こんにちは、孤独なライターです(^^♪
今回の記事は、英語の前置詞を基本から解説していきます。
ということで今回の記事は
こういった方に向けた内容です。
もくじ
はじめに
日本語にはない英語特有の品詞、「前置詞」について解説いたします。
みなさん、前置詞を何個ぐらい知ってますか?前置詞は動詞のように無限にあるわけではなく、普通に使うものに絞れば30個くらいです💡種類はさほど多くないのですが、実は前置詞はそのときの文脈により、いろんな意味として使われます。日本人にとっては厄介な品詞なんですよね💦その傾向が著しいのが、超メジャーな前置詞、いわば基本前置詞なんです。前置詞の使い方は、場数を踏んで慣れていくしかない!がんばりましょう😉
- 前置詞の文法ルール
- 前置詞の勉強の仕方
ではまいります、レッツゴー✨
前置詞の基本
前置詞の大原則 「名詞」とセットになる
前置詞は、「名詞」とセットになって、「前置詞句」になる。
前置詞とは、「前」に「置」く「詞」です。
「何」の前か?
「名詞」の前です。
なので、「前置詞」の後には必ず名詞があります。
前置詞は、名詞とセットになって「句」を形成します。
「句」とは、「主語+動詞」がない2語以上の単語のまとまりです。
(「句」に関しては、以下のリンクで詳しく解説しております。)
では、「前置詞句」となって何になるのか?
答えは次の通りです。
「形容詞句」や「副詞句」になる
・「前置詞+名詞」→「形容詞句」or「副詞句」
・つまり、「修飾語句」となって何かを修飾する。
前置詞句は、「形容詞」「副詞」の役割になるので、何かを修飾します。
(「修飾」に関しては、以下の記事をみてください。)
・「形容詞」になる例
「The dog in the house is super cute. 」
「このお家にいる犬、最高にかわいいんだよ。」
「in the house」が、前置詞と名詞のまとまりです。
この場合は、形容詞句として名詞「The dog」を修飾しています。
犬は犬でも「この家にいる犬」と、説明を加えているわけです。
・「副詞」になる例
「There are three people in the house.」
「その家は3人家族です。」
「there構文」なので、形を変えれば
「Three people are in the house.」です。
「in the house」が、前置詞と名詞のまとまりです。
この場合は、副詞句として動詞「is」を修飾しています。
「存在する(is)」でも、「その家の中には」と、説明を加えています。
このように、「前置詞+名詞」のまとまりは必ず何かを修飾します。
「前置詞」か?「副詞」か?
前置詞は「副詞」の場合もある
・「副詞」になれる「前置詞」もある。
・すべての「前置詞」が「副詞」になれるわけではない。
前置詞の種類は30コくらいで、動詞のようにたくさんあるものでもありません。
ただし注意が必要なのが、前置詞がいつも前置詞なのかというと、そうではないという点。
前置詞は「副詞」として使われるパターンもあります。
それによく該当するのが、メジャーな前置詞、つまり「基本前置詞」です。
「in」「on」「by」「off」「over」「about」「through」など
ただしメジャーな前置詞(「at」「of」「from」など)でも、「副詞」にはなれないものもあります。
判断の基本 名詞とセットになるかどうか
副詞は、名詞と関係をもてない。
副詞ならば、名詞とくっつきません。
副詞は名詞を修飾できない詞ですからね。
そして副詞の場合は、よく「基本動詞」とセットになって動詞を修飾します。
これがいわゆる「句動詞」というやつです。
もし前置詞ならば、名詞とくっついて形容詞句や副詞句となって何かを修飾します。
では論より例文、ということでここでひとつ。
①「He got in the taxi.」
「彼はタクシーに乗った。」
②「The train got in.」
「電車が着いた。」
①は、「in」に名詞(the taxi)がくっついてるので、「in」は「前置詞」です。
②は、「in」に名詞がくっついてないので、「in」は「副詞」だと判断できます(動詞のgotを修飾)。
この2つの例文をみて何を思いましたか?
「get in」という同じ言葉でも、意味が全く違いますよね?
これは前置詞「in」が、「前置詞」として働くのか「副詞」として働くのか違いによって、基本動詞「get」の意味が変わってくるからです。
このように「基本動詞+前置詞」の意味は状況によって変わります。
前置詞の学習の基本
前置詞の意味をすべて覚えるのは不可能
同じ前置詞でも、そのときによって意味が変わる。
前置詞は、そのときの状況によっていろんな意味をもちます。
特にそれが顕著なのが、最も使われる基本的な前置詞。
「at」「to」「of」「for」「by」「on」「with」「over」など
では全ての意味を覚えなければいけないのか?
もちろん「答えはノー」です。
ではどうしていけばいいいかというと、それぞれの前置詞の「本質イメージ」をしっかりつかむことが大事になります。
前置詞の「コアイメージ」を覚える
前置詞との付き合い方のポイント。
「コアイメージ」をベースにして、その時に適した意味へと膨らませていく。
前置詞にはちゃんと「コアイメージ」というものがあります。
・「at」のコアイメージ → 「一点」
・「to」のコアイメージ → 「到達」
・「of」のコアイメージ → 「分離」
・「on」のコアイメージ → 「接触」
・「with」のコアイメージ → 「連結」
こういったメジャーな前置詞は、極論意味は無限大です。
すべての意味を暗記していられません。
シチュエーションで意味が変わります。
ですが、どんなシチュエーションにも通じる根本的なニュアンスというものがあります。
それが前置詞の「コアイメージ(本質的意味)」というものです。
コアイメージを覚えといて、そこからその状況にあった意味を導きだせばいいのです。
正直言って、これは簡単なことではありません。
長いこと訓練するしかありません。
このスタンスで、前置詞の学習をしていってください。
まとめ
- 前置詞は、必ず「前置詞+名詞」のセット。
- 「前置詞+名詞」で「句」となり、「形容詞句」や「副詞句」になる。
- 前置詞は、単体で「副詞」の場合もある。そのときは副詞だから、名詞とセットになることはない。
- 前置詞の学習の基本は、それぞれの前置詞の「コアイメージ」を知ること。
「前置詞」のルール・使い方についてみましたが、いかがでしたか❓
前置詞は動詞のように無限にあるわけではないのですが、シチュエーションによって意味が変わってくるので、一筋縄ではいきません。「for」や「by」のような基本前置詞は、日常でよく使われる基本動詞とくっついて、多様な意味になりますので、その1つ1つの意味を暗記していくだけでは、脳がいくつあっても足りません💦
そこでポイントになるのは、それぞれの前置詞の本質イメージをつかみ、そこから意味を膨らませていく、ということでしたね?これが基本的な、前置詞のアプローチになります。長い長いトレーニングが必要です、がんばりましょう✨
ー To the Finest Hour ー
・英語の「前置詞」がわからない。
・英語を基本から勉強したい。