こんにちは、孤独なライターです🎵
今回の記事も引き続き、具体的に助動詞をみていきます。
以前の「助動詞」の記事は以下のリンクをみてください。
今回登場する助動詞は
もくじ
はじめに
前回の記事で学習した助動詞と違って、今回扱う助動詞は「過去形がないこと」と、「完全な助動詞ではないけど、助動詞相当のもの」が出てきます💡前回の助動詞よりはマイナーなものばかりですが、普通に日常会話に出てきそうなものばかりですので、覚えていただきたいと思います。いずれ助動詞(相当)ですので、それぞれの基本イメージがあります。
「should」「shall」「had better」は、「アドバイスする」という共通の意味がありますが、その強さ具合が異なったりと、少しニュアンスが変わってきますので、そのあたりも留意しながら似てる助動詞を比較しつつ、基本イメージをつかんでいってください。
ではまいります、レッツゴー✨
「should」「ought to」
「進むべき道」
「should」には「過去形」はない。
アドバイス(~すべきだ)
「You should study English harder.」
「キミはもっと英語を勉強するべきだ。」
「するべきだ」と「進むべき道」をアドバイスしています。
一番ポピュラーな「should」の使い方です。
確信(~なはずだ)
「That should be OK.」
「それで問題ないはずだ。」
万が一(仮定法)
「Should you have any problems, just let me know.」
「問題があったら、わたしにお知らせください。」
shouldの特殊な使われ方です。
ought to について
「ought to」は「should」と同じ意味で使われます。
「He ought to know the truth.」
「彼は真実を知るべきだ。」
「shall」
「進むべき道」
コアイメージは「should」と同じだが、「should」よりも強さが増す。
相手の意向を訊く
「Shall I open the window ?」 → 「申し出る」
「窓を開けましょうか?」
「Shall we dance ?」 → 「提案」
「踊りませんか?」
「私(たち)」の「進むべき道」を提示して、相手の意向に完全に従うイメージです。
確信(~なはずだ)
「We shall fight on France.」 by Winston Churchill.
「我々はフランスで戦うことになるはずだ。」
「Should」よりも強い確信を表します。
法律・契約書など
「A shall pay the sum of ten thousands yen by the end of every month.」
「Aは毎月の末日までに、10000円支払わなければならない。」
「had better」
「緊迫感」
「had better」は正式な助動詞ではありませんが、助動詞相当の使い方をします。
「had better」+「動詞の原形」
「had better」+「not」+「動詞の原形」
忠告・命令
「You had better get away from here immediately」
「今すぐにここを脱出するべき。」
「should」と同じく「~すべきだ」という意味ですが、「had better」のほうが「緊迫感」が強いので、「本当に~するべきだ」と強い意味になるのです。
強いアドバイス(~したほうがよい)
主語が一人称(I , we)の時に使われることが多いです。
「We had better eat something.」
「オレたちほんと何か食べたほういいよ。」
「You had better not do such a thing !」
「あんた絶対にそんなことしないほうがいい!」
もう一度言います。
「should」よりも「緊迫感」が強いのが「had better」。
「need」
「必要」
そのまんまです。
基本イメージってほどでもないですが、「need」の意味は「必要」。
「need」は動詞としても、助動詞としても使えます。
でも助動詞として使うことはあまりありません。
そして助動詞として「need」に過去形はないので、過去の文にするときは、「動詞」として用い「needed」とします。
動詞として
「You don’t need to worry about it.」
「それに関して心配する必要はない。」
助動詞として
「You needn’t worry about it.」
「それに関して心配する必要はない。」
「used to」
「現在」と「過去」との対比
助動詞相当のフレーズで、「以前は~だった」という意味を表します。
「I used to go fishing when I was a child.」
「子供のころ、釣りに行ったものだ。」(過去の習慣)
「There used to be a bank here.」
「以前はここに銀行があった。」(過去の状況)
「dare」
「あえて~する」「思い切って~する」
「need」と同様に「助動詞」かつ「動詞」で使われます。
動詞として
「I must dare to fight against him.」
「勇気をもって彼と対決しなければならない。」
助動詞として
「Dare you kiss her ?」
「彼女に接吻する勇気あるかい?」
まとめ
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以上で助動詞に関する内容は終了となりますが、みなさんいかがでしたか?
とにかく助動詞の「文法的使い方」と、助動詞の「基本イメージ」を知ることは必須です。
私のブログで扱ったもの以外にも助動詞(相当)があるかもしれませんが、このブログで出てきた助動詞だけで十分です。
では今回のポイントをまとめます。
「should」の基本イメージは「進むべき道」。そこから「~するべきだ」「~なはずだ」という意味へと広がっていく。また仮定法として「万が一」という意味もある。過去形はない。
「ought to」は「should」と同じ意味。「ought to」も過去形はない。
「shall」の基本イメージは「進むべき道」。「そうするしかない」という意味が「should」よりも強い。「もう道は1つしかないよね」というイメージ。
「had better」の基本イメージは「緊迫感」。「~するべきだ」という意味があり「should」とかぶるが、「had better」のほうが「緊迫感」があり、より強いアドバイス(=忠告)になる。
「need」は助動詞・動詞として使えるが、動詞として使われることのほうが多い。助動詞としての「need」には過去形がない。動詞としてなら過去形にできる。
「used to」の基本イメージは「現在と過去との対比」で、「以前は~であった」という意味。過去の状況や習慣を言い表す。だからすでに形が過去形になってる。
「dare」は「need」と同じく、助動詞・動詞で使える。「あえて~する」「思い切って~する」という意味。
今回は以上です。
― To the Finest Hour ―
「should」「ought to」「shall」「had better」「need」「used to」「dare」