こんにちは、孤独なライターです🎵
今回の記事は、時制の1つ「進行形」です。
もくじ
はじめに
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「進行形」と聞くと「現在進行形」という言葉を想像するのではないでしょうか❓まれにですが、我々の日常会話でも「現在進行形」という言葉を使ったりしませんか?「現在進行形で恋してるんだよね~」っとか、「今も続いてるよ~」みたいなニュアンスで。
しかし英語の世界では、進行形といっても現在のことだけでなく、「過去進行形」や「未来進行形」、さらには「過去完了進行形」もあり、「進行形」とつく文法用語もまだまだあるのです💡
では一体、「進行形」の本質はなんなのか?これを本記事でみていきます。
- 「進行形」の本質について。
- 「進行形」で表現できること。
ではまいります、レッツゴー✨
進行形とは?
進行形=「まだ終わっていないが近い未来に終わる」
進行形にも、いろんな使い方がありますが、基本的に進行形は「ある動作が始まって、まだ終わっていないが、近い未来には終わる」ことを表現するものです。
ここが「基本時制(現在形・過去形)」や「完了形」と違う点です。
①「He is playing tennis now.」
「彼は今テニスをしている。」
②「I was studying English at 7 P.M. yesterday. 」
「昨日の朝7時、英語を勉強していた。」
①は、「今の時点」で、「テニスをする行為」は始まっていますが、まだ終わっていません。そして、そのうち終わるものです。
②は、「昨日の朝7時の時点」で、「勉強をする行為」は始まっていますが、「その時点」ではまだ終わっていません。そして、そのうち終わります。
なので、進行形では表せない内容もあります。
③「太陽は東から昇るものだ。」(不変の真理)
「The sun rises from the East.」
④「彼は毎日ジョギングをする。」(習慣)
「He jogs every day.」
例えば「不変の真理」や「習慣」の内容は進行形にできません。
なぜなら、「習慣」はそのうち終わるものでもありません。
いつかは終わるかもしれませんが、しばらくは終わりません。
さらに「不変の真理」は、絶対に変わるものではありません。つまり「終わるもの」では
ありません。
「太陽は東から昇る」ものであって、「明日は西から昇る」ものではありえません。
とくに「現在形」と「現在進行形」は違うと思ってください。
進行形の公式
「進行形」=「be動詞」+「動詞の-ing」
細かく言えば、進行形の公式は「be動詞」+「現在分詞(動詞の-ing)」です。
「~している(現在分詞)状態だ(be動詞)」が、進行形の直訳になります。
(英語初級者は「現在分詞」を知らなくてもかまいません)
この場合、本当の動詞は「be動詞」であり、「動詞の-ing」は動詞ではありません。
ですが、いちいちこう考えると面倒くさいので、「be+動詞の-ing」で1つの動詞と考えてください。
「He is running.」
「彼は走っている状態だ。」→「is」だけを動詞とした訳
こう考えるのではなく
「He is running.」
「彼は走っている。」→「is running」を1つの動詞とした訳
このように、進行形の動詞は「be doing」と考えてください。
進行形のコアイメージ
「進行形」=「途中」「躍動感」
「まさにそのときしている最中」ということなんで、「していることは終わっていない」ということです。
そして「いずれ近い未来に終わるだろう」ということを暗に意味します。
そこから、「進行形とは?」を一言で表現すると、「途中」といえます。
「~している途中なんだよ」ということで、「躍動感」があります。
ということで、「進行形」=「途中」「躍動感」、これがコアイメージです。
主な進行形
現在進行形
現在は現在でも、「現在進行形」は、「今まさにこの瞬間」のことを表現します。
「My father is taking a bath now.」
「父は今お風呂に入っています。」
「The bus is coming.」
「バスが来ます。」
「He is being strange.」
「彼は変なことをしている。」
もちろん過去のことでも未来のことでも、進行形を使うことはよくあります。
過去進行形
「be動詞」が過去形になった進行形です。
「過去進行形」だと、「過去のある時点で、まさにその瞬間」ということです。
「I was playing video games when my mother came home.」
「お母さんが帰ってきたとき、ボクはテレビゲームをしていた。」
「I was having dinner at 9 P.M. yesterday.」
「昨日の午後9時は、夕食を食べている最中でした。」
「I was having a stomachache all day long yesterday.」
「昨日は一日中お腹が痛かった。」
未来進行形
「will be doing」の「未来進行形」です。
「未来のある時点で、まさにその瞬間」ということです。
「They will be heading for Tokyo Station at this time tomorrow」
「彼らは明日の今頃、東京駅に向かっているでしょう。」
「I will be pretending to study when my father comes home today.」
「今日父が帰ってくる時、ボクは勉強をするふりをしているでしょう。」
「A week later, I will be giving a presentation at a company meeting.」
「一週間後、わたしは会社のミーティングでプレゼンをすることになっている。」
進行形で表現できること
どの表現でも基本イメージは「途中」「躍動感」。
現在進行中の動作について
これが一番わかりやすい進行形の使い方です。
「He is studying English.」
「彼は英語を勉強中です。」
もしこの文を「現在形」にすると、「彼は習慣的に英語を勉強する。」ということになってしまいます。
「進行形」にすることで「今まさに英語を勉強している」という、「目の前のことに焦点をあてた」内容になります。
そして、その「英語を勉強しているという動作はいずれ終わる」ことを暗に言っております。
「She was playing the guitar when her mother came home.」
「彼女のお母さんが帰宅したとき、彼女はギターを弾いていた。」
「彼女のお母さんが帰宅した」という「過去のその瞬間」に、「彼女はギターを弾いている最中だった」ということです。
短期間
例えば「~に定住している」のではなく、「出張などで一時的に滞在している」といったことも「進行形」を使います。
「一時的なのですぐ終わるが、今は一時的に滞在してるよ」ということです。
「I‘m living in Tokyo now.」
「今東京に滞在中です。」
もし「現在形」だとしたのようになります。
「I live in Tokyo.」
「東京に住んでます」(定住)
一時的な状態(態度)
次の2つの文を比べてみましょう。
①「He is stupid.」
②「He is being stupid.」
さぁ、どうでしょう?
①は簡単ですね。
「彼はおろかな人間だ」です。
問題は②。
「彼はおろかなことをしている。」という意味になります。
この2つの違いわかりますね?
(2)は「進行形」なので、「stupid」に「躍動感」がでるために、「愚かなことをしている」という一種の行動を表すのです。
近い未来
「I‘m leaving for USA.」
「アメリカに渡航する予定です。」
近い未来のことなので「アメリカに向けて出発する」、という気持ちがあふれていることが「躍動感」によって表現されています。
「出発する」という動作は終わっていないのも、進行形の本質に通じております。
このように、「進行形」は「途中」なので
近い未来の「予定」にも進行形を使うことができる。
これ盲点です。
「いつも~ばかりしている」
この場合、進行形に「always(いつも)」や「constantly(絶え間なく)」がくっついてることが多いです。
「He is always complaining about others.」
「彼、いつも人の愚痴ばっかり言ってるよね。」
「My mother is constantly storming at me.」
「オレの母さん、いっつもオレにガミガミ言ってくるんだよ。」
まとめ
- 進行形の公式 「be動詞 + 現在分詞(=doing)」
- 進行形のコアイメージ 「途中」「躍動感」
- 進行形 「短期間」「一時的な状態・態度」「近い未来の予定」を述べるときにも使う
以上、進行形についてみてきました。一般的に知られている進行形といえば、現在進行形で「いま………している」という意味になるのはよく知られています。しかし「現在進行形」であっても、それ以外のシチュエーションで使えるパターンがあることをみてきました。でも全てのパターンには、進行形の本質「途中」「躍動感」が表れています💡
最後に「時表現」の関連記事のリンクをのせておきます。
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