こんにちは、孤独なライターです🎵
今回は「関係詞」の1つ、「関係代名詞」についてやっていきます。
今回の記事は
こんな方に向けた内容になります。
もくじ
はじめに
中学3年から習う分野ですが、中学英語の1つの山場であり、また高校英語となるともっと複雑になるので、英文法の中ではわりと難関です💦関係詞は2回に分けて記事を書きますが、みなさんに一番注目していただきたいのが、「なぜ関係詞を使うのか」「どういう時に関係詞を使うのか」というところ💡そういった疑問は、さっそく今回の記事のトップバッターで説明します。その内容を意識しながら関係詞の記事をお読みください🎵
- まずは関係詞とはなにか、関係詞の役割について。
- 関係詞は大きく分けて2種類 「関係代名詞」と「関係副詞」。
- 関係代名詞のポイント 「文中にアナが空く」ということ。
文中にアナが空くってどういうこと?どういう現象なのかに注目してください💡
では「関係詞」まいります、レッツゴー✨
関係詞とは?
「関係詞」の役割
「節(SVがある2語以上のまとまり)」を使って、「名詞を修飾する」ときに使うもの。
例えば
「I know a man.」
「ある男の人を知っているよ。」
「The man can speak English.」
「その男の人は英語を話せるよ。」
この2つの文を1つにまとめたい!
こういう時に活躍するのが「関係詞」なんです。
①②を「関係詞」を使ってまとめると
「I know a man who can speak English.」
「英語を話せる(ある)男の人を知ってるよ。」
この文中で関係詞は「who」。
「who」がその「左のSV」と「右のSV」を関係づけてます。
「関係詞」の役割は「文と文を合体させ、名詞を修飾する」ということ!
「関係詞」は中学英語から習いますが、つまずく生徒が多く、そういう点では「関係詞」は中学英語の山場だといえます。
でも、「関係詞」の役割をしっかり理解していれば大丈夫ですから。
関係詞節の配置場所は、修飾する名詞の直後!後置修飾!
関係詞節で修飾される名詞を「先行詞」という。
先ほどの例文③でいうと先行詞は「a man」。
「関係詞」は2種類
「関係代名詞」と「関係副詞」。
関係詞はほかにも「複合関係詞」とかありますが、中学英語・日常会話レベルでは「関係代名詞」と「関係副詞」でOKです。
もう一度繰り返します。
「関係詞」を使うのは、「文(節)と文(節)を合体させ、名詞を修飾する」ため。
「関係詞節」は、名詞を修飾するための、「形容詞節」。
今回の記事では「関係詞」の1つ、「関係代名詞」をこれから解説します。
関係代名詞の基本事項
関係代名詞とは?
「関係代名詞」とは、関係詞を使って名詞(先行詞)を修飾する際
関係詞節中で、「主語」「動詞の目的語」「前置詞の目的語」の位置に「本来」くるもの。
(この内容、この時点ではまだチンプンカンプンでしょう。)
じっくり解説します。
①「関係代名詞」=「関係詞節を使って」+「名詞を修飾するもの」
そして「関係代名詞」は、関係詞節内で「主語」「動詞の目的語」「前置詞の目的語」の位置にくるものだから
②「関係代名詞」=「関係詞節内で」+「名詞として働くもの」
とくに②は今覚えてください。
「関係副詞」と使い分けられるためにも、非常に重要な内容です。
関係代名詞は4種類
関係代名詞にも種類があり、先行詞によって使い分けられます。
つまり、関係詞を使って修飾される名詞の種類によって、関係代名詞が変わってきます。
「who」
修飾する名詞が「人」のときで、関係節内で「主格」として働く場合、関係代名詞は「who」を使います。
ちなみに「目的格」でも「who」はいけますが、より文法的に正しいのは「whom」です。
「which」
修飾する名詞が「人以外」「モノ」のときは、関係代名詞は「which」を使います。
「主格」だけでなく、「目的格」でも「which」です。
「that」
修飾される名詞が「人」「モノ」で、「who」「which」が適切でない場合、関係代名詞「that」を使うパターンもあります。
先行詞は、「人」ではなく「モノ」がほとんどです。
「who」「which」が適切でない場合ってなに?って話ですが、この記事で後程説明します。
「whose」
関係代名詞「who」「which」を使うとき、それが関係詞節内で「所有格」の位置の場合、関係代名詞「whose」を使います。
先行詞が「モノ」でも「whose」です。
ちなみに関係代名詞「that」の所有格はありません。
関係代名詞の特徴
関係代名詞を使って関係詞節をつくると、ある現象がおこります。
関係詞節内に「アナができる」という現象。
関係詞節内にあるべきはずの「主語がない」「目的語がない」現象。
「関係代名詞」自体が、関係詞節内の「主語」なり「目的語」になるから。
では例文を使って関係代名詞の特徴をみていきます。
主語の位置にアナがある
「I know a Japanese who can speak Spanish.」
「スペイン語話せる日本人知ってるよ。」
「who」が「can speak Spanish」の主語になっている。
先行詞は「a japanese」。
関係代名詞「who」が、左右の「SV」を関係づけてます。
はい、そして「can」の前に「主語」がありません。
アナが空いてます。
「who」が主語として働いているからです。
あるべきはずの「名詞」がないこと。
動詞の目的語の位置にアナがある
「This is the book which I read yesterday.」
「これは昨日読んだ本です。」
「which」が「read」の目的語になっている。
先行詞は「the book」で、「read」の目的語がありません。
ここにアナが空いています。
「which」が目的語として働いているからです。
「なんで「read」の目的語の位置に「which」を置かないのか?」
と思う人もいるかもしれませんが、できません。
先行詞の後に関係詞を置いて「これから関係詞節が始まりますよ」、という合図を出さなければならないからです。
前置詞の目的語の位置にアナがある
「This is the city which I live in.」
「ここは私が暮らしている町です。」
「which」自体が前置詞「in」の目的語になっている。
先行詞は「the city」。
前置詞「in」の目的語がありません。
アナが空いています。
関係代名詞「which」が「in」の目的語として働いているからです。
関係代名詞の例文
どこに「アナ」が空いているのかも注目してください。
「who」 → 先行詞が「人」
「I have a friend who teaches English.」
「英語の先生やってる友達いるよ。」
「who」と「teaches」の間にアナがあります。
「who」が主語の代役をしてます。
「The girl who I met on the bus yesterday is my girlfriend.」
「昨日バスに乗ったとき会った女の人は、ぼくの元カノです。」
「met」と「on」の間にアナがあります。
「who」が「met」の目的語の役割をしてます。
「which」 → 先行詞が「モノ」
「I read a book which was one of the best selling books last year.」
「去年ベストセラーの本読んだよ。」
「which」と「was」の間にアナがあります。
「which」が主語の働きをしてます。
「The pen which I bought last week was a defective product.」
「先週買ったペンは不良品だったよ。」
「bought」と「last」の間にアナがあいてます。
「which」が「bought」の目的語の働きをしてます。
「that」 → 先行詞が「人」「モノ」
先行詞はほぼ「モノ」に限ります。
「先行詞が人なら「who」、モノなら「which」を使えばいいのでは?」
という疑問を持った方もいるのではないかと思います。
しかし、「that」でなければならないこともあります。
①先行詞に、特定の1つのモノという意味が含まれている場合。
②先行詞に、「no」「every」「all」といった「全・無」の意味が含まれる場合
②先行詞が、「人」+「モノ」の場合
①の例文
「You are the only person that praise me. 」
「ぼくを褒めてくれるのはきみだけだよ。」
②の例文
「This is all that I can give you.」
「これがきみにあげれる全てだよ。」
③の例文
「Please, tell me about the people or things that have influenced your life.」
「あなたの人生に影響を与えた人やモノを教えてください。」
「whose」 → 先行詞は「人」「モノ」関わらずなんでも
関係代名詞「who」「which」の「所有格」。
「I know a man whose wife is beautiful.」
「きれいな奥さんをもつ(ある)男性を知っていますよ。」
先行詞は「a man」で、関係代名詞は所有格の「whose」です。
「a man」の「wife」ということで、「関係代名詞」は「関係代名詞の所有格」の「whose」です。
まとめ
- 「関係詞」を使うのは、SV(節)を使って名詞を修飾するとき。
- 「関係詞」は、修飾する名詞と節の内容を合体させる。
- 関係詞は2種類。「関係代名詞」と「関係副詞」。
- 「関係代名詞」とは、関係詞節のなかで「主語や動詞・前置詞の目的語」として働く。
- 「関係代名詞」を使うと、関係詞節の中に「アナ」ができる。
関係詞とはどういうときに使うのか、把握できましたか?とにかく重要なことは、関係詞を使うのは「SV(節)を使って、名詞を修飾する」場合に使うということ。これが関係詞の役割になります💡関係詞は大きく分けて、「関係代名詞」と「関係副詞」。次回の記事で関係副詞をやりますので、この2つの使い道の違いを、次回の記事をお読みいただいて明確にしてください🎵
「関係副詞」のリンクを載せておきます。
「関係詞(1) 関係代名詞」の説明は以上です。
― To the Finest Hour ―
・英語学習初級者
・関係代名詞が全然つかめない、ルールも全くわからない。