関係代名詞のポイントは、「文中にアナが空く」ということ!

これは一体どういう現象なのかに注目してください。

では、中学英語の難関と言われている分野をやっていきます。

関係詞とは?

「関係詞」とは、節(SVがある2語以上のまとまり)を使って「名詞を修飾する」ときに使うもの。

例えば、、

①「I  know  a  man.」
「ある男の人を知ってる。」
②「The  man  can  speak  English.」
「その男の人は英語を話せる。」

この2つの文を1つにまとめたい!

こういう時に活躍するのが「関係詞」なんです。

①②を「関係詞」を使ってまとめると、、

③「I  know  a  man  who  can  speak  English.」
英語を話せる(ある)男の人を知っているよ。」

この文中で関係詞は「who」

「who」がその「左のSV」と「右のSV」を関係づけてます

「関係詞」の役割は「文と文を合体させ、名詞を修飾する」ということ!

「関係詞」は中学英語から習いますが、躓く生徒が多く、そういう点では「関係詞」は中学英語の山場だといえます。

でもでも「関係詞」の役割をしっかり理解していれば大丈夫ですから。


関係詞節の配置場所は、修飾する名詞の直後!後置修飾!
関係詞節で修飾される名詞を「先行詞」という。

先ほどの例文③でいうと先行詞は「a  man」です。


関係詞は2種類!!

(「複合関係詞」というものを除いて)

「関係代名詞」と「関係副詞」。

関係詞はほかにも「複合関係詞」とかありますが、中学英語・日常会話レベルでは「関係代名詞」と「関係副詞」でOKです。

もう一度繰り返します。

「関係詞」を使うのは、「文(節)と文(節)を合体させ、名詞を修飾する」ため
つまり、
「関係詞節」は、名詞を修飾するための、「形容詞節」。

今回の記事では「関係詞」の1つ、「関係代名詞」をこれから解説します。

関係代名詞とは?

「関係代名詞」とは、関係詞を使って名詞(先行詞)を修飾する際、

関係詞節中で、「主語」や「動詞の目的語」や「前置詞の目的語」の位置に「本来」くるもの

(この内容、この時点ではまだチンプンカンプンでしょう。)


関係代名詞にも種類があり、先行詞によって使い分けられます

①先行詞が「人」  「who」
②先行詞が「モノ」 → 「which」
③先行詞が「人」「モノ」 → 「that」
④「who」「which」「that」の所有格 → 「whose」

関係代名詞の特徴

関係代名詞を使って関係詞節をつくると、ある現象がおこります

それは、、

関係詞節内に「アナができる」という現象

つまり、、

関係詞節内にあるべきはずの「主語がない」「目的語がない」現象。

それもそのはず!

「関係代名詞」自体が、関係詞節内の「主語」なり「目的語」になるからです。

では例文を使って関係代名詞の特徴をみていきます。

主語の位置にアナがある

・「I  know  a  Japanese  who  ▢  can  speak  Spanish.」
SVO + SVO←「who」自体でS
スペイン語話せる日本人知ってるよ。」

先行詞は「a  japanese」

関係代名詞「who」が、左右の「SV」を関係づけてます。

はい、そして「can」の前に「主語」がありません

アナが空いてます

「who」が主語として働いているからです。

動詞の目的語の位置にアナがある

・「This  is  the  book  which  I  read  ▢   yesterday.」
SVC  +     SVO←「which」自体でO
「これは昨日読んだです。」

先行詞は「the  book」で、「read」の目的語がありません

ここにアナが空いています。

「which」が目的語として働いているからです。

「なんで「read」の目的語の位置に「which」を置かないのか?」

と思う人もいるかもしれませんが、できません!

先行詞の後に関係詞を置いて「これから関係詞節が始まりますよ」、という合図を出さなければならないからです。

前置詞の目的語の位置にアナがある

・「This  is  the  city  which  I  live  in  ▢.
SVC +     SV ← which自体で「in」の目的語
「ここは私が暮らしているです。」

先行詞は「the  city」

前置詞「in」の目的語がありません

アナが空いています。

関係代名詞「which」が「in」の目的語として働いているからです。

関係代名詞の例文

どこに「アナ」が空いているのかも注目してください。

「who」 → 先行詞が「人」

・「I  have  a  friend  who  teaches  English.」
英語の先生やってる友達いるよ。」

「who」と「teaches」の間にアナがあります。

「who」が主語の代役をしてます。

・「The  girl  who(whom)  I  met  on  a  bus  yesterday  was  my  ex-girlfriend.」

昨日バスに乗ったとき会った女の人は、僕の元カノだった。」

「met」と「on」の間にアナがあります。

「who」が「met」の目的語の役割をしてます。

「which」 → 先行詞が「モノ」

・「I  read  a  book  which  was  one  of  the  best  selling  books  last  year.」
去年ベストセラーの読んだよ。」

「which」と「was」の間にアナがあります。

「which」が主語の働きをしてます。

・「The  pen  which  I  bought  last  week  was  a  defective  product.」

先週買ったペンは不良品だったよ。」

「bought」と「last」の間にアナがあいてます。

「which」が「bought」の目的語の働きをしてます。

「that」 → 先行詞が「人」「モノ」

「先行詞が人なら「who」、モノなら「which」を使えばいいのでは?」

という疑問を持った方もいるのではないかと思います。

しかし「that」ではければならないこともあります。

これは後ほど記事を更新したときに説明します。

勉強不足で、説明致しかねます。

申し訳ございません!

「whose」 → 先行詞は「人」「モノ」関わらずなんでも

関係代名詞の「所有格」です。

・「I  know  a  man  whose  wife  is  beautiful.」
きれいな奥さんをもつある)男性を知ってますよ。」

先行詞は「a  man」で、関係代名詞は所有格の「whose」です。

「a  man」の「wife」ということで、「関係代名詞」は「関係代名詞の所有格」の「whose」です。

まとめ

関係詞とはどういうときに使うのか、把握できましたか?

とにかく重要なことは、関係詞を使うのは「SV(節)を使って、名詞を修飾する」場合に使うということ。

これが関係詞の役割になります。

関係詞は大きく分けて、「関係代名詞」と「関係副詞」。

次回の記事で関係副詞をやりますので、この2つの使い道の違いを、次回の記事をお読みいただいて明確にしてください。

「関係副詞」のリンクを載せておきます。

では今回のまとめです。

まとめ1

関係詞を使うのは、SV(節)を使って名詞を修飾するとき。修飾する名詞と節の内容を合体させる。

まとめ2

関係詞の配置場所は、修飾する名詞の直後。

まとめ3

修飾する名詞の直後に「関係詞」を置いて、これから関係詞節が始まりますよ、という合図を出す。

まとめ4

関係詞は2種類。「関係代名詞」と「関係副詞」。

まとめ5

関係代名詞とは、関係詞節のなかで「主語や動詞・前置詞の目的語」として働く。

まとめ6

関係副詞とは、関係詞節のなかで「副詞」として働く。

まとめ7

関係代名詞を使うと、関係詞節の中に「アナ」ができる。つまり、主語や目的語がなくなる。それもそのはず、「まとめ5」の内容の通り。

まとめ8

先行詞が「人」 → 関係代名詞は「who」。

まとめ9

先行詞が「モノ・コト」 → 関係代名詞は「which」。

まとめ10

先行詞が「人・モノ・コト」 → 関係代名詞は「that」。

まとめ11

「who」「which」「that」の所有格 → 関係代名詞は「whose」。

「関係詞(1) 関係代名詞」の説明は以上です。

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